島津製作所 がPlatioを採用し 森林保全活動を推進

「島津製作所の森」（京都府南丹市）の維持・管理の効率化を目指す

　アステリア株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：平野洋一郎、東証一部：3853、以下 アステリア）は、株式会社島津製作所（本社：京都府京都市、以下 島津製作所）に、森林保全活動における情報収集ツールの一つとして、アステリアのモバイルアプリ作成ツール「Platio（プラティオ）」が採用されたことを発表します。
　島津製作所は、樹木の種類や生育状況等をPlatioで作成した独自の森林調査アプリに記録することで森の維持・管理を効率化し、計画的な森林保全向けた取り組みを開始します。

島津製作所が「Platio」を採用した目的と背景

　島津製作所は持続可能な社会の発展と成長を目指して、様々な環境課題の解決に取り組んでいます。2008年から京都モデルフォレスト運動に参画し「島津製作所の森」（京都府南丹市）で、企業による森づくり活動を実施するなか、間伐や植樹などの森林保全活動のほか、地域との連携や森林を通じて生物多様性などを学ぶ機会を社員とその家族に提供してきました。
　その一環で、近年では、サイエンスの視点を用いた独自の森林保全活動の実施を目指すなか、季節ごとの森の植生情報を把握するには、森全体の植生の見える化が必要と考えました。そこで、植生情報の把握・共有用途としてアステリアのモバイルアプリ作成ツールPlatioを採用。Platioで記録された植物の情報をもとに作成される植生分布図などから、地域の特性を考慮した森林保全活動を計画する方針です。

「森林調査アプリ」イメージ（仮）

≪島津製作所の森の概要≫

　Platioは、プログラミングに関する専門的な知識がなくてもノーコード^※で各社の業務フローに合わせたオリジナルアプリが内製できるツールです。「森林調査アプリ」も島津製作所の環境経営統括室が主導でアプリを作成、日頃の調査活動の実態に合わせた仕様変更も含めて内製されています。

所在地	京都府南丹市八木町玉ノ井
構成樹種	スギ・ヒノキ・アカマツや、広葉樹林からなる里山林
敷地面積	52ha

※ ソースコードを書かなくてもソフトウェアやアプリ等の開発ができる仕組み。
ノーコードで開発することができるPlatioは、プログラミング言語に関する専門的な知識がなくても、必要とする機能の実装や現場の運用に合わせたアプリ仕様の調整等が可能。

Platioについて（ Webサイト plat.io ）

　Platio（プラティオ）は、誰でも簡単に自社の業務にフィットするモバイルアプリを作成・活用できるクラウドサービスです。誰もが自社の業務に合った最適なアプリを活用することで、ビジネスの現場におけるIT化を推進し、人手に頼っていた業務プロセスを効率化します。Platioで作成したアプリは、すぐに配信して現場で使い始められます。現場担当者がアプリから入力したデータはクラウド上に保管、管理者へリアルタイムに共有され、タイムリーに現場の状況を把握できます。また、入力データの変化を自動で検知し、管理者へ通知する検知機能により、異常にいち早く対応できます。複雑かつ高価格になりがちな業務用アプリを、手軽に作れるソリューションであることが評価され「2018年度 グッドデザイン賞」を受賞しています。

「アステリア株式会社」について（ Webサイト www.asteria.com/ ）

　アステリア株式会社（2018年10月にインフォテリアから社名変更）は、企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品のASTERIA Warpは、異なるコンピューターシステムのデータをノーコードで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に9,398社（2021年6月末現在）の企業に導入されています。また、Handbookは、営業資料や商品カタログ、会議資料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,618件（2021年6月末現在）の企業や公共機関で採用されています。

アステリア、Asteria、Handbook、Platioは、アステリア株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。