ASTERIA Warp導入事例：
株式会社カクイチ

株式会社カクイチ

内製スマホアプリとSaaSを連携しペーパーレスを実現

[株式会社カクイチ]

業種：: 卸売業，小売業
利用シーン：: クラウド連携
連携製品：: Box, Platio

Slack,Box,Platioなどのクラウドサービスを活用し伝票作成をスマホで完結

株式会社カクイチが展開する事業は、ガレージ・倉庫・物置製品の製造販売、土木・工業・農業・園芸用樹脂ホースの製造販売、鉄鋼二次製品の販売、ミネラルウォーターの製造販売、環境・健康事業、ホテル事業など多岐にわたる。特に近年注力している事業のひとつがアクアソリューション事業だ。アクアソリューション事業は、農作物の成長促進、収穫増などの効果があるナノバブル水を生成する装置の提供を中心に、農家の生産性向上を支援する事業で、全国で1,215名以上の農家が利用している(2019年12月現在)。
アクアソリューション事業立ち上げ時に既存事業のやり方を見直し、より業務が効率的に行えるよう検討した結果、伝票作成を紙ベースからスマホで完結する仕組みを取り入れ、その仕組みに対応可能な見積システムを新規導入することとなった。

紙ベースの伝票
既存事業では伝票を紙で作成し、システムへ転記を行っていた。1案件に対し5枚伝票を作成する必要があり、作成や転記作業に手間がかかっていた。
データの一元管理
受注情報、出荷情報、設置情報などのデータを独立で管理していたため案件ごとの関連性がなかった。抜け漏れが発生した場合、欠如しているデータを特定することが困難だった。
Slackへの投稿
データ確認用のインターフェースとしてSlackを利用。案件ごとにチャンネルを作成しているため、チャンネル管理や投稿自体の手間がかかっていた。

スマホアプリとリアルタイム連携
スマホアプリをノーコードアプリ作成ツール「Platio」で内製。作成したPlatioアプリでの各種報告を検知して自動連携。現場で報告すると見積システムにリアルタイムに反映。
1.5か月で短期開発を実現
スマホアプリ開発と並行しながら連携処理を開発。スマホアプリから連携処理までノーコードの高速開発が可能なためアジャイル開発を実現。
Box/Platioアダプターの利用
APIを知らなくてもサービスとの連携ができる”アダプター”を利用することでGUIで簡単に開発が可能。処理単位でアイコン化されているためエラー箇所の特定も容易。

ペーパーレス化を実現
Platioアプリを利用し伝票のペーパーレス化を実現。また、案件ごとにデータの関連性を持たせることでデータの整合性を担保。見積システムとPlatioアプリをシームレスに連携することで転記作業もゼロに。
Slack・Boxとの連携
Platioアプリで報告するだけで、設置した装置の写真・位置情報等のデータをSlackで通知しBoxへバックアップを保存。投稿以外にもチャンネル作成やピン留めなどの設定も自動化。
Boxアダプター利用によりAPI利用料が不要
アイ・エス・アイソフトウェアー社製BoxアダプターはBox社エコソリューション制度の認定を受けており、APIコールを非課金で利用可能。

ASTERIA Warp選定理由

豊富な連携アダプター
PlatioアダプターやSlackアダプター、Boxアダプターなどクラウドサービスのアダプターが豊富に存在。
わかりやすいUI
エンジニアでなくても処理内容の把握がしやすく保守性が高い。
サポートの充実さ
国産ソフトウェアのためサポート対応が充実している。

今後の予定

他事業への展開
メインフレームのリプレイスに伴うデータ移行や移行後の周辺システムとの連携
Google ドライブなどクラウドサービスとのさらなる連携

システム概要図

お客様から一言
ASTERIA WarpのココがGood！

ASTERIA Warpは、社内システム、パッケージソフト、クラウドサービスなど、いろいろなシステムと連携できるのでアクアソリューション事業以外でも全社的に利用しています。特にBoxやSlackは協力会社とのやり取りや案件管理など様々な場面で使うサービスなので、他システムと連携できるとより便利に運用することができます。
連携システムは外注する場合も多いのですが、ASTERIA Warpの開発経験が豊富なパートナーも多く依頼しやすいです。
RPAとしての使い方も出来ますので、今後さらにASTERIA Warpの適用範囲を広げていきたいと思います。経営統轄本部情報システム部　(左から)篠原様、松山様