アステリア株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：平野洋一郎、証券コード：3853、以下 アステリア）は、日本円を対象としたステーブルコイン※1「JPYC」を発行や、デジタル資産の原本証明ができるNFT※2の実装技術を保持する日本暗号資産市場株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：岡部典孝、以下 日本暗号資産市場）へのAsteria Vision Fund（米国テキサス州、以下 AVF）を通じた出資を完了し、ブロックチェーン技術を基盤としたステーブルコインやNFTの普及推進を図る資本業務提携に合意したことを発表します。
いま世界では、法定通貨に対して安定したステーブルコインや、デジタル資産の原本証明を行うことができるNFTが大きく注目を浴びています。そのような中、日本暗号資産市場は、2021年1月に日本で初めて世界標準仕様ERC20※3に基づく日本円ステーブルコイン「JPYC」の発行を開始しました。一方、アステリアは一般社団法人ブロックチェーン推進協会（BCCC）でも実施している日本円ステーブルコイン社会実験「ZEN」※4にも発起メンバーとして参画するなど、近未来のステーブルコインの普及を見据えた活動を実施しています。両社は、JPYCとそのノウハウを活用したステーブルコインの利用促進を図るための活動や、NFTを活用したデジタルデータの健全な価値管理に向けた活動を共同で推進します。
アステリアグループは、世界的な視野においてアステリアグループの注力投資領域である「4D」（Data, Device, Decentralized, Design）に合致する企業への効率的な投資を行い、アステリアの成長戦略を加速させています。アステリアは、日本暗号資産市場の「JPYC」やNFT関連事業が「4D」のうち「Decentralized」と合致することから、同社への出資を決定しました。
| 会社名 | 日本暗号資産市場(にほんあんごうしさんいちば)（株） |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都港区 |
| 設立 | 2019年11月 |
| 代表者 | 岡部 典孝 |
| AVFの出資比率 | 約3% |
※1 : ステーブルコイン （Stable Coin）
法定通貨に対して価格が安定した暗号資産（仮想通貨）の総称。
※2 : NFT （Non Fungible Token）
代替不可能な価値を示すトークン。暗号資産と違い、個別のトークンが個別の価値を表現する。
※3 : ERC20 （Ethereum Request for Comments）
イーサリアムブロックチェーンに関する技術仕様提案の第20番目にあたるもので、イーサリアムで発行されるトークンの統一仕様を定めたもの。
※4 : ZEN
ブロックチェーン推進協会（BCCC）で2017年から社会実験を実施している日本円に対して価格か安定したステーブルコイン。現在、社会実験Phase 2実施に向けて調整が進められている。
日本暗号資産市場株式会社は2019年11月に創業し、2021年1月に日本初のERC20自家型前払式支払手段として日本円連動ステーブルコイン「JPYC」を発行しました。JPYCをより多くの方にご利用いただくためにも、親和性の高い事業者との業務提携を積極的に進めております。
アステリア株式会社（2018年10月にインフォテリアから社名変更）は、企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品のASTERIA Warpは、異なるコンピューターシステムのデータをノーコードで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に9,011社（2020年12月末現在）の企業に導入されています。また、Handbookは、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,598件（2020年12月末現在）の企業や公共機関で採用されています。
以上
日時：2021年04月06日 15:00
アステリア、Asteria、Handbookは、アステリア株式会社の登録商標です。
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