インフォテリア、Linux版、BeOS版の高性能XMLエンジン「iPEX」を出荷開始

XMLソフトウェアのマルチプラットフォーム展開を推進

インフォテリア株式会社（本社：東京都大田区、平野洋一郎社長）は、1999年4月8日より、高性能XML^*1処理エンジン「iPEX」（アイペックス）Linux^*2対応版およびBeOS^*3対応版の出荷を開始しました。また、それぞれの製品の英語版を4月14日から出荷開始します。iPEXは、XMLの処理に必要な機能を網羅したソフトウェアで、企業情報システムやパッケージソフトウェアのXML対応を容易にすることで、その開発コストを大幅に削減し、開発期間を短縮します。

iPEXは、1998年10月にW3C^*4より勧告された「DOM Level 1」^*5や1999年1月にW3Cから勧告された「Namespaces in XML」^*6などのXMLの最新技術にも対応し、そのWindows対応版は既に国内で10社以上の採用実績を誇る、高性能XML処理エンジンです。iPEX Linux対応版は、ソフトウェアメーカー製のXMLエンジンとしては世界初、また、iPEX BeOS対応版は、フリーウェアなどを含めても世界で唯一のBeOS用XML処理エンジンとなります。この２つの製品は、C++のライブラリとして提供され、企業情報システムやパッケージソフトウェアに直接組み込んで使用することが可能です。なお、両製品の評価版を、インフォテリア株式会社のウェブサイト上で公開しました。

iPEXの価格は、製品本体が20万円（英語版1,800米ドル）、開発者ライセンスが開発者１名につき2万円（英語版180米ドル）です。ソリューション構築やパッケージソフトウェア開発のための「プロフェッショナル・エディション」は、iPEX製品本体、iPEXのソースコード、ホットフィックス（顧客のリクエストによる個別対応）、10開発者ライセンスを含み、200万円（18,000米ドル）で提供されます。また、iPEXは、ソフトウェアに組み込む形での再販も可能で、再販時のランタイムライセンス価格は1本あたり200円∼2,000円（英語版1.80∼18米ドル）となります。

インフォテリア株式会社は、国内初のXML専業ソフトウェア会社として、1998年9月に設立されました。インフォテリアは、先進のXMLテクノロジーをベースに、XML普及を促進するソフトウェアコア部品製品、企業間やエレクトロニックコマースでのデータ交換をXMLベースで行なうためのツールとサーバー製品などを提供していきます。

用語説明／注釈