株式会社フォーバルテレコム(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:谷井 剛、証券コード:9445、以下 フォーバルテレコム)とインフォテリア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下 インフォテリア)は、フォーバルテレコムがPC操作の自動化と複雑な業務やバックエンド業務に至るまでの一連の業務処理を完全自動化するため、RPAツールのWinActor(開発:NTTアドバンステクノロジ株式会社)とASTERIA WARPを連動したことを発表します。これにより、月末月初に集中する担当者の業務を大幅に削減。現在、既に月8時間以上の業務時間の削減効果が出ていますが、今後は月50時間以上の削減効果を導き出せる見込みです。その他にも、手作業から自動化されたことで、人的ミスをほぼゼロにするなどの多大な効果が得られました。
フォーバルテレコムは、5年前にASTERIA WARPを導入し、受注・決済に関わる業務処理を自動化していました。しかし、その後のビジネス拡大により、当初はシステム化するほどではないと考えていた手作業を中心として人的労力を伴う処理件数が増え、担当者の業務時間が大幅に増加しました。
これを解決するため、2017年6月にRPAツール「WinActor」を導入し、ASTERIA WARPで生成したデータをもとに請求書の作成業務など月末月初に集中するPC上での単純作業を自動化。その一方、代理店から入手した情報の基幹システムへの登録業務などでは、ASTERIA WARP実行前に登録データを特定のフォルダーにセットするなどの事前処理が必要でした。このような有人操作の必要な処理が60種類ありました。これらの事前処理にWinActorを利用することで、フロントエンドからバックエンドまでの処理を完全自動化し、これにより担当者の業務負荷は大幅に削減され、人的ミスも防止できる体制を構築することができました。
現在、フォーバルテレコムでは以下の指針に従い2製品を使い分けています。
ASTERIA WARP で実装する業務 | DBアクセスを伴う業務。データのフィルタリング、フォーマット変換、メール処理、報告処理、複雑な処理など。 |
---|---|
WinActor で実装する業務 | 個人のPC画面上での単純作業、Webデータ取得、プリントアウトなど。 |
どちらででも 実装可能な業務 | 業務手順が確定しており、かつデータ件数が一定数以上(1,000件を越える場合は WinActorでは処理時間が長時間となり運用が厳しい)の場合にはASTERIAで実装するのが望ましい。 |
フォーバルテレコム 経営管理本部 システム開発部 部長 内海義朗氏は、ASTERIA WARPとWinActorの連動について次のように述べています。
「ASTERIAはプログラミングをより簡単に行えるようUIをラッピングしていますが、RPAツールはASTERIAをさらに事務レベルのUIでラップしたようなものと言えます。UIをかぶせることでその分できることの制約も出ますので、より高度な処理を行いたい場合には、RPAツール→ASTERIA→プログラムの方向で呼び出して使っていくと良いと考えています。」
RPAツールの普及に伴い、バックエンドの処理を自動化するASTERIA WARPとの連動需要は増大しつつあります。このニーズに応えるため、インフォテリアでは、今後さらに積極的に RPAツールベンダー各社との協業を進め、より利用しやすい連動環境の提供や事例公開を目指してまいります。
・設 立 1995年4月5日
・事業内容
◆ブロードバンド関連(スマートひかり等)サービスの企画・提供
◆fitコール(国内電話、国際電話、移動体通信サービス)
◆セキュリティ認証支援コンサルティング事業
企業データ連携(EAI/ESB)製品の国内市場において11年連続シェアNo.1※1製品であるASTERIAシリーズは、異なるコンピューターシステムのデータを、ノンプログラミングで連携できるASTERIA WARPを主力製品とするミドルウェアです。メインフレームやクラウド上のサーバから表計算ソフトまで、様々なシステム間の接続とデータの変換を行うロジックを複雑なプログラミングなしで行えることが評価されています。
1998年に国内初のXML※2専業ソフトウェア会社として設立されたインフォテリア株式会社は、企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品の「ASTERIA」は、異なるコンピューターシステムのデータをプログラミングなしで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に6,497社(2017年9月末現在)の企業に導入されています。また、「Handbook」は、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,326件(2017年9月末現在)の企業や公共機関で採用されています。
※1:テクノ・システム・リサーチ社「2017年ソフトウェアマーケティング総覧EAI/ESB市場編」
※2:Extensible Markup Languageの略で、任意のタグを使用してデータを記述する言語のこと。
フォーバルテレコムによる具体的な導入事例はこちらのサイトでご紹介しています。
www.infoteria.com/jp/warp/case/w_forvaltel/
以上
日時:2018年01月24日 11:30
インフォテリア、ASTERIA、Handbookはインフォテリア株式会社の登録商標です。
その他記載されている会社名、製品名、サービス名、ロゴ等は各社の商標または登録商標です。
Copyright©1998-2024 Asteria Corporation. All Rights Reserved.