KDDI、インフォテリアと提携し、国内初のアリバ接続ASPサービスを構築

中小サプライヤが格安でアリバ・ネットワークに参加可能に

KDDI株式会社（代表取締役社長:奥山雄材、以下 KDDI）とインフォテリア株式会社（代表取締役社長:平野洋一郎、以下 インフォテリア）は、中小企業に対する企業間電子商取引(BtoB)参加への支援サービスにおいて業務提携いたします。両社は、提携第１弾として、企業間（BtoB）電子商取引ソリューションを提供する業界のリーダーである日本アリバ株式会社（代表取締役社長:渡辺邦昭、以下 日本アリバ）のネットワークに接続するサプライヤ企業向けの国内初のアリバ接続ASPサービスと、複数のサプライヤ企業の電子カタログ・ネットワーク集約型サービスである「サプライヤ・ポータル」事業を展開します。

これまでサプライヤ企業は自社でWebサーバや電子カタログを用意し、またそれぞれのBtoBサイトごとに異なる接続ルールに従う必要があり、多くのシステム的、技術投資を必要としていました。今回、KDDIとインフォテリアが提供するのは、インフォテリアのBtoBサーバー「Asteria(アステリア)」と優れたXML技術を採用し、日本アリバの間接材購買向けソフトウェア「Ariba Buyer」を利用する企業に対し、取引先の中小企業が容易に電子カタログをアップロードでき、アリバのAriba Commerce Services Network（アリバ・コマース・サービス・ネットワーク：ACSN）接続が格安でできるソリューションサービスです。

インフォテリアのBtoBアプライアンス「Asteria.Planet for Ariba（アステリアプラネット フォー アリバ）」をオールインワン・ソリューションとして提供するほか、割安感のある月額固定料金型ASPサービスを提供する予定です。これにより、中小サプライヤにとって経済面・システム面双方での初期投資が軽減され、新たな販売チャネルの拡大につながります。KDDIは、KDDIのデータセンター「dotsquare(ドットスクエア)」上にこれらの取引先をまとめた「サプライヤポータル」の形成を目指し、購買側企業との取引の活性化を推進します。

KDDIとインフォテリアは、順次これらのサービスの提供を開始し、サービス開始より1年間で約1,000社の利用を見込んでいます。

日本アリバの渡辺邦昭代表取締役社長は、「日本アリバは年内に1万社のサプライヤ企業との接続を目指しています。このような新サービスが、KDDI様とインフォテリア様がされることで、今後のアリバのネットワークの普及に大きな弾みがつくものと本日の発表を歓迎し、大いに期待しています。」と語ります。

大手企業がBtoBの接続を実現しつつある一方、中小企業はカタログの電子化やXML技術への対応などが難しく、BtoB普及の課題となっています。KDDIは、多くの中小企業にインターネットを普及させた「DION」の実績を活かし、真のBtoBの普及と成長を牽引していきます。インフォテリアは、ロゼッタネットをはじめとするBtoBシステムの優れた導入実績をベースに、質の高いインフラ技術を提供します。

KDDI株式会社について

KDDI株式会社は、国内から国際、固定から移動体通信までを一貫して提供し、”Mobile & IP”を中軸として事業展開を図っています。IP事業の柱のひとつであるインターネット接続サービス”DION”は個人・ビジネスともご好評をいただいており、日本でのインターネット普及に貢献してきました。また、日本のインターネット接続ポイント(IX)を活かし、多くの企業にご好評をいただいたテレハウジング・サービスをリニューアルし、今後のIP事業の柱としてデータセンタサービスを提供しています。KDDIはこのようなIP事業によって培われた顧客基盤を活かし、お客様の新たなアプリケーションニーズにお応えするＥビジネスプラットフォームをご提供することにより、日本におけるビジネスの更なるIT化をサポートしていきます。
→ www.kddi.com/

インフォテリア株式会社について

インフォテリア株式会社は、1998年、日本初のXML専業ソフトウェア会社として設立されたXML分野のリーディングカンパニーです。東京と米ボストンに拠点を置き、世界市場に向けてXML製品の開発と販売を行っています。インフォテリアでは、先進のXMLテクノロジーをベースにXMLの普及を促進するコンポーネント製品や、企業間電子商取引（BtoB-EC）および企業間アプリケーション統合をXMLベースで行うためのソフトウェアを提供しています。
→ www.infoteria.com/