ニュースプレスリリース

インフォテリア、新製品XML Solution Componentsを発表

XMLソリューションの開発を促進するコンポーネント製品群

報道発表資料
1999年3月9日
インフォテリア株式会社

インフォテリア株式会社(本社:東京都大田区、社長:平野洋一郎)は、1999年3月9日、XML (eXtensible Markup Language)ベースのソリューションシステム構築を容易にするコンポーネント製品群「XML Solution Components (エックスエムエル ソリューション コンポーネンツ)」の開発計画を発表しました。各企業やシステムインテグレータは、XML Solution Componentsのコンポーネントを組み合わせて使用することで、XML ベースのソリューション開発を短期化、低コスト化することが可能になります。

株式会社大塚商会代表取締役社長の大塚実氏は、「株式会社大塚商会では、全国縦断の実践ソリューションフェアや各地区でのセミナーで企業におけるソリューション提供に注力してきました。さらにXML/ECソリューション推進の専任部署を新設しXMLベースのソリューションビジネスを展開しております。その中で、インフォテリア社のXML Solution Componentsは、XMLのエキスパートでないエンジニアでも、各コンポーネントを結合することでXMLベースのソリューションを構築できる画期的なツールとして、今後、積極的に展開をしていく予定です。」と述べられました。

XML Solution Componentsは7つのコンポーネントからなるソフトウェア製品群で、XMLを基盤とした企業やインターネットのソリューションの構築を大幅に簡略化します。例えば、「iOracle」では、XMLデータをオラクルデータベースに保管したり、オラクルデータベースのデータをXMLファイルとして取り出したりすることが可能です。また、例えば、「iHTML」では、XMLファイルをHTMLファイルに変換できるため、最新のブラウザが導入されていない環境でも、XMLシステムのメリットを享受することができるようになります。

XML Solution Componentsは、ターゲットソリューションに合わせて、各コンポーネント毎に単独の製品として購入することが可能です。各製品は、実行形式、Windows COM形式、またはC++ライブラリ形式のモジュールで提供されます。各製品は、1999年5月から7月にかけて順次出荷される予定です。また、各製品の英語版は、日本語版の出荷から60日以内に出荷される予定です。各製品の価格は未定です。

なお、1999年3月11日からXML Solution Componentsの構成製品の1つである、「iHTML」の実行形式ベータ評価版を、インフォテリアのウェブサイトからダウンロードして試用することが可能になります。

インフォテリア株式会社は、国内初のXML専業ソフトウェア会社として、1998年9月に設立されました。インフォテリアは、先進のXMLテクノロジーをベースに、XML普及を促進するソフトウェアコア部品製品、企業間やエレクトロニックコマースでのデータ交換をXMLベースで行なうためのツールとサーバー製品などを提供していきます。


XML Solution Components製品内容 (ABC順)

iAccess Microsoft Accessのデータベースデータ(MDB)をXML形式で取り出す。条件指定(Query)可能。XMLデータをMicrosoft Accessに格納する。
iHTML XMLデータとXSLによる生成規定からHTMLデータを生成し、従来のブラウザでXMLデータを表示可能にする。
iMessage POP3, IMAP4のメールボックスに届いたXMLメッセージをピックアップし処理モジュールに渡す。XMLファイルをSMTPにより送信する。本文による送信、添付ファイルによる送信を選択可能。
iNotes ノーツデータをXMLとして取り出す。添付ファイル、画像データの取り出し(GIF, JPEG, PNG)も可能で、そのデータへのリンクをXlink形式でXML文書内に挿入することもできる。
iOracle OracleのデータベースデータをXML形式で取り出す。条件指定(Query)可能。XMLデータをOracleに格納する。
iPad XML データの入力、編集を行なう。個別ソリューション用にカスタマイズした編集画面を作成可能。XML インスタンスのTree表示モジュール、DTDのツリー表示モジュール、属性プロパティーウインドウ、レコード表示モジュールなども含む。
iRule ルール定義により、XMLデータの抽出、加工、スキーマ変換を行う。例えば、異なる文書定義(DTD)による複数のXMLデータを単一の文書定義(DTD)によるXMLデータに統一することができる。

以上
日時:1999年03月09日 11:00

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