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「XMLドキュメントソリューション」を発表

XML技術をベースとした新アーキテクチャにより、インターネットからデスクトップまでを統合

1999年12月1日
株式会社ジャストシステム

 株式会社ジャストシステムは、インターネットからデスクトップまでを カバーする標準フォーマットXMLをベースとした、新しいコンセプト、アプローチ、アーキテクチャを「XMLドキュメントソリューション」として発表しました。

 XML(eXtensible Markup Language)は、W3Cにより厳密な標準化がなされており、ベンダーやアプリケーションから完全に独立した フォーマットです。極めて汎用性が高く、利用者・アプリケーション側の定義と運用次第で、一般文書、専門論文、数式・図形の記述、メタ情報、ソフトウェア設定などに利用可能です。さらに、データベース、Eコマース、デジタル放送などへの応用も期待されています。その適用範囲はほとんど無限といってよいでしょう。先進的な企業や組織では、既にXMLが導入され、成果を上げはじめています。

 ジャストシステムは、XMLの将来性、技術的・理論的基盤の堅実性、インターネットとの高い親和性などに注目し、今後のドキュメントソリューションの中核技術としてこれを採用しました。そのコンセプトと アーキテクチャの一部は、12月3日発売のインターネットワープロ「一太郎Ark」として製品化されています。

 「一太郎Ark」は、100% Pure Javaアプリケーションとして実現されたワープロですが、内部はXML諸技術の集積として構成されており、 将来の「XMLドキュメントソリューション」ラインナップのプラットフォームとなることを意図しています。今後、表計算、ドロー、プレゼンテーションなどの従来型アプリケーション機能が、Arkプラットフォーム上でXML技術を使って再定義・再構築されます。これらの アプリケーションコンポーネントは、いずれもXMLデータを扱い、共通のXMLエンジンにより実現されるため、高いレベルで統合された 環境を提供します。そしてまた、このプラットフォーム上で、今までにはないアプリケーションコンポーネント開発にもチャレンジ していきます。

 XMLはインターネットの標準形式でもあるため、デスクトップと インターネット/Webは、データ形式の点では自然にシームレスとなります。そして、「XMLドキュメントソリューション」では、 Java(TM)のネットワーク親和性を最大限に生かすことにより、アプリケーションの観点からもシームレスな環境を実現します。 いつ、どこからでも、必要なアプリケーションサービスを受けられる、使い慣れた操作性を得られる環境を目指します。

 ジャストシステムは、ナレッジマネジメントのための自然文 検索システム「ConceptBase Search」を既にリリースし、多くの 企業に導入されています。XML技術とConceptBaseの自然文検索技術を相互補完的に融合させることにより、より精密な検索や 的確な要約などを実現します。また、ジャストシステムが培ってきた日本語処理技術を駆使することにより、半自動的なXMLマークアップ支援など、構造と言語、そして知識に踏み込んだ領域を開拓します。

 JavaとXMLのスケーラビリティは、家庭や日常生活での情報 環境を支援・促進します。家電製品や携帯端末においても、JavaプログラムによるXML処理が可能なため、「XMLドキュメント ソリューション」のアーキテクチャによる家計簿管理、スケジュール、年賀状作成などの実現も可能です。企業も個人もネットワーク接続 された現代においては、企業情報システムと個人情報端末がデータ交換する場面が生じても不思議はなく、統一された基盤アーキ テクチャが要求されます。「XMLドキュメントソリューション」はそのような基盤となるものです。

 企業でも家庭でも、インターネット/Webはますます身近で 必要不可欠のものとなるでしょう。真にインターネットフレンドリーで柔軟・自由なアプリケーションの姿、文書の姿、 それを現実のものとする技術的フレームワークが「XMLドキュメントソリューション」です。



ご賛同文

日本アイ・ビー・エム株式会社 理事・ソフトウェア事業部長 長野 一隆様

日本アイ・ビー・エム株式会社では、本日のXMLへの一連の 取り組みに関する発表を歓迎いたします。当発表により、特に高い日本語処理技術がXMLソリューションに活用され、ビジネスでの XMLの利用が一層加速されるものと期待しております。

IBMではe-businessアプリケーションの効果的な構築を支援 するため、XMLに対して従来より積極的な取り組みを行なっており、OASISプロジェクトやW3Cでの仕様策定などに参加 しております。また、XMLに関する基盤・応用両面に渡る技術を蓄積し、日本におけるXMLの利用促進を図るべく、Java コンソーシアムXML研究会でも両社をはじめとする多くの企業により活動を進めております。

弊社のWebアプリケーション・サーバー「WebSphere Application Server」は高速なXML解析エンジンを内蔵したエンタープライズ・ アプリケーション・サーバーであり、XMLを利用したオープンな企業向けEDIソリューションを提供します。ジャストシステム様の 「一太郎Ark」と連携されることでXMLドキュメント開発やその処理がより一層容易になり今後の高い需要が予想されるグローバルな 世界での企業間データやドキュメント流通において大きな役割を果たせることと思います。今後とも弊社はお客様にXMLによる オープンで広範なソリューションを提供してまいります。

インフォテリア株式会社  代表取締役社長 平野 洋一郎様

今後、インターネット利用の高度化に伴いXMLの活用が急速に 本格化していきます。本日ジャストシステムから発表された、一太郎ArkフロントエンドとConceptBaseを中心とするXMLへの 積極的な対応は、企業におけるXMLソリューションの活用に弾みをつけるものとして期待しています。

インフォテリアは、国内唯一のXML専業ソフトウェアベンダー として、XML Solution Components等の本格的XML製品群を 提供しています。XML Solution ComponentsとConceptBaseおよび 一太郎Arkフロントエンドを連携させることにより、RDBとドキュメントを融合させることが容易になり、XMLソリューションの 幅が大きく広がります。

インフォテリアでは、今後とも本格的XMLソリューション 構築のためのソフトウェアを積極的に提供して参ります。

本リリースに関するお問い合わせ先

インフォメーションセンター
TEL:03-5412-3939、06-6886-9300

以上
日時:1999年12月01日 11:00