ニュースプレスリリース

エッジコンピューティング用ミドルウェア
Gravio(グラヴィオ)提供開始。
Windowsパソコン1台から本格的なエッジ型IoTを
ノンプログラミングで導入可能

〜 データの取得、加工、連携に加えIoT機器の制御も手軽に実現し、シェアNo.1を目指す 〜

報道発表資料
2017年6月21日
インフォテリア株式会社

 インフォテリア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下、インフォテリア)は、本格的なエッジコンピューティング※1用ミドルウェアとして、IoT※2を介したデバイス連携・制御やクラウドサービス等との連携を手軽に実現する新製品「Gravio」(グラヴィオ)を2017年6月21日より提供開始することを発表します。本製品は、インフォテリアが提供するIoTソフトウェア基盤の第2弾となります。

Gravioとは

Gravio(ロゴ)

 IoTソリューションにおける、分散したエリアでの効率的なデータ収集と活用をシンプルに実現するために開発したエッジコンピューティング用新世代ミドルウェアです。世界中のあらゆる現場で幅広く普及しているWindows 上で動作することで、既存のPC運用における知見や情報リソースを最大限に活かしながら、先進のIoTソリューションを手軽に実現します。

< Gravio システム概要 >

Gravio システム概要イメージ

< Gravio 6大特長 >

1:センサーデータ処理。IoT機器からのデータ加工・連携を一元的にエッジで処理可能。
2:各種デバイスの制御が可能。IoT機器に対する作動制御(命令発行)が可能。
3:COMポートも対応。RS-232C※3からEnOcean※4まで多用な通信手順でIoT機器と接続可能。
4:ノンプログラミング。直感的かつ流麗なインターフェースにより高い操作性を提供。
5:レイアウトビュー。エリア内に設置されたIoT機器の状態を画面上で俯瞰することが可能。
6:Windows 10で動作。運用、管理、保守が容易でかつ高いセキュリティを実現。

Gravio発売の背景

 あらゆる産業・業界においてIoTソリューションが注目されています。しかし、センサーやゲートウェイなどの機器の取り扱いが難しいことや、それらの機器だけでなく、管理するソフトウェアやクラウドの領域までの幅広い知見が必要になることが普及を阻む要因になっています。
 また、IoT機器は多数分散されて設置されることが多く、即時性やコストの観点からも全てをクラウドに直結すればよいとは限りません。このため、データの重要度、即時性、環境条件などを基に様々な処理方式を現場において効率的に組み合わせることができる、エッジコンピューティングが改めて注目されているものの、専用性が高い機器が多く、高度なプログラミング知識も要求されるため、ビジネス現場では扱いにくいツールしかありませんでした。
 インフォテリアではこうした課題を抜本的に解決し、本格的なIoTソリューションの構築およびエッジコンピューティングを実現するプラットフォームとして「Gravio」を開発。企業データ連携ソフトウェア市場シェア国内No.1※5の主力製品であるASTERIAで培ってきたノウハウをベースに、直感的なノンプログラミングによるIoTの各種データの加工、連携を実現しました。これにより、データだけではなく、システムそのものの「見える化」も可能となり、開発、管理工程においても高速かつスマートにIoTソリューションを実現します。

サービスメニュー

 無償モデル「Gravio Basic」を含めた多様なスペックをラインアップ。

機能Gravio
Basic
Gravio
Standard
Gravio
Premium
Gravio
Enterprise
スケジュールタスク数11050100
デバイス管理エリア数12410
レイヤー数241010
管理用アカウント12410
フローサービスサーバーエッジのみ
(Win10)
エッジのみ
(Win10)
エッジまたは
クラウド
エッジまたは
クラウド
価格(税別)無償2万円/月15万円/月
150万円/年
300万円/年
提供開始時期2017年6月21日2017年12月(予定)

< Gravio紹介特設サイト >

gravio.com

< Gravio画面1: 独自のフロー設計画面(ノンプログラミングでの構築が可能) >

Gravio画面1イメージ

< Gravio画面2: レイアウトビュー(センサーを種類毎にレイヤー分けして表示) >

Gravio画面2イメージ

今後の展開

 新製品Gravioの発売により、インフォテリアはIoTをエッジサイドから牽引する方針です。具体的には、IoTを活用する領域の幅を広げていく上で様々なセンサーベンダー、クラウドベンダーなどとの協業を加速します。また、大規模なIoTシステムの構築に不可欠となるシステムインテグレータとの協業も促進し、今後においてパートナー制度を展開する計画です。
 さらには、グローバル展開を見据えた英語版も今後リリース予定であるなど、Gravioは2020年度末までに全世界におけるエッジ型ミドルウェア市場の世界シェアNo.1の獲得も目指してまいります。



