仮想化技術が広く企業のインフラに普及し、Wi-Fi を含めた広帯域なネットワークがどこでも利用できる現在。所有から利用へと企業のインフラ環境を変えるクラウド・コンピューティング( 以下、クラウド) は、ビジネスを支える基盤の一つとして多くの企業で採用されている。電子メールをはじめとした情報系システムはもちろんのこと、SAP をはじめとした大規模ERP をすべてクラウド上で稼働させる事例も出てくるなど、企業のあらゆる仕組みをクラウド上に展開することは現実的に可能な時代だ。
この急速にクラウド化が進むシステム環境の中で、情報システム部門自身の役割が改めて問われ始めている。これまで情報システム部門が持つ高度な専門性を発揮することで運用してきたシステム基盤は、今やクラウドによって手軽に利用できるようなものになっており、各業務部門が独自のシステムを導入・利用するという状況も生まれつつある。だからこそ、長年担ってきた役割に固執することなく、社内から求められる存在へと情報システム部門は変わっていかなければならない。
そのためには、クラウドへ柔軟に対応しながら、システムの内製化によって現場からの要求に迅速に対応できる環境を作り上げるなど、攻めの情報システム部門として生まれ変わる必要が出てきている。今回は、現場から頼られる存在になるために必要な手段を明らかにしながら、これからの時代に必要な、情報システム部門が果たすべき役割について見ていきたい。今まさに、情報システム部門は大きな岐路に立たされているのだ。
アステリアの製品・サービスに関する資料送付をご希望の方は、以下の資料請求フォームよりお申込ください。
ご希望の資料を後日、担当者よりご送付させていただきます。
以下の【個人情報保護に関する方針(プライバシー・ポリシー)】をご確認、ご同意の上、必要事項をご記入ください。
個人情報保護に関する方針(プライバシーポリシー)へ
ASTERIA Warp製品の技術情報やTips、また情報交換の場として「ADNフォーラム」をご用意しています。
アステリア製品デベロッパー同士をつなげ、技術情報の共有やちょっとしたの疑問解決の場とすることを目的としたコミュニティです。