XMLコンソーシアム(会長:鶴保征城 (独)情報処理推進機構顧問)は、XMLの普及啓発を目的に2000年の設立から行ってきたコンソーシアム活動が、長年において十分な成果をあげ、所期の目的を達成したと判断し、2010年3月31日をもってコンソーシアム活動を終了することを発表します。
XMLコンソーシアムは、1998年にW3C※1から勧告された次世代インターネット技術であるXMLの普及啓発を推進してまいりました。2000年のコンソーシアム設立から今日まで、進化を続けるインターネットの中で、XMLを中心とした基礎技術、応用技術そして利用技術について、タイムリーに取り組み、主として企業情報システムでの活用に貢献してまいりました。
XMLコンソーシアムでは、毎年、XMLおよびXMLの応用技術の普及に関する会員アンケートを実施していますが、2009年末のアンケートにおいては、「XMLが普及した」との認識は、94%に達しました。コンソーシアムでは、他のアンケート結果や、活動状況なども含め総合的に検討した結果、コンソーシアムの活動は所期の目的を達成したと判断し、この度のコンソーシアム活動終了の決定に至ったものです。
XMLコンソーシアムの沿革は以下の通りです。
年 | 主なできごと |
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2000 |
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2001 |
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2002 |
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2003 |
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2004 |
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2005 |
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2006 |
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2007 |
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2008 |
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2009 |
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2010 |
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なお、XMLコンソーシアムの終了に伴い、「XMLコンソーシアムコミュニティ」を設立し、コンソーシアム活動で培われた人的ネットワークの継続、およびコンソーシアム活動で得られた成果物の管理を行います。さらに、現コンソーシアムメンバーを中心に、コンソーシアム活動の一部を継承するとともに、これからの社会とビジネスを支えるIT利活用を模索するコンソーシアムの設立も検討されています。
XMLコンソーシアムの主な組織
会長 | 鶴保 征城 (独立行政法人情報処理推進機構) | |
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副会長 | 田原 春美 (日本アイ・ビー・エム株式会社) 平野 洋一郎 (インフォテリア株式会社) |
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理事会社 | アドソル日進株式会社 インフォテリア株式会社 NTTソフトウェア株式会社 株式会社大塚商会 株式会社ジャストシステム 東芝ソリューション株式会社 日本アイ・ビー・エム株式会社 日本ユニシス株式会社 株式会社日立システムアンドサービス 株式会社日立製作所 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社 富士ソフト株式会社 |
イースト株式会社 NTTコムウェア株式会社 株式会社NTTデータ サン・マイクロシステムズ株式会社 東京エレクトロンデバイス株式会社 日本電気株式会社 日本オラクル株式会社 PFUソフトウェア株式会社 富士通株式会社 マイクロソフト株式会社 株式会社プロネクサス 株式会社リコー |
部会 | セキュリティ部会 Webサービス実証部会 次世代Web活用部会(旧Web2.0部会) SOA部会 ビジネス・イノベーション研究部会 クロスメディア・パブリッシング部会 XMLDB部会 関西部会 XML設計技術部会 TravelXML標準化部会 ContactXML部会 コンテンツ利用情報標準化部会 |
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会員社数 | 102社 |
※ 1 W3C:World Wide Web Consortiumの略。ワールドワイドウェブ(WWW)で使用される各種技術の標準化を推進する非営利団体。XMLをはじめ、HTML、Semantic Webなどの標準化を手がける。MIT(米国)、ERCIM(EU)、慶應義塾大学(日本)がその中心になっている。
以上
日時:2010年03月26日 16:00
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