インフォテリア、「iPEXデベロッパーエディション」を発表

XML開発の期待の高まりに応え、開発者向けにiPEXを無償で提供し普及拡大を図る

インフォテリア株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：平野洋一郎）は、2000年9月21日、高性能XML処理エンジン「iPEXTM」（アイペックス）の開発者向けバージョン「iPEXデベロッパーエディション」を10月6日より無償ダウンロード開始することを発表しました。iPEXデベロッパーエディションは、ソフトウェア開発のために無償で使用することができるライセンスで、システムの実運用や再配布が開始されるまでは製品を購入する必要がありません。また、教育用など非商用目的で無償配布を前提としたソフトウェアについては、別途登録を行うだけでフリーウェアとして再配布を行うことも可能です。

iPEXは、XML対応のアプリケーションソフトウェア開発に必要なXML処理を網羅したソフトウェアで、各種アプリケーションソフトウェアに組み込んで使用することによってXMLデータの解析、XMLデータの編集、XMLデータの変換などを、簡単に実行することが可能になります。iPEXは、1999年1月に世界初の商用XMLエンジンとして出荷開始され、これまでに100社以上での採用実績を誇ります。

iPEXデベロッパーエディションの主な特徴は以下の通りです。

＞ 開発目的に無償で利用可能
＞ 商用利用へのスムーズな移行
＞ 作成したプログラムを登録することでフリーソフトウェアとして公開可能

今回の発表により、XML開発の最先端をリードするソフトウェアであるiPEXをインフォテリアのサイトから無償でダウンロードしXML対応ソフトウェアを開発することが可能になり、プロトタイピングや教育目的の利用、およびフリーソフトウェア開発などに気軽に利用できるようになります。さらに「iPEXスタンダードエディション」、「iPEXプロフェッショナルエディション」などの商用バージョンと完全に同一のバイナリであるため、実運用、サポート、ホットフィックス、再配布などの権利を必要となった時点でライセンス購入することで即座に商用利用することが可能になります。この際、リコンパイルなどの技術的な対処はまったく必要ありません。

また、iPEXデベロッパーエディションを用いて開発されたソフトウェアを、非商用目的で利用することを前提とする場合に限り、インフォテリアのウェブサイトにて登録、公開を行なうことで無償の再配布も可能となります。この手順によるフリーソフトウェアの登録と公開については、11月下旬より開始する予定です。

iPEXデベロッパーエディションは、2000年10月6日よりインフォテリアのWebサイトからダウンロード可能になるほか、各種IT系雑誌に添付したり、セミナーなどで幅広く配布していく計画です。デベロッパーエディションの提供開始にともない、既存のiPEXのライセンス体系も一部変更されます。

□ 製品概要

＞ iPEX version 2.0 製品価格（税別）

＞ メンテナンスサービス（2年目以降・1年間、税別）

＞ パッケージ内容

※PEはProfessional Edition（プロフェッショナルエディション）の略です
※ 製品価格には1年間のメンテナンスサービスを含んでいます（デベロッパーエディションを除く）
※ メンテナンスサービスとは、技術サポートとソフトウェアのメンテナンスを組み合わせたサービスです
※ デベロッパーエディションをご使用の方で、メンテナンスサービスが必要な場合はスタンダードエディションをご購入いただくことになります。