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XMLコンソーシアム、「XML利用実態俯瞰図」を発表

~「XML設計技術勉強会」を発足し、柔軟性、拡張性の高いXML設計を促進~

報道発表資料
2008年7月8日
XMLコンソーシアム

 XMLコンソーシアム(会長:鶴保征城 (独)情報処理推進機構ソフトウェアエンジニアリングセンター所長)は、国内におけるXMLの利用状況についてコンソーシアム会員企業を対象に調査した結果を「XML利用実態俯瞰図-第1版」として本日より公開します。

 1998年2月にXML1.0が勧告され、今年で10周年を迎えたXMLは、既に情報処理の様々なシーンで利用されています。そこで、XMLコンソーシアムでは、実社会においてXMLがどのように利用されているかを、XMLコンソーシアム会員企業を対象に調査し、XMLの利活用実態の可視化に取り組み、「XML利用実態俯瞰図-第1版」をまとめました。この調査は、現在のところXMLコンソーシアム会員企業のみを対象としているため情報が限定的であり、XML利用実態の一部を示しているに過ぎませんが、日本企業におけるXML利用のおおまかな傾向や動向が読み取れること、またXMLのさまざまな産業や用途における利用を促進するために公開に踏み切りました。

 「XML利用実態俯瞰図-第1版」では、個々のケースでのXMLの利用実態をアンケート調査するとともに、「業種と業務」、「サービスコンポーネント参照モデル」、「XML技術」の3つの層での関連性を示し、国内における現在のXML利用実態を俯瞰できるようにすることを志向しています。例えば、この調査結果をXML技術を使った事例集としてだけではなく、同業他社や異業種と比較した動向を理解することで、自社IT利活用の成熟度を把握し、今後、投資すべき業務領域の特定の判断材料のひとつとしての活用や、自社のサービスコンポーネントの成熟度比較とサービスコンポーネント毎に必要となるXML技術を俯瞰できることを目指してまいります。

 なお、「XML利用実態俯瞰図-第1版」の基礎資料は、国内のXMLを巡る現状を示すものとして、経済産業省で進められている「IT経営ロードマップ」の参考文書としても使用されています。今回の発表にあたり、XMLコンソーシアムでは当該基礎資料に解説や注釈を記述するとともに、資料の一部を更新しました。

 XMLコンソーシアムでは、今回発表の「XML利用実態俯瞰図-第1版」を第一歩として、今後、アンケート調査対象を会員外にも拡大し、「XML利用実態俯瞰図」の継続的な更新を行い、XML技術の利活用の一助として予定です。



XMLコンソーシアムについて

 XMLコンソーシアムは、XML技術のビジネスにおける実用化推進を行う国内唯一の団体です。セミナー・イベント、部会活動、情報発信、標準化推進、各業界団体との連携などの具体的な活動を通じて、さまざまなコンピュータシステムにおけるXML技術の適用に貢献してまいります。
www.xmlconsortium.org/

本件に関するお問合せ先

XMLコンソーシアム事務局
野田 (富士ソフト株式会社内)
TEL:03-5600-6205
E-mail:

以上
日時:2008年07月08日 13:00

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