インフォテリア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野 洋一郎、証券コード:3853、以下、インフォテリア)は、EAI/ESB 製品の国内市場において10 年連続シェア No.1※1製品である ASTERIA シリーズの「ASTERIA WARP(アステリア ワープ)」において、NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小田島 潤、以下、NRIセキュア)がユーザ間ファイル転送市場国内シェアNo.1※2である「クリプト便」の専用アダプターの提供を本日より開始することを発表します。
クリプト便アダプターは、インフォテリアが開始した「アダプター開発支援プログラム」※3にNRIセキュアが参画して開発したASTERIA WARP専用のアダプターで、販売およびサポートはNRIセキュアが行います。
「クリプト便」は、インターネットを介した電子ファイルのやりとりを、情報セキュリティベンダであるNRIセキュアが提供する、高度なセキュリティ技術によって安心かつ確実に実現するファイル交換サービスです。Webブラウザとインターネットに接続できる環境があれば、安全にファイルの送受信ができます。ユーザ間ファイル転送市場において国内シェアNo.1を獲得しています。
クリプト便アダプターを導入することで、ASTERIA WARPとクリプト便は新規開発を行うことなく連携し、ASTERIA WARPを通じた既存の自社システムとクリプト便のシームレスなデータ連携を実現します。
※受信機能は次回バージョンアップ時に追加予定
近年、重要/機密書類の電子化・伝送化が進み、契約書や請求書などの帳票類、顧客リストなど機密情報を一斉配信する業務を誤送信なく安全に行うことや、ファイル送信業務をシステム連携によって効率化させることに対するニーズが高まってきています。しかしながら、外部とのファイル交換機能をシステム化するには、ファイヤーウォールや侵入検知などのセキュリティを担保する必要から、多額の初期投資がかかる上に、定期的な監査や運用管理など維持コストもかかり、導入のハードルが高いものでした。
「クリプト便アダプター」を使うことで、ASTERIA WARPのフローデザイナーから、ノン・プログラミングで直接クリプト便を連携することが可能となり、セキュリティを担保したファイル送信のシステム連携のための構築期間を大幅に短縮することが可能となりました。これにより、ユーザ業務の起点から終点までの一連のフローをASTERIA WARPとクリプト便で完全自動化を実現します。
(1)業務効率化
自動ファイル転送が可能なため、外部記憶媒体を使って大量の宛先へ送付している業務などにおいて、コスト・作業時間を短縮することができます。
(2)低コスト
ASP/SaaSとして提供されるため、自社サーバーでファイル送信システムの開発が不要です。
また、ファイヤーウォールや侵入検知などの構築・運用も不要です。
(3)高いセキュリティレベル
手作業をシステムで自動化することにより、誤送信を防ぎます。クリプト便の提供する暗号化等のセキュリティレベルはそのままに、大量送信を行うことが可能になります。
アイコン | 機能名 | 内容 |
---|---|---|
グループリスト取得 コンポーネント | 自身が所属しているグループ情報を取得するコンポーネントです。宛先毎に送信ファイルを割り振る等、グループ単位の処理が必要な場合にご利用ください。 | |
ユーザリスト取得 コンポーネント | 自身が所属するグループのユーザ情報を取得するコンポーネントです。宛先毎に送信ファイルを割り振る等、ユーザ単位の処理が必要な場合にご利用ください。 | |
メッセージ送信 コンポーネント | クリプト便にてメッセージ送信するコンポーネントです。ASTERIA標準のメール送信コンポーネントと同様に、フローから直接ファイルをクリプト便として送信できます。 |
(次回バージョンアップ時に受信機能を追加予定)
2016年8月30日提供開始
NRIセキュアにお問い合わせください。
(クリプト便アダプターをご利用の際には、オートパイロットオプションの契約が必要です。)
NRIセキュアのクリプト便サポートにて承ります。サービスのご利用方法や技術的なお問い合わせに関して担当者がお答えします。
野村総合研究所グループの情報セキュリティ専門会社です。国内外の関連資格を取得し世界レベルでの研鑽に励んだスペシャリストが、テクノロジーとマネジメントの両面から情報セキュリティを考え、情報セキュリティマネジメントサイクルが円滑に行えるようコンサルティング、ソリューション導入、教育、運用、監査に至るまでのセキュリティソリューションを、国内外の金融機関や官公庁・製造業などさまざまな業界のお客様へ提供しています。
インフォテリアのASTERIAビジネスは順調な拡大を継続しており、現在の導入社数は5,600社を突破するとともに企業データ連携市場(EAI/ESB)では10年連続シェアNo.1を継続し、業界のリーディングカンパニーとしての地位を更に強固なものにしています。様々なデータベースやクラウドサービスとのデータ連携を可能にする専用アダプターは、今後もアダプター開発支援プログラムに参画しているパートナー企業との協業により積極的に開発・提供していく方針です。
ASTERIA WARPの多様なデータソースとの連携機能を充実させていくことで、ビッグデータをはじめとするクラウド時代の高度なデータ活用を推進してまいります。
ASTERIA WARPは、異なるコンピューターシステムのデータを、ノンプログラミングで連携できるミドルウェアです。メインフレームやクラウド上のサーバーから表計算ソフトまで、様々なシステム間の接続とデータの変換を行うロジックを複雑なプログラミングなしで行えることが評価されています。また、企業向けデータ連携製品(EAI/ESB製品)の国内市場において10年連続市場シェアNo.1を獲得しています。
1998年に国内初のXML専業ソフトウェア会社として設立されたインフォテリアは、企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品の「ASTERIA」は、異なるコンピューターシステムのデータをプログラミングなしで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に5,646社(2016年6月末現在)の企業に導入されています。また「Handbook」は、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、現在1,060件(2016年6月末現在)の企業や公共機関で採用されています。
<「クリプト便アダプター」の詳細はこちら>
www.nri-secure.co.jp/service/crypto/autopilot.html
www.infoteria.com/jp/warp/feature/option/crypto
※1:テクノ・システム・リサーチ社「2016年ソフトウェアマーケティング総覧EAI/ESB市場編」
※2:ITR「ITR Market View:ファイル共有・転送/コンテンツ管理市場2015」
※3:パートナー企業が独自に様々なデータベースやサービスとの連携機能を強化することができるプログラム。インフォテリア以外の企業によるアダプター開発を推進するために2015 年7月1日にスタート
以上
日時:2016年08月30日 15:00
インフォテリア、ASTERIA、Handbookはインフォテリア株式会社の登録商標です。
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