インフォテリア株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：平野 洋一郎）と株式会社ビック東海（本社：静岡県静岡市、代表取締役社長：五島 功）は、標準規格に基づいた電子データ交換により取引先や拠点間でのデータ送受信を行うEDI(Electronic Data Interchange)分野で協業を行うことを発表しました。
このたびの協業では、インフォテリアはビック東海より同社のEDI連携パッケージ「JFT」の技術供与を受け、国内EDIの主要通信手順の一つである全銀TCP/IP手順を使用して、ビジネス・インテグレーション・プラットフォーム「ASTERIA」が外部とファイルの送受信を行うことのできるオプション製品「ASTERIA 全銀TCP/IP アダプター」を開発し、2004年2月16日より提供開始します。「ASTERIA 全銀TCP/IP アダプター」は、ASTERIAソリューション・パートナーを通じて販売され、価格は80万円となります。
これにより「ASTERIA」ユーザーは、「ASTERIA」がすでに対応しているHTTP、FTP、SMTPなどのインターネット標準の通信方法に加え、全銀TCP/IP手順を用いて取引先や拠点間でのデータ送受信を行うことが可能となります。また、従来はBtoB用とEDI用に別サーバーを用意し、これらを個別に管理する必要がありましたが、「ASTERIA 全銀TCP/IP アダプター」の提供により、ユーザーは「ASTERIA」１サーバーでBtoBとEDIの電子商取引を行うことができ、容易な管理環境が実現されます。同アダプターでは、開発環境「ASTERIA Designer」内に全銀TCP/IP手順での通信を抽象化して表すアイコンが提供され、企業間通信から社内システムまで連携するシステムをプログラミングの手間なしに迅速に開発・運用することができます。
また両社は、全銀ベーシック手順、JCA手順などを利用した企業間取引を行っている企業向けに、ビック東海の統合EDIサーバー「JFT/Server」とインフォテリアの「ASTERIA」を共同で提供し、複数の取引先に対する各種EDIの統合や、企業内外のデータ連携基盤の構築を提案します。これにより、「ASTERIA」を使って顧客内のEDIインターフェースの統合基盤が構築可能となります。
インフォテリアとビック東海はこのたびの業務提携により、市場でニーズの高いEAIとのEDI連携を容易に実現する製品およびソリューションを提供してまいります。
□ ASTERIAについて
ASTERIA は、国内で70社以上の導入実績を持つビジネス・インテグレーション・プラットフォームです。プログラミング不要の優れた設計環境により、社内外のビジネス・ネットワークを柔軟につなぎ、BtoBやEAIなどさまざまなレベルのデータ連携を可能にします。最新版の「ASTERIA 3」では、BPM(ビジネス・プロセス・マネジメント)を支援するシナリオ機能をはじめとする新機能が提供され、データ変換・集配信からより高度なビジネス・ロジック開発まで、幅広いユーザーニーズに対応します。
→ www.infoteria.com/jp/product/asteria/
□ JFTについて
JFTは企業間EC/EDIシステムやPOS集配信システムなどの信頼性が求められるデータ交換システムを構築するためのソリューションです。日本国内の業界標準プロトコルである、全銀・JCA・全銀TCP/IPの各ファイル転送プロトコルをサポートしています。また、システム提案から導入支援、保守に至るまでトータルにサポートし、お客様のシステムにとって最良で最適なシステムを実現していただくために、ご要望に応じて柔軟に対応することができます。
インフォテリア株式会社は、XMLを中心とした先進の技術を、リアルワールドで適用できるパッケージソフトウェアとして提供する会社です。インターネット基盤データ技術「XML」を活用するためのコンポーネント製品や、企業内外のさまざまなデータ変換・システム連携を容易に実現するビジネス・インテグレーション・プラットフォーム「ASTERIA（アステリア）」を提供しています。
→ www.infoteria.com/
株式会社ビック東海は、情報システムのコンサルテーション・設計・構築・運用、ソフトウェア開発、プロダクト・ハードウェア提供、ネットワーク構築、ADSL専用線・光回線の提供、IDC運用など、情報事業と通信事業を多角的に展開するシステムインテグレータです。
→ www.victokai.co.jp/
以上
日時：2004年02月16日 11:00
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