ニュースプレスリリース

【実証実験レポート】
秋田県仙北市の農家民宿で「ふるさとテレワーク」を体験
地域と協働しテレワークを通じた「地方創生」への取り組みも

お知らせ
2017年10月11日
インフォテリア株式会社

 インフォテリア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853)は、去る9月7日(木)~9月8日(金)の2日間、秋田県仙北市において「ふるさとテレワーク」の実証実験を行いました。実際に秋田県仙北市の農家民宿に滞在しテレワークを行った上で課題や成果について確認しましたので、下記の通りご報告します。
 秋田県仙北市にはWi-fi(無線LAN)が完備された農家民宿が多く存在し、外国人観光客などを対象としたグリーン・ツーリズム(農山漁村地域において自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動)にも注力しています。今回の取り組みは、「ふるさとテレワーク」を通じた現地との密な協業などを通じた地方創生の可能性を探る機会ともしており、期間中に多言語観光コンテンツを入れたHandbookをインストールしたタブレットを、仙北市内の3か所の農家民宿に実験的に配備するなどしました。
 今回の「ふるさとテレワーク」に関する実証実験レポートは、当社のオウンドメディア「技術と人をつなぐテックメディア in.LIVE」で、本日より掲載を開始しています。

「ふるさとテレワーク」に関するレポート
www.infoteria.com/jp/inlive/infoteria/1418/

「ふるさとテレワーク」実証実験の実施風景
イメージ:オフィスとなった農家民宿 イメージ:本社スタッフとWeb会議をする様子
オフィスとなった農家民宿本社スタッフとWeb会議をする様子
イメージ:リモートワークオフィスからの風景 イメージ:部屋の中からの景色
リモートワークオフィスからの風景部屋の中からの景色

今後の展開

 実証実験の結果、「ふるさとテレワーク」は、会議、制作、外部との連絡などにおける業務遂行上特に問題は生じなかったことから、今後も職種の幅を広げて実証実験を実施する方針です。また、地域コミュニティーとの連携も深める計画で、地域振興に繋がるICT支援やボランティアなども強化していく予定です。具体的には2017年内に、メディアを通じて地元の話題を効果的に発信するノウハウに関する「広報勉強会」を開催します。これ以外にも、地域住民・事業者との交流を図りながら、地方創生における企業と地方の新たな協業形態を追求してまいります。

「ふるさとテレワーク実証実験」実施概要

実施内容 【日程】2017年9月7日(木)~9月8日(金)
※農家民宿には2泊3日での滞在し実施予定。(9/7~9/9)
【場所】秋田県仙北市内の農家民宿(秋田県仙北市西木町)
【内容】
 1.農家民宿におけるリモートワークの実施
 2.地域振興活動
  タブレットの無償貸与およびHandbookを活用したインバウンド向け
  コンテンツの配信とそのノウハウの共有など
 3.その他
   ・仙北市地方創生総合戦略室との地域振興に関する打ち合わせ
   ・角館祭りのやま行事視察 など
成果・効果 今回の実証実験は広報・IR部門の部門長が被験者となり実施。2日間にわたり当該地域の農家民宿にて業務にあたったが、業務上の支障は生じなかった。
・東京オフィスのスタッフ、自宅でテレワークをするスタッフと、Web会議システムを活用して部内会議を実施
・メディアからIR関連の問い合わせなどに電話対応。クラウドPBXを導入しているため、オフィスから離れていても会社の固定電話にかかってきた電話への対応が可能
・個別のコミュニケーションは、普段より活用しているビジネスチャットを利用。打ち合わせが必要になった際にはWeb会議システムに切り替えて直接会話をした。
・機密度の高い資料はHandbook上でシェアしていたため、常に最新の情報にアップデートされたファイルをセキュアに共有することができた。

<実施してみて~被験者の声~>
・静かな環境での寝食は精神的にもリラックスでき、業務にも良い影響を与えたと思う。また、2日目は通勤時間(移動時間)がなかったため、肉体的にも消耗が少なかった。
・自然に囲まれた環境での業務は、想像していたよりも集中し行うことができた。特に集中したい業務には、やはりテレワークは向いていると再認識した。
・反面、集中しすぎてひとつの仕事に没頭してしまう可能性もあるので、それぞれのタスクに割り当てる時間を区切るなど、複数のタスクをバランスよくこなすよう工夫が必要。
・お盆や年末年始などの交通機関が混雑する期間を避け、早めに帰省してふるさとで仕事をするなどのワークスタイルがあっても良いのではないかと思った。


「インフォテリア株式会社」について(Webサイト www.infoteria.com/

 1998年に国内初のXML専業ソフトウェア会社として設立されたインフォテリア株式会社は、企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品の「ASTERIA」は、異なるコンピューターシステムのデータをプログラミングなしで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に6,291社(2017年6月末現在)の企業に導入されています。また、「Handbook」は、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,276件(2017年6月末現在)の企業や公共機関で採用されています。

「Handbook」について(Webサイト handbook.jp/

 「Handbook」は、モバイルコンテンツ管理市場でシェア第1位を獲得しているサービスで、文書や表計算、プレゼンテーションから画像や音声、動画までのあらゆる電子ファイルをクラウドに保存し、タブレット端末で持ち運べ、指先めくり表示ができるようにするソフトウェアです。一般的なクラウド・ストレージ・サービスやタブレット端末向けのビューアー・アプリケーションと異なり、閲覧者ごとの配信設定や端末紛失時の情報漏えいを防ぐ機能、あるいはネットワーク接続できない場所でもファイルを予めダウンロードしておけば表示できる機能など、タブレット端末をビジネス活用する上で必要な機能が搭載されているのが特長です。対立しやすい情報セキュリティの確保と操作性の高さを丁寧なインターフェース設計で両立している点が高く評価され、「2015年度 グッドデザイン賞」を受賞しています。

秋田県仙北市について(Webサイト www.city.semboku.akita.jp/index.php

写真中央:当社社長

2016年4月に行ったインフォテリアと仙北市による記者会見。
産業振興に向けたICT導入促進について提携を結び、
観光サービスなどの充実に向けた各種実証実験を進めています。
(写真中央:当社社長)

 仙北市は、秋田県の東部中央に位置し、岩手県と隣接している地域です。ほぼ中央に水深が日本一である田沢湖があり、東に秋田駒ヶ岳、北に八幡平、南は仙北平野へと開けています。地域の約8割(892.05平方キロメートル)が森林地帯で、奥羽山脈から流れる河川は、仙北地域の水源となっています。気候は、冬季には全地域で平均気温が氷点下を下回る厳しい寒さですが、地域の南北間では気候、降水量とも差があります。総面積は、1,093.56平方キロメートルで、秋田県全体の9.4パーセントを占めています。

【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】

インフォテリア株式会社
広報・IR室:長沼史宏
TEL:03-5718-1297
FAX:03-5718-1261
E-mail:

以上
日時:2017年10月11日 15:00

インフォテリア、ASTERIA、Handbookはインフォテリア株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。

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