ニュースプレスリリース

インフォテリアが開発した「XML Server for Domino 1.0」をロータスが発売

「ドミノ」と「XML Server 」をベースとするXMLソリューションビジネスを積極的に展開

報道発表資料
1999年6月7日
ロータス株式会社
インフォテリア株式会社

ロータス株式会社(本社・東京都品川区、代表取締役社長・安田 誠)とインフォテリア株式会社(東京都大田区、代表取締役社長・平野 洋一郎)は7日、インフォテリアが開発した新製品「Infoteria XML Server for Domino 1.0」を、ロータスが独占販売権を獲得し、7月1日から販売開始することを発表しました。「XML Server for Domino」は、「ロータス ノーツ/ドミノ」上のデータをXML形式に変換して、社内外との情報交換・蓄積を行うためのサーバーソフトウェアです。XMLは、インターネットによる企業間データ交換(EDI)や電子商取引などのための標準フォーマットとしてグローバルな普及が見込まれており、「XML Server for Domino」の発売によって、世界で数千万の企業ユーザーに利用されている「ノーツ/ドミノ」を核とするXMLソリューションの構築が可能になります。「XML Server for Domino」の標準価格は、1サーバーあたり2,400,000円(税別)で、全国のロータスビジネスパートナーを通じて販売されます。なお、12月末日までは、発売記念として1年間のメンテナンス契約を無償添付して販売されます。

「XML Server for Domino」は、「ロータス ノーツ/ドミノ」を利用している企業が、既存のシステムとデータをそのまま活用しながら、XML形式でデータを保存したり外部とデータ交換を行うことを可能にします。ノーツのデータをXMLファイルへ変換することで、「ノーツ/ドミノ」を企業内および企業間のデータ交換・保存のためのオープンなプラットフォームへと拡張することができます。XMLをデータフォーマットとして使用することにより、相手先が「ノーツ/ドミノ」のシステムを利用していなくても、意味情報も含めたデータ交換を行えます。また、オンライン情報を「電子証憑書類」として求められるフォーマットに変換して保存することができます。一方、XMLデータ作成のフロントエンドとして「ノーツ/ドミノ」を利用することで、作成・更新時におけるワークフローの構築やセキュリティ管理などが柔軟に行えます。

なお、ロータスでは「ノーツ/ドミノ」とXMLによる業務システム構築へのニーズへ対応するため、ビジネスパートナー各社と協力して、XMLを活用したシステム構築やコンサルティングをトータルに提供するサービスを開始し、「ノーツ/ドミノ」と「XML Server for Domino」による実用的なXMLソリューションの普及・浸透を図ります。

インフォテリアが提供する「XML Server for Domino」は、既存のサーバー上のデータを簡単な手順でXMLに変換・活用するためのXML Serverシリーズの第一弾製品です。今後「ノーツ/ドミノ」以外のデータベース製品についても順次対応していく予定です。

「XML Server for Domino 1.0」の特長は以下の通りです。

GUIによるわかりやすい設定画面

ノーツデータベースのデータをXMLへ変換するための設定方法は大変わかりやすく、提供されるGUI上でDTD (Document Type Difinition:文書構造定義)とノーツのフィールドのマッピング(関連づけ)を行うだけです。指定されたフォームやフィールドのみをXMLに変換することも可能です。

柔軟なDTDをサポート

変換するXMLの形式としては、あらかじめ業界や企業間で定められた特定のDTDに適合させることも、あるいは、ノーツのデータベース設計を基にDTDを自動生成することも可能です。

HTTP、SMTPのプロトコルをサポート

HTTPサーバーを経由してXMLデータを配信するだけではなく、SMTPサーバーを使用して特定の宛先にXMLデータをメッセージとして送信することができます。これにより外部とのトランザクション処理を自動的に行うことができます。

画像・添付ファイルの保存・利用が可能

ノーツ/ドミノで記述された画像データは、JPEG、PNGまたはGIFの任意の形式で個別に取り出すことができるほか、添付ファイルもそのままの形式で取り出せます。画像や添付ファイルデータは、指定のフォルダに保存できます。

ドミノとは独立したサーバーとして稼動

「XML Server for Domino」は、ドミノサーバーとは独立したWindows NTのサービスとして稼働するため、必要に応じてロードバランシングを行ったり、WindowsNT以外で稼働しているドミノサーバーに対応させることができます。

充実したツール群を用意

XMLデータを活用するためのさまざまなツールが添付されています。生成されるXMLファイルをブラウザに表示させるためのXSL(Extensible Stylesheet Language)ファイルを対話形式で簡単に生成する「XML Style Wizard」、XMLがサポートされていないブラウザでファイルを閲覧できるよう、XMLファイルとXSLファイルからHTMLファイルを生成する「iHTML」、生成されたXMLファイルをまとめてHTTPリクエストで取り出す「HTTP Requestor」があります。


発表概要

製品名 「Infoteria XML Server for Domino 1.0」
出荷日 1999年7月1日(木)
標準価格 1サーバーあたり 2,400,000円(税別、1年間のメンテナンス契約付き)
※クライアントライセンス不要
開発 インフォテリア株式会社
総販売元 ロータス株式会社
販売 全国のロータスビジネスパートナー
動作環境 CPU:Pentium 200MHz以上
メモリ:64MB以上
HDD:12MB以上の空き OS: Windows NT 4.0 Server Service Pack3以降
対応ドミノサーバー R4.5, R4.6, R5.0

※R4.6サーバー以外の場合は、R4.6クライアントが必要です。

以上
日時:1999年06月07日 11:00

ページ先頭へ