ニュースプレスリリース

インフォテリア、世界初のBeOS用XMLエンジンを開発

BeOS*1のマルチメディアネットワーク環境を支える重要技術が充実

報道発表資料
1998年12月5日
インフォテリア株式会社

インフォテリア株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:平野洋一郎)は、1998年12月5日*2、同社の高性能XMLエンジンiPEX*3(アイペックス)のBeOS版である「iPEX for BeOS」を開発し、1999年第1四半期中に提供を開始することを発表しました。iPEX for BeOSは、世界初のBeOS用XML処理エンジンであり、BeOS用アプリケーションのXML対応を促進することにより、マルチメディアネットワーク環境におけるBeOSの適用領域を広げます。

米国Be社の開発支援担当副社長のFrank Boosman氏は、「Infoteria’s iPEX is a great addition to the BeOS family of products. iPEX will help our third-party developers bring XML-enabled software products to market. XML, or eXtensible Markup Language, enables content developers to create customized markup languages for exchanging information in their area of expertise, such as music or video production. iPEX is an important addition to our concept of a specialized operating system targeted at digital media creation.」*4と語り、iPEX for BeOSのBeOS環境での重要性を述べられました。

インフォテリアの平野洋一郎社長は、「BeOSをiPEXの対応環境に加えることは大変意義深いことです。来るべきマルチメディアネットワーク時代には、BeOSはその地位を確立し、XMLはネットワーク上のデータを交換するためのキーテクノロジーとなっているでしょう。iPEX for BeOSは、あらゆるBeOS用アプリケーションを簡単にXML対応にすることができます。それによって、ユーザーは、インターネット上のマルチメディアデータをBeOS上で処理したり、BeOS上で制作したマルチメディア作品をインターネット上で共有することが容易になります。ユーザーは、データ交換の制約のために使用するOSを制約されるということなく、目的に最適のOSを選ぶことができるようになるのです。」と語りました。

iPEXは、XML処理に必要な機能を網羅しており、アプリケーションソフトウェアに組み込むことで、そのソフトウェアを簡単にXML対応にすることができます。iPEXは、下記のような特長をもち、ライブラリ形式で提供される予定です。

>XML処理に必要な機能を網羅 (読込み、解析、編集、保管)
>ハイパフォーマンス (C++による実装)
>DOM (CORE) Level 1*5(W3C勧告) 準拠
>アプリケーションでの実装を容易にする拡張インターフェイス
>Namespaces for XML*6 (W3C勧告) 対応
>ソースコードの提供

iPEX for BeOSは、BeOS Release 4.0J (Intel版)以上で稼働し、1999年第1四半期中に出荷を開始する予定です。

米国Be社は、Jean-Louis Gasse氏が1990年に創立したソフトウェア会社で、次世代のデジタルコンテントやメディアデザインツールのための新しい基盤の構築に注力しています。米国およびヨーロッパの著名なエンジニアと経営陣とともに、既存のコンピュータアーキテクチャの限界を取り去り、新しいレベルのプライスパフォーマンスを提供していきます。

インフォテリア株式会社は、国内初のXML専業ソフトウェア会社として、1998年9月に設立されました。インフォテリアは、先進のXML技術をベースに、XML普及を促進するソフトウェアコア部品製品、企業間やエレクトロニックコマースでのデータ交換をXMLベースで行なうためのツールとサーバー製品などを提供していきます。


用語説明/注釈

*1:BeOS(ビー オーエス) 米国Be社が開発した、マルチメディアに特化した新しいオペレーティングシステム。「メディアOS」というコンセプトのもと、過去のしがらみに縛られることなく、先進の技術を開発の当初から取り込み、デジタルマルチメディアを快適に利用できるOSとして設計、開発された。
◎参考情報:www.be.com
*2:1998年12月5日 日立製作所FLOLA Prius 330J BeOS搭載モデルの発売日。BeOS Release 4.0Jが最初に世に出る日となる。なお、BeOS Release 4.0Jパッケージ版の出荷は、12月19日の予定。
◎参考情報:FLORAcity.hitachi.co.jp/be
*3:iPEX(アイペックス) Infoteria Processing Engine for XML の略。
◎参考情報:www.infoteria.com/jp/product/ipex/
*4:Frank Boosman氏のコメントの抄訳 「インフォテリアのiPEXにより、BeOS対応製品にすばらしい製品が追加されることになります。この製品により、(BeOSの)サードパーティ開発者はXML化されたソフトウェアを提供できるようになります。コンテント開発者は、XML (eXtensible Markup Language) により、音楽やビデオなどの作品を交換するための特別なマークアップ言語のカスタマイズが可能になります。つまり、iPEXは、デジタルメディア制作に特化したオペレーティングシステムという我々のコンセプトを広げる重要な製品です。」
*5:DOM Level 1(ドム レベル ワン) W3Cで1998年10月に勧告された、ドキュメントオブジェクト(例:XMLで記述されたデータ)を扱うためのアプリケーションインターフェイス仕様。現在は、各アプリケーション毎にドキュメントオブジェクトの扱い方が異なるが、今後は、Internet Explorer、Netscape Navigatorを始め、DOM準拠の仕様となる。
◎参考情報:www.cypress.ne.jp/teramoto/misc/dom1/cover
*6:Namespaces in XML(ネームスペース) W3Cで近日中に勧告予定のXML関連仕様。従来1つのDTDで定義しなければならなかった文書定義を、XMLデータの一部において他のDTDを借用したり、DTD以外の拡張定義(スキーマ定義)を行なうことができるようにする。
◎参考情報:www.w3.org/TR/PR-xml-names

※Be および BeOS は、米国Be Incorporatedの登録商標です。

以上
日時:1998年12月05日 11:00