ニュースプレスリリース

東芝、インフォテリアの「ASTERIA」を企業間電子商取引システムに採用

国内初、RosettaNetおよびebXMLの両標準への対応により、幅広い業界で利用できる先進のBtoBシステムを構築

報道発表資料
2002年7月02日
インフォテリア株式会社

インフォテリア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野 洋一郎)は、株式会社東芝(本社:東京都港区、取締役社長:岡村 正)が情報機器や電子部品のサプライチェーンを中心としたBtoB(企業間電子商取引)システムに、インフォテリアのBtoBサーバー・ソフトウェア『ASTERIA(アステリア)』を採用したことを発表しました。

東芝は、『ASTERIA』を搭載したSolarisサーバー経由で、東芝グループ内の業務システムと社外の取引先企業のシステムを直接接続し、取引時に生じるさまざまなデータ交換やフローを自動化します。これにより、業務効率の大幅な向上を目指します。

このたび東芝が採用を決定した『ASTERIA』は、情報機器や電子部品業界における詳細の取引ルールを定めたBtoB標準である「RosettaNet」*1と、業種・業態を特定せずBtoBに必要な幅広いサービスやコンテンツを定める「ebXML」*2の2種類の標準に同一サーバー上で対応します。これは、「RosettaNet」や「ebXML」の持つ各種ビジネスプロトコルを柔軟に組み込む『ASTERIA』のプラグイン機能によって実現されたもので、低コストかつ短期間での取引開始を可能にします。

株式会社東芝の保田宏EDIセンター長は「東芝は、UDDIを補完するWebサービスマッチメイク技術開発(米国カーネギーメロン大学との共同開発)や、インターネット取引の信用度を高めるための与信審査技術開発(東京工業大学との共同開発)など、電子商取引の技術開発に積極的に取り組んでおり、実際の取引においても最新の技術を積極的に活用しています。今回のRosettaNetおよびebXMLでの電子商取引インフラの構築にあたっては、複数のBtoBサーバーを検討した結果、2つの標準への対応を同一サーバー上で実現することのできるインフォテリアの『ASTERIA』を採用しました。」と述べられました。

「RosettaNet」と「ebXML」の両標準に対応した先進的なBtoBシステムの構築により、東芝は「RosettaNet」対応のサプライヤ企業からの効率的な部品購入を2002年7月以降、順次開始すると同時に、さらに汎用的な「ebXML」ベースのBtoB案件にも対応できる環境を整えます。また、取引先企業のニーズに応じて、「RosettaNet」や「ebXML」以外のBtoBフレームワークへの対応も検討する予定です。

◎詳細はインフォテリアのサイト内 導入事例をご参照ください。
 → www.infoteria.com/jp/product/case/toshiba/


ASTERIAについて

『ASTERIA』はインターネットを介したサーバー対サーバーでのデータの入出力、データ形式の変換、ビジネストランザクションの管理など、BtoBに必要な機能に最適化された強固なアーキテクチャを有するサーバー・ソフトウェアです。RosettaNetやアリバのcXMLをはじめとする各種標準ビジネスプロトコルを組み込んだり、グループ内や業界内で定める独自プロトコルを組み込むことで、短期間に異なるシステムを持った取引先との間でBtoBシステムを構築することを可能にします。


インフォテリア株式会社について

インフォテリア株式会社は、XMLを中心とした先進の技術を、リアルワールドで適用できるソフトウェア・パッケージ、ソリューションとして形にする会社です。次世代インターネット技術「XML」を活用するためのコンポーネント製品や、企業内外のさまざまなデータ変換・通信を容易に実現する新世代BtoBプラットフォーム「ASTERIA」(アステリア)を提供しています。
→ www.infoteria.com/

※Infoteriaおよびインフォテリアは、インフォテリア株式会社の商標です。
※本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。

用語説明/注釈

*1 RosettaNet(ロゼッタネット) ハイテク業界で、製品流通から電子部品、半導体製造に至るまでのサプライチェーンでの情報共有方式を標準化するために組織されたコンソーシアム。XMLをベースに、取り引きに使用される製品コードや、ビジネスプロセスなどを制定している。
◎RosettaNet www.rosettanet.org/
◎ロゼッタネットジャパン www.rosettanet.gr.jp/
*2 ebXML(イービーエックスエムエル) 全世界的なBtoB電子商取引の取引を可能とするために、XMLのスキーマ、ボキャブラリ、通信方法、取引情報記述法などの、世界唯一の標準を提供することを目的とした団体で、世界で唯一のオープンなBtoBのための標準を目指している。
→ www.ebxml.org/

本リリースに関するお問い合わせ先

インフォテリア株式会社
E-mail:

以上
日時:2002年07月02日 11:00

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