< エンドースメント(五十音順) >

■ 株式会社ウフル 様
株式会社ウフルは、インフォテリアが開発したエッジコンピューティングプラットフォーム「Gravio」の提供開始を心より歓迎致します。「Gravio」と、当社のIoTオーケストレーションサービス「enebular(エネブラー)」を組み合わせることで、IoTの利活用が更に加速することを期待しております。今後も株式会社ウフルはインフォテリア株式会社とIoTパートナーコミュニティにおいて密に連携し、IoTを活用したビジネスの更なる発展に寄与してまいります。

株式会社ウフル 専務執行役員IoTイノベーションセンター所長:八子 知礼

■ 沖電気工業株式会社 様
OKIはインフォテリア株式会社が開発したエッジコンピューティングプラットフォーム「Gravio」の提供開始を歓迎致します。当社が既に多くの販売実績を持つ920MHz帯マルチホップ無線「SmartHop」と組み合わせることで、双方の特長を融合したメリットのあるIoT活用が可能となり、導入企業のビジネスに有効なものになると確信しております。今後も、OKIはインフォテリア株式会社と連携し、IoTによるお客様の更なるビジネス発展に寄与してまいります。

沖電気工業株式会社 情報通信事業本部 IoTプラットフォーム事業部長:井上 肇

■ 株式会社Cerevo 様
CerevoはIoTがこのように注目される前から、インターネットに繋がる革新的な家電製品を提供し続けてまいりました。また、本年2月からは、IoT開発ツール’BlueNinja’にて、インフォテリア様とも協業を行っています。今回、さまざまなIoT機器に対応する本格的なエッジ・ミドルウェア「Gravio」の登場は、両社が目指す幅広い用途でのIoTソリューションの普及に繋がるものと大いに期待しております。

株式会社Cerevo 代表取締役:岩佐 琢磨

■ さくらインターネット株式会社 様
この度は、インフォテリア株式会社のエッジコンピューティング用ミドルウェア「Gravio」の出荷、おめでとうございます。当社は現在IoTを積極的に推進しています。例えば「sakura.io」は、通信モジュールからデータの保存/連携までIoTに関わるネットワークとデータのやり取りを統合的に実現していますし、昨年4月にはフォグコンピューティングを推進する世界的な団体「OpenFog Consortium」にアジア地域初の「Contributing Member」として加入し、フォグ/エッジコンピューティングの普及をも推進しています。今回発表された「Gravio」が、様々なデバイスと「sakura.io」を補完するエッジ・ミドルウェアとして、幅広いIoTソリューションの普及に寄与することを、大いに期待しております。

さくらインターネット株式会社 代表取締役社長:田中 邦裕

■ 株式会社ソラコム 様
株式会社ソラコムは、この度のインフォテリアのエッジコンピューティング用ミドルウェア「Gravio」提供開始を歓迎します。当社は、通信とクラウドを融合したIoT通信プラットフォーム「SORACOM」を提供しています。「Gravio」は、使い慣れたWindows10搭載PCでのセンサーなどのIoTデバイスと簡易に接続でき、SORACOMのモバイル通信と組み合わせる事により、どこでもすぐにデータ送信が開始できます。さらに、セキュリティへのご要望の強いお客様には、SIMを用いた閉域網でご利用いただくことも可能です。「Gravio」が、様々な業界での、更なるIoT事例の活用を促進してくれると期待しています。

株式会社ソラコム 代表取締役社長:玉川 憲

■ デル株式会社 様
デル株式会社は、インフォテリア株式会社が開発したエッジ型IoTソリューション「Gravio」の提供開始を心より歓迎致します。「Gravio」と当社が提供する各種Windows10コンピューティングプラットフォームの利用により、IoTを容易に導入できるようになり、更に加速することで、様々なシーンにおける生産性の向上が実現されることを期待しております。今後も当社はインフォテリア株式会社と密に連携し、お客様のビジネスの更なる発展に寄与してまいります。

デル株式会社 常務執行役員 クライアント・ソリューションズ統括本部長:山田 千代子

■ DMM.make AKIBA 様
DMM.make AKIBAは、IoTの世界を広げるエッジコンピューティング用ミドルウェア「Gravio」の出荷を歓迎いたします。DMM.make AKIBAは、「モノを作りたい人が必要とする、全てを。」をコンセプトとして、IoT機器をはじめとするハードウェアスタートアップの支援を行う国内トップクラスの施設です。インフォテリアの「Gravio」の登場によって、企業におけるIoT導入のハードルが下がり、多くのスタートアップが活躍するフィールドが広がることを大いに期待しております。

