インフォテリア株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:平野洋一郎)は、7月24日より高性能XML処理エンジン「iPEX 2.0(アイペックス)/COM*1対応版」の出荷を開始しました。 iPEX 2.0 /COM対応版は、従来通りVisual BasicやASP*2(Active Server Pages)などCOM対応開発環境におけるXML対応ソフトウェアの開発を容易にします。さらに、今回のバージョンアップにより強化された点は以下の通りです。
> XSLT*3 1.0勧告対応
> Xpath*4 1.0勧告対応
> URL指定によるXMLデータ読み込み(HTTP / FTP)
> DOM Level 2仕様(一部:Namespace処理など)への準拠
> 処理速度の更なる向上
今回のバージョンアップで、iPEX 2.0の仕様であるXMLの入出力・編集およびXSLT仕様によるXMLの変換機構、インターネット経由でのXMLデータアクセスがCOM環境から可能になり、より高度なアプリケーション開発を実現できます。
iPEX 2.0は、新仕様の他にもW3CのXML1.0勧告、DOM Level 1勧告、XMLNames勧告などの標準仕様に準拠したXML処理エンジンです。
□ 製品概要
> iPEX2.0 (アイペックス) / COM対応版
概要 | ・COM開発環境でのXMLアプリケーション開発ライブラリ ・XMLデータの入出力 ・XSLTによるXMLデータの変換 ・インターネット経由でのXMLデータへのアクセス |
価格 | 40万円より |
稼働環境 | Microsoft Windows 95 / 98 / NT4.0 / Windows2000 Visual Basic 6.0以降 |
出荷日 | 2000年7月24日 |
インフォテリア株式会社は、1998年に設立された国内唯一のXML専業ソフトウェア会社です。インフォテリアでは、先進のXMLテクノロジーをベースに、XMLの普及を促進するコンポーネント製品や、エレクトロニックコマースでのデータ交換をXMLベースで行うためのツールとサーバー製品などを提供しています。
→ www.infoteria.com/
□ 用語説明/注釈
*1 COM | (コム) Component Object Modelの略。マイクロソフト社が提唱している、部品化されたプログラムを作成・利用するための仕様。この仕様に従ったプログラム間のインターフェイスが統一化されるため、ソフトウェアを部品化して容易に組み合わせて使用できる。 |
*2 ASP(エーエスピー) | Active Server Pagesの略。Windowsプラットフォーム上で、ウェブページを動的に作成するための仕様の一つ。マイクロソフト社が独自に策定。近年話題になっている、ASP (Application Service Providor)とは別物。 |
*3 XSLT(エックスエスエルティー) | XSL Transformationの略。XSLは、Extensible Stylesheet Languageの略。XMLデータにスタイル付けを行ったり、XMLのデータ構造を変換するための標準仕様。1999年11月16日にW3Cより勧告された。 ◎参考情報:www.w3.org/TR/xslt |
*4 Xpath | (エックスパス) XML Path Language。XSLTおよびXPointerで使用するXMLデータ内の指定を行うための標準仕様。1999年11月16日にW3Cより勧告された。 ◎参考情報:www.w3.org/TR/xpath |
以上
日時:2000年07月24日 11:00
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