アステリア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以下 アステリア)は、AI搭載IoT統合エッジウェアの新バージョンとして「Gravio 4」(グラヴィオ フォー)の提供を2021年1月7日から開始することを発表します。
Gravio 4では、AIカメラを使ったマスク着用有無の判定機能の搭載に加えて、レーザー型高精度距離センサーLiDAR(ライダー)を用いた距離計測センサー、文字情報などの表示に適したドット型LEDによる電光掲示板などGravioオリジナルデバイスのラインアップ追加等の強化を図ります。現在、新常態に対応する3密回避ソリューションなどが好調で、Gravioは前年同期(上半期)比10倍超の増収を記録していますが、より一層の機能拡充を図ることで2021年度末には現在の倍となる2,000ユーザーへの導入を計画しています。
AIカメラによるマスク着用判定機能 | Gravioの全機能の設定はノーコードで可能 (アイコンを移動し、通知機能を設定する様子) |
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AI搭載IoT統合エッジウェア「Gravio」は、センサーやカメラからのデータ収集・解析をノーコードで簡単に実現するソフトウェアとして、現在までに約1,000ユーザーが利用しています。最近では、コロナ禍に対応するGravioのCO2センサーやAIカメラ機能を活用した3密回避ソリューションなどの感染予防対策に対する引き合いが活況で新規導入も加速中です。
コロナ禍への対応が幅広い業界で求められているなか、新バージョン「Gravio 4」ではAIカメラによるマスク着用有無判定機能を追加。また、LiDARの技術を用いた距離計測センサー「Gravioディスタンスセンサー」は、物品の数量の捕捉に適していることから在庫管理を自動化(無人化)する現場での活用も可能です。
Gravioオリジナルデバイスのラインアップに追加された電光掲示板「Gravio LED マトリックス」は、Gravioでの設定により、AIカメラやセンサーからの情報を受けて任意の文字情報を表示することが可能です。例えば、AIカメラから「マスク未着用」という情報を受けて、マスク着用の注意を喚起する情報を表示するなど、複数のセンサーからの情報をGravioが統合し、その状況下で必要な情報をエッジ処理で瞬時に告知・伝達することが可能です。
新機能の名称 | 概要 | |
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マスク着用有無判定機能 | 被写体がマスクを着用しているかどうかの判定が可能となる機能。カメラの画像情報はGravio独自のエッジコンピューティングで処理されるため、クラウド上への画像転送が不要となり被写体のプライバシーにも配慮したソフトウェア設計。Gorilla社のAIカメラIVARの機能アップを活用。 | |
Gravioディスタンスセンサー | LiDAR技術を活用した3次元レーザー型高精度距離センサー。遠隔での社内や倉庫内での物の在庫管理用途を想定し、高精度で距離の測定が可能。1mm単位、最大30メートルの計測が可能なため、オフィスや工場での無人化の実現に貢献。 | |
Gravio LEDマトリックス | ドット型LEDを活用した電光掲示板。カメラやセンサーなどのデバイスが感知した情報をトリガーに、表示する既存のLEDライトに加え、ドット状に配置されたLEDで文字やアイコンを表示する高い即時視認性を実現することで新たなニーズへ対応。 | |
Gravio CO2センサー | 3密状態となると、濃度が高くなる空気中の二酸化炭素(CO2)濃度を計測するセンサー。3密検知や、快適な就業環境かどうかの判定に活用が可能。 ※既提供デバイスのバージョンアップ | |
その他 | ・Gravio Hub 内蔵ストレージ容量を強化。 ・AI専用プロセッサの追加に対応。 ・接続可能なBI(ビジネスインテリジェント)ツールを増加し、容易なデータの可視化を強化。 |
Free | Basic | Standard | Enterprise | Enterprise AI Edition Gold | Enterprise AI Edition Platinum | |
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価格(税別) | ¥0 | ¥500/月 | ¥20,000/月 | ¥800,000/年 | ¥1,200,000/年 | ¥1,600,000/年 |
無償貸出センサー | なし | 4個 | 20個 | 100個 | 100個 | 100個 |
Gravio Hub | なし | なし | 1台 | 4台 | 4台 | 4台 |
管理機能 | なし | なし | なし | あり | あり | あり |
ブロックチェーン | なし | なし | なし | あり | あり | あり |
対応カメラ | USB 1台 | USB、ONVIF 1台 | USB、ONVIF 1台 | USB、ONVIF 各Hubごとに1台 | ONVIF、RTSP 最大8台 (専用PCが必要) | ONVIF、RTSP 最大8台 (専用PCが必要) |
ソフトウェア センサー | 人物検知 (機能限定版) | 人物検知 | 顔認証 人物検知 車両検知 | 顔認証 人物検知 車両検知 | ||
登録可能顔ID数 | なし | 100ID (最大1,000ID) | 1,000ID (最大10,000ID) | |||
同時利用AIモデル | なし | 下記より2つ (1つは顔認証必須) | 下記より4つ 選択可能 | |||
学習済AIモデル | 人数カウント | 顔認証、人物の性別、年齢層 マスク着用有無 侵入検知、人数カウント 車両の特徴、車両通過カウント |
アステリアでは新バージョンGravio 4の提供を通じて、コロナ禍という難しいテーマの解決をサポートする機能やサービス提供を強化しながら、より一層の顧客開拓を進める計画です。Gravioは現在までに約1,000ユーザーを獲得していますが、2021年度末にはその倍となるトータル2,000ユーザーへの導入に拡大することを目標に掲げています。
アステリア株式会社(2018年10月にインフォテリアから社名変更)は、企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品のASTERIA Warpは、異なるコンピューターシステムのデータをノーコードで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に8,824社(2020年9月末現在)の企業に導入されています。また、Handbookは、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,589件(2020年9月末現在)の企業や公共機関で採用されています。
Gravioは、データ連携ツール国内シェアNo.1の「ASTERIA Warp」で培った技術をベースにIoT向けに進化させ、AI機能を搭載したエッジコンピューティング型のIoT統合ソフトウェアです。ノーコードと直感的な画面設計により、使い勝手の良さを重視。更にはAIを活用した認識技術の内蔵とマルチプラットフォーム対応が、インテリジェントエッジとしての活用シーンを飛躍的に拡大。各種認証済みセンサーの無償貸出プログラムもご用意し、導入の際の複雑さを解消。様々なデータの収集、加工、連携もインテリジェントに。簡単かつ迅速なAIとIoTの統合利活用を実現します。
Gravioセンサー 全ラインナップ |
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以上
日時:2020年12月16日 15:00
アステリア、ASTERIA、Handbook、Gravioは、アステリア株式会社の登録商標です。
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