DMM.make AKIBA 総支配人:橋場 光央

■ 日本マイクロソフト株式会社 様
日本マイクロソフトは、エッジコンピューティング用ミドルウェアGravioの提供開始を心より歓迎いたします。マイクロソフトは、Microsoft Azureを基盤としてグローバルで実績を持つIoTソリューション「Azure IoT Suite」を提供しています。Windows 10のネイティブアプリケーションとして、本格的なエッジコンピューティングの可能性を大きく広げる「Gravio」は、Azure IoT Suiteの各種サービスとの組み合わせでさらに顧客ニーズにマッチした先進のIoTソリューションが提供できるものと期待しております。今後も日本マイクロソフトは、インフォテリア株式会社様と連携のもと、最新のテクノロジーでお客様の事業発展に貢献してまいります。

日本マイクロソフト株式会社 執行役員 デベロッパー エバンジェリズム統括本部長:伊藤 かつら

■ パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社 様
パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社は、インフォテリア株式会社のエッジコンピューティング・プラットフォーム「Gravio」の発売を心より歓迎いたします。「Gravio」の登場により、パナソニックグループのセンシング機器とITを組み合わせ、製造・流通分野でのIoTソリューションビジネスを展開できると確信しております。さらに、これまで300社を超えるお客様にご提供させていただいているASTERIAを活用し、IoTと基幹システムの連携を図ることで、トータルソリューションサービスを推進して参ります。

パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社 専務取締役:大西 元

■ ぷらっとホーム株式会社 様
ぷらっとホームは、エッジコンピューティング用ミドルウェアGravioの出荷を歓迎いたします。当社は、国内におけるIoTソリューションのパイオニアとして、IoTゲートウェイ製品「OpenBlocks® IoT Family」を積極的に展開しています。今回、Windows 10で稼働する本格的なエッジ・ミドルウェア「Gravio」の登場は、幅広い企業や現場でのIoTの普及をOpenBlocks®と共に推進していけるものと大いに期待しております。

ぷらっとホーム株式会社 代表取締役社長:鈴木 友康

■ レノボ・ジャパン株式会社 様
レノボ・ジャパン株式会社は、インフォテリア株式会社が開発したエッジ型IoTソリューション「Gravio」の提供開始を心より歓迎致します。「Gravio」とレノボが提供するハードウェアの利用によりIoTの現場導入が一段と加速し、お客様の生産性がより向上することを期待しています。今後、お客様に更なる価値をお届けすべく、レノボ・ジャパンはインフォテリア株式会社様とのパートナーシップを推進し、お客様のビジネスの発展に貢献してまいります。

レノボ・ジャパン株式会社 執行役員専務:安田 稔

■ レンジャーシステムズ株式会社 様
レンジャーシステムズ株式会社は、インフォテリアが開発したエッジコンピューティングプラットフォーム「Gravio」の提供開始を心より歓迎します。「Gravio」と当社が既に実績を持つmonoコネクト各種デバイスを組み合わせることで、様々なセンサー情報を簡単に利活用でき、ビジネスに有効なものとなることを確信しております。今後もレンジャーシステムズ株式会社はインフォテリア株式会社と密に連携し、お客様のビジネスの更なる発展に寄与してまいります。

レンジャーシステムズ株式会社 執行役員 兼 monoコネクト事業部 事業部長:木村 秀一



※1:小さなエッジサーバーを複数配置し、データ処理の速度や能力を高める技術。
※2:Internet of Thingsの略で「モノのインターネット」。様々なモノがインターネットに接続され情報交換することにより相互に制御する仕組み。
※3:シリアルポートのインターフェース規格。パソコン同士の直接接続や、周辺機器の接続用。
※4:IoTの現場で使われる、マイクロ環境発電で動作する超低消費電力無線技術。
※5:出典 テクノ・システム・リサーチ社「2016年ソフトウェアマーケティング総覧EAI/ESB市場編」



「インフォテリア株式会社」について(Webサイト www.infoteria.com/

 1998年に国内初のXML専業ソフトウェア会社として設立されたインフォテリア株式会社は、企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品の「ASTERIA」は、異なるコンピューターシステムのデータをプログラミングなしで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に6,117社(2017年3月末現在)の企業に導入されています。また、「Handbook」は、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,193件(2017年3月末現在)の企業や公共機関で採用されています。

【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】

インフォテリア株式会社
広報・IR室 長沼史宏
TEL:03-5718-1297
FAX:03-5718-1261
E-mail:

【製品に関するお問い合わせ先】

インフォテリア株式会社 Gravio事業部
製品担当:垂見智真
TEL:03-5718-1250
FAX:03-5718-1261
E-mail:

以上
日時:2017年06月21日 14:00

インフォテリア、ASTERIA、Handbookはインフォテリア株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。

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