ニュースプレスリリース

老舗百貨店の 松屋 が「Platio(プラティオ)」を採用
ノーコードで独自の「食品衛生管理アプリ」を 2日間 で作成

『HACCP』完全義務化(2021年6月)に向けた現場のDXを推進!

報道発表資料
2020年11月30日
アステリア株式会社

 アステリア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、モバイルアプリ作成ツール「Platio(プラティオ)」を老舗百貨店の松屋(株式会社松屋、所在地:東京都中央区、代表取締役 社長執行役員:秋田正紀、以下 松屋)が採用したことを発表します。
 松屋はPlatioを導入し、ノーコードで独自の衛生管理のための「食品表示チェックアプリ」を2日で作成しました。この取り組みは、2021年6月より食品を取り扱う事業者すべてに対し完全義務化される『HACCP』(ハサップ)※1適用に向けた衛生管理体制のDX(デジタルトランスフォーメーション)となります。

松屋が作成した「食品表示チェックアプリ」画面イメージと作業手順

売場担当が食品表示シールの状況を報告衛生管理者へプッシュ通知が送られる衛生管理者が確認し、指示を入力
イメージ イメージ イメージ

松屋が「Platio」を導入した背景

 創業150年を超える老舗百貨店の松屋では、デジタル化による効率化・生産性向上、業務改善に取り組み、事業運営に伴うさまざまな課題解決に努めています。これまで松屋の食品売場では、取扱商品の品質管理のために貼付された「食品表示シール※2」の内容を、衛生管理者が個々の売場に出向いて報告用紙を確認するチェック作業を行っていました。

イメージ

 しかしながら、現場でのチェックには各店舗への現地移動や対応待ちの時間がかかるため、本店での毎朝の確認作業と比較し、浅草店では月数回の確認にとどまっているという課題がありました。そこで、この課題解決のため現場の意見を反映したPlatioによる「食品表示チェックアプリ」をノーコードで作成し、2日間でプロトタイプを完成。その後、売場の要望に応じた修正を3日で反映し、わずか5日で作成を完了することができました。このアプリにより、衛生管理者はどこにいても各店舗の品質管理状況の確認が可能となりました。
 売場担当者は、毎朝の品質管理確認の際に、「食品表示チェックアプリ」で食品表示シールを撮影し、報告。アプリ上での報告内容は、リアルタイムで衛生管理者に通知が届き、リモートで各店舗のチェック状況・表示確認・修正指示が簡潔に実施できるようになりました。これにより現場移動や対応待ちの工数が大幅に削減。本店と浅草店での衛生管理をアプリ化したことで、衛生管理体制がより一層強化されました
 また、売場担当者は紙からアプリでの報告になったことで、衛生管理の履歴が閲覧しやすくなりました。衛生管理担当者からのフィードバックをアプリ上で確認できることで、知識の定着やミスの削減など、業務フローのDXが現場の生産性向上と衛生管理に関するナレッジ共有に繋がっています
 さらに、新型コロナウイルス感染症により取り入れられた「新しい生活様式」における非接触での業務対応が推進され、新型コロナウイルスの感染予防対策にもなっています。

各店舗の売場担当が食品表示シールの
貼られた台帳を撮影し、アプリ経由で報告
売場から報告があるとプッシュ通知が届き、
モバイルからすぐに報告の確認・指示対応が可能
イメージ イメージ

ユーザーのコメント

  • イメージ

    Platioを導入したことで、リモート且つ非接触で衛生管理情報を確認できるようになり、どこにいてもスムーズに開店前のチェックを進められるようになりました。
    Platioはノーコードでアプリが作れるため「開発」という感じがなく、項目や設定を編集するだけで思い通りのアプリを作れました。「プッシュ通知が欲しい」といった利用者の意見をアプリにすぐに反映できるのも良かったです。
    今回の食品衛生管理アプリの活用は、2021年6月に完全義務化されるHACCPに沿った衛生管理をデジタル化するためのモデルケースになりました。今後はHACCP対応管理用のアプリを作成し、他の社内業務に関してもPlatioを活用した業務改善の輪を広げていきたいと思います。

    株式会社松屋 営業一部付 課長補佐 食品 品質管理・衛生担当 深澤 泰樹 氏
    経営企画部システム課デジタル戦略チーム 専任係長 長部 良佑 氏

『Platio』の今後の展開

 Platioはノーコード、かつ短期間でアプリの作成が可能なことから、幅広い業種の企業・団体に利用されています。2020年6月にはスマートフォンの半数以上の市場シェアを占めるAndroid版のリリースによりPlatioの利用環境が2倍以上に拡大されるとともに、iOS利用者以外でも現場業務のアプリ化による業務プロセスの省力化や効率化を支援できるようになりました。
 2022年度にはPlatioの導入件数1,000件を目指します。

※1:HACCP(ハサップ)( www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/haccp/index.html
食品衛生上の危害の発生を防止するために特に重要な工程を管理するための取り組み、または取り扱う食品の特性等に応じた取り組みを制度化したもの。危害分析の“Hazard”“Analysis”と重要管理点の“Critical”“Control”“Point”の頭文字を組み合わせてHACCPと呼ぶ。
※2:販売商品に添付される、食品表示法に則り消費期限やアレルギーなどの情報が記載されたシールのこと



「株式会社松屋」について( Webサイト www.matsuya.com/ginza/

 銀座・浅草で店舗を展開する老舗百貨店。それぞれの立地特性を活かした営業活動を行う。銀座店は個性的な百貨店としてさらなる進化を目指す。また、飲食業・ビル総合サービス及び広告業など百貨店事業を中核に据えたグループ経営を推進。

「Platio」について( Webサイト plat.io

 Platio(プラティオ)は、誰でも簡単に自社の業務にフィットするモバイルアプリをノーコードで作成し、活用できるクラウドサービスです。誰もが自社の業務に合った最適なアプリを活用することで、ビジネスの現場におけるIT化を推進し、人手に頼っていた業務プロセスを効率化します。Platioで作成したアプリは、すぐに配信して現場で使い始められます。現場担当者がアプリから入力したデータはクラウド上に保管、管理者へリアルタイムに共有され、タイムリーに現場の状況を把握できます。また、入力データの変化を自動で検知し、管理者へ通知する検知機能により、異常にいち早く対応できます。複雑かつ高価格になりがちな業務用アプリを、手軽に作れるソリューションであることが評価され「2018年度 グッドデザイン賞」を受賞しています。

「アステリア株式会社」について( Webサイト www.asteria.com

 アステリア株式会社(2018年10月にインフォテリアから社名変更)は、企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品のASTERIA Warpは、異なるコンピューターシステムのデータをノーコードで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に8,824社(2020年9月末現在)の企業に導入されています。また、Handbookは、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,589件(2020年9月末現在)の企業や公共機関で採用されています。

<事例掲載URL>

plat.io/ja/case/matsuya

【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】

アステリア株式会社
広報・IR部:長沼史宏・齋藤ひとみ
TEL:03-5718-1297
FAX:03-5718-1261
E-mail:

【製品に関するお問い合わせ先】

アステリア株式会社
ネットサービス本部
TEL:03-5718-1660
FAX:03-5718-1261
E-mail:

以上
日時:2020年11月30日 15:00

アステリア、Asteria、Handbook、Platioは、アステリア株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。

ページ先頭へ