ニュース広報ブログ

IoTをビジネスのインフラにするために必要なこととは?株式会社ウフル 八子氏とのIoT対談レポート



すでに様々な業界の企業や現場で、活用や実証実験がスタートしている「IoT」。
しかし現時点ではまだ、現場での定常的な運用をしているケースは少ないのではないでしょうか。

2016年11月21日。この日は、今年4月よりIoTの協創モデルを実現する「IoTイノベーションセンター」を設立するなど、積極的にその推進に力を入れている株式会社ウフルの上級執行役員であり、IoTイノベーションセンター の所長を務める八子知礼(やこ とものり)氏を招きました。

行われたのは、当社が今年10月末に開設した「IoT Future Lab.(イフラボ)」にて、代表取締役の平野、イフラボ所長の田村と共に「IoT談義」なる対談!当日の対談の内容については、後日IoT関連メディアで公開予定ですので、こちらの広報ブログでは、対談の様子や盛り上がったトピックなどを簡単にご紹介します。



対談当日、イフラボのセミナールームに用意されたのは、平野の出身地でもある熊本県の「菊鹿ワイン」と解禁されたばかりのボジョレーヌーボー!



乾杯をして、対談はスタート。写真左より、IoT NEWS代表の小泉氏、株式会社ウフル八子氏、当社の平野、東京R&Dセンター長の田村が並びます。



最初の話題は、当社が10月末に発表したIoT新製品「Platio」と、現在開発中の「Gravity」について。

”ノンプログラミングで開発ができるIoTプラットフォーム” という特徴を持つ製品ですが「ノンプログラミングとは言うけれど、実際にどの程度、直感的に操作することができるのか?」「今回PlatioとGravityの2つの製品に用途を分けた理由は?」といった質問がお二人からは寄せられました。

これに関しては、「モノ同士だけではなく、現場での業務プロセスも自動化できないか」「機器だけが繋がるのではなく、モノからあがってきたものを人に繋ぐというアプローチができないか」と考えた、当社での製品開発プロセスを説明。



実際に「Platio」の画面をお二人にも見てもらうと、「これは確かに現場の人でも簡単に操作ができそう」「長年データ連携ソフトウエア事業に携わってきたからこそ、企業の ”業務フロー” が理解できるわけですね」といったコメントをいただきました。



「フィールドに出たときに、これまで基幹システムを扱って来なかった人が使えるのが強みなんですね。仕様書を作らずとも、現場で簡単に開発が出来てしまうわけで。 」と語る小泉氏。



八子氏からは「一方で、現場での自律分散が進むことでガバナンスをかけにくくなりませんか?」という鋭い質問も。八子氏によると、これはロボットなどの開発現場でもよく出てくる課題なのだそう。

小手先のことを自由に繰り返すよりも、フォーカスすべきポイントは別にあるのではないか?という声もあるようです。



とはいえ、これまでのプログラミング技術が必須だった開発フローからすると「後から戻すのに時間がかかる」「移行ができなくなる」という課題がありましたが、Platioが提供するプラットフォーム基盤はすべて “ノンプログラミング” がキーワード。

サービスの機能を横にどんどん広げるのではなく、あくまでPlatioの機能の範囲内で「より良いサービスに磨き込んでいく」「現場にあわせて積極的に進化させていく」ことをコンセプトとして持っていることを説明する田村。



これには「ロジックと設計ベースでのフローがきちんとあれば、データは残るのであとから動かすことができるわけですね」という意見も。

今後お客様の要望に応じて、Platio内のテンプレートなども増やしていくことで、更に利用シーンが広がるのではないかという可能性にも触れていただきました。

 IoTをビジネスのインフラにするために必要なこととは?


クラウドサービスやIoTの導入支援事業などを手がけ、1社ではなく「協創」することによる発展を目指す八子氏と、こうしたIoT新製品のエンドユーザーによる活用事例をどんどん増やすことで開発にも役立てたいと考える平野。同じIoTを推進する仲間として、これから更に求められることなどについて意見を交わしました。

これからのビジネスにおいては「量の最大化」から「機会の最大化」が求められると語る八子氏。
対談の終盤では、今後のIoT化していく中で企業に求められることにまで話が及びました。 



小泉氏「こうした製品が増えると、エンドユーザーは自分たちで出来ることが増えていく。クラウドサービスがどんどん増えていくことで効率化した現場もあるはず。そう考えると、今後企業の資産となるのは、システムではなく、その企業が日々現場で集めている “データ” なのかもしれませんね」



平野「その通り!クラウド化されて、ハードウェアもソフトウェアも借り物になりますが、データだけはその企業しか持っていない、代替できない資産として残るわけですから」



今回の対談は、平野が深夜便でシンガポールに戻る間を縫っての短い時間ではありましたが、IoTを語りだすと話は本当に尽きない!実はこの対談終了後も、今度はウフルや当社の社員たちも交えた「IoT座談会(という名の飲み会)」が3次会まで続きました。



また対談終了前には、お越しいただいた皆さんにも「イフラボ」に設置されたデバイスなどをご覧いただきました。参加者全員でIoTに触れ、語り、共感し、未来にワクワクする賑やかな時間となりました!

 

対談内容の詳細は、また公開次第こちらでもご案内してまいります。
これからも、両社でのIoT推進や製品情報など、ぜひご注目ください!

またインフォテリアでは引き続き、こちらのイフラボにIoT機器を設置したい!コラボレーションしたい!
といった企業様などからのお問い合わせをお待ちしております。

ご興味のある方は、ぜひこちらよりお気軽にお問い合わせください。

以上
日時:2016年11月30日 11:08

ページ先頭へ