インフォテリア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下、インフォテリア)は、年間1,300件以上の脊椎内視鏡下手術を実施している「医療法人財団 岩井医療財団」(本部:東京都品川区、理事長:稲波弘彦、以下、岩井医療財団)が、モバイル向けコンテンツ管理(MCM)システム市場において4年連続市場シェアNo.1※を獲得している「Handbook(ハンドブック)」を採用したことを発表します。
岩井医療財団グループのひとつである岩井整形外科内科病院では、日本整形外科学会の全国症例数の約10%にあたる、年間1,300件以上もの脊椎内視鏡下手術を実施。更に増え続ける患者さんへの対応のため「稲波(いななみ)脊椎(せきつい)・関節病院」(東京都品川区)を新設しました。
これまで、患者さんによっては30分以上も要していた手術内容説明を短縮するためにタブレットを活用した説明を試験導入。しかし既存病院では外来フロアのどこでも接続可能なWi-Fi環境が整備されておらず、パソコンとタブレットの有線同期による説明資料の反映に手間がかかり、本格導入に至っていませんでした。
新設した稲波脊椎・関節病院では、タブレットへの手術説明資料のスピーディーな同期を可能にすべく外来フロアのどこでも接続可能なWi-Fi環境を整備。導入するソフトウェアの比較検討の結果、“患者さん自身が直感的に操作できるインターフェース”、“高コストパフォーマンス”の評価を受け、Handbookの採用が決定しました。
・Handbookを利用して、院内での資料の共有・更新手順を簡略化
・患者さんの待ち時間を有効に活用して、簡単な操作で手術説明資料を自由に閲覧。手術に対する理解度が向上
・事前に手術説明を閲覧した患者さんの質問に回答する形式で医師が手術説明を行うことで、説明時間と待ち時間の短縮に貢献
医師による説明の前に資料を閲覧
理学療法士による説明
新病院では5台のタブレットを導入し、手術説明資料の閲覧を開始。患者さんは医師の説明前にHandbookアプリ上で資料を閲覧。予めHandbookアプリの「スワイプで移動する」オプションをオフにしておけば、操作が不慣れな方でも誤って別の手術に関する資料を閲覧することもありません。これにより医師は患者共通の手術説明を省略して、患者の質問に回答する形式で説明を行うことが可能に。説明に要する時間は約3分の1に短縮されました。
さらにリハビリテーションの説明にもHandbookを導入し3台の専用端末を設置。こちらではアクセスコードの設定により、専用コンテンツのみを表示。術後の患者さんは理学療法士からタブレットの図解を参考に、リハビリテ―ションの説明を受けられます。
タブレット画面上での手術説明資料のイメージ
「稲波脊椎・関節病院」では、各病室にWindows PCが配備されています。今後はこの病室内のPCにもHandbookアプリをインストールし、病院の案内や医師の紹介など様々なコンテンツの配信を計画しています。将来的には患者さんのコンテンツ閲覧履歴を検証し、患者さんへのサービスにフィードバックします。岩井医療財団では高度な医療技術を提供するという医療機関としての使命を果たすことはもちろん、Handbookを一層活用し、より高度な患者さん向けのサービスの提供を追求します。
岩井医療財団による具体的な導入事例はこちらのサイトでご紹介しています。
handbook.jp/case/etc/iwai/
「医療を通じて患者さんの幸せに資すること」、「最高の医療を提供すること」、そして「常に革新的であること」をモットーにしている岩井医療財団は、患者さんへの負担が少ない低侵襲手術に注力し、国内症例の約10%にあたる年間1,300件以上の脊椎内視鏡下手術を実施。東京都内に病院(2箇所)、検診センター(1箇所)、介護老人保健施設(1箇所)を運営しています。
「Handbook」は、モバイルデバイス向け文書管理市場でシェア第1位を獲得しているサービスで、文書や表計算、プレゼンテーションから画像や音声、動画までのあらゆる電子ファイルをクラウドに保存し、タブレット端末で持ち運べ、指先めくり表示ができるようにするソフトウェアです。一般的なクラウド・ストレージ・サービスやタブレット端末向けのビューアー・アプリケーションと異なり、閲覧者ごとの配信設定や端末紛失時の情報漏えいを防ぐ機能、あるいはネットワーク接続できない場所でもファイルを予めダウンロードしておけば表示できる機能など、タブレット端末をビジネス活用する上で必要な機能が搭載されているのが特長です。対立しやすい情報セキュリティの確保と操作性の高さを丁寧なインターフェース設計で両立している点が高く評価され、「2015年度 グッドデザイン賞」を受賞しています。
1998年に国内初のXML専業ソフトウェア会社として設立されたインフォテリア株式会社は、企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品の「ASTERIA」は、異なるコンピューターシステムのデータをプログラミングなしで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に5,305社(2015年12月末現在)の企業に導入されています。また、「Handbook」は、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、現在971件(2015年12月末現在)の企業や公共機関で採用されています。
※ITR「ITR Market View:エンタープライズ・モバイル管理/スマートアプリ開発市場2014/2015」モバイルコンテンツ管理市場:ベンダー別売上金額シェア(2012~2015年度予測)
以上
日時:2016年02月18日 11:30
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