アステリア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下、アステリア)は、民間調査会社の株式会社テクノ・システム・リサーチ(本社:東京都千代田区、代表取締役:藤田正雄、以下、テクノ・システム・リサーチ)の調査の結果、2018年における国内 EAI/ESB※1ソフト市場で主力製品『ASTERIA Warp(アステリア ワープ)』が13年連続シェアNo.1(出荷数量ベース)を達成したことを発表します。
テクノ・システム・リサーチの「2019 年 ソフトウェアマーケティング総覧 EAI/ESB市場編」によると、2018年のEAI/ESB 製品市場規模は約154 億円で、数量ベースでは2,576 サイトに対して出荷されました。こうした中、ASTERIA Warpの出荷数量は1,203サイトとなり、市場シェア46.7%(出荷数量ベース)を記録し、13年連続シェアNo.1を達成しました。この市場シェア率は2位以下の製品が有するシェアと2.5倍以上と、昨年よりもさらに開きが生じる結果となり、同分野の製品の中でより一層支持いただいていることの裏付けとなりました。
『ASTERIA Warp』 設計開発画面イメージ 当社独自のフローデザイナーがノン・コーディングでデータ連携を実現 |
単位:数量(サイト数)、金額(百万円)
項目 | 2018年 [実績] |
2019年 [見込] |
2020年 [予想] |
2021年 [予想] |
---|---|---|---|---|
数量 (前年比) |
2,576 (115.5%) |
2,744 (106.5%) |
2,922 (106.5%) |
3,157 (108.0%) |
金額 (前年比) |
15,490.5 (103.2%) |
15,859.0 (102.4%) |
16,039.0 (101.1%) |
16,160.5 (100.8%) |
(出典:テクノ・システム・リサーチ「2019年 ソフトウェアマーケティング総覧 EAI/ESB市場編」)
ASTERIA Warpをはじめとする中価格帯の製品が市場の伸長を牽引しているのが分かる。特に2018年はASTERIA Warpが大きく伸長しているが、これはパートナー製品に対するバンドルや組み込み施策が奏功しており、特に2018年はパートナー製品のメジャーバージョンアップに伴う需要増加が大きく影響したとみられる。2019年には会計パッケージ製品を提供するピー・シー・エー社との協業を発表しており、さらなる伸長が見込まれる。
市場としては、ユーザー企業のクラウドコンピューティングに対する拒否感が薄れ、今後も利用が拡大する流れになっている。社内システムとパブリッククラウドの連携では、システム間でAPI※2(Application Programming Interface)が完全に統一されていないため、EAI/EAB製品を利用することにより迅速な連携とメンテナンス性向上の効果が期待できる。特に、頻繁にAPIの変更が行われるSaaS連携においては、ユーザー企業側での対応が難しい変更をEAI/EAB製品側が吸収することで、ユーザー企業の工数削減に寄与し、製品の利用拡大が期待できる。
海外では、SaaS間の連携、SaaSとIaaSの連携、SaaSとオンプレミスの連携といったニーズに応えるものとして、iPaaS(Integration Platform as a Service)の利用が拡大している。背景としては日本よりもSalesforceやServiceNowといったSaaSの利用が進んでいるためで、日本国内における具体的な利用実績はまだ少ないが、今後は拡大していく可能性が高い。
アステリアのASTERIA Warpは順調な拡大を継続しており、現在の導入社数は7,900社を突破するとともに、企業データ連携市場(EAI/ESB)では13年連続シェアNo.1を継続し、業界のリーディングカンパニーとしての地位を更に強固なものにしています。 今後もASTERIA Warpの多様なデータソースとの連携機能を様々な業界に拡販するとともに社会の要請に応じた機能強化を継続することでオフィス業務の効率化・自動化を実現。さらには、業務プロセスの省力化や残業時間の削減など、働き方改革の推進にも貢献していくことで、ASTERIA Warpでの国内市場シェアを50%以上(出荷数量ベース・2020年)に高める目標を掲げています。
『ASTERIAWarp』は、異なるコンピューターシステムのデータを、ノン・コーディングで連携できるとするミドルウェアです。メインフレームやクラウド上のサーバーから表計算ソフトまで、様々なシステム間の接続とデータの変換を行うロジックを複雑なプログラミングなしで行えることが評価されています。
1998年に国内初のXML専業ソフトウェア会社として設立されたアステリア株式会社(2018年10月にインフォテリアから社名変更)は、企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品の「ASTERIA Warp」は、異なるコンピューターシステムのデータをプログラミングなしで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に7,977社(2019年6月末現在)の企業に導入されています。また、「Handbook」は、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,527件(2019年6月末現在)の企業や公共機関で採用されています。
※1: 企業データ連携=Enterprise Application Integration / Enterprise Service Busの略
※2: Application Programming Interfaceの略でソフトウェアコンポーネントが互いにやりとりする際に使用するインタフェースの仕様
以上
日時:2019年08月26日 15:00
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