「先端IT活用推進コンソーシアム」(会長:鶴保征城 元IPAソフトウェアエンジニアリングセンター所長)は、アドソル日進株式会社、インフォテリア株式会社、ウルシステムズ株式会社、東芝ソリューション株式会社、日本ユニシス株式会社、株式会社日立システムアンドサービス、富士ゼロックス株式会社、富士通株式会社などの国内有力ITベンダー20社によって、企業における先端情報技術(IT)の活用と技術者育成を推進することを目的として、本日当コンソーシアムが発足し、活動を開始したことを発表します。
「先端IT活用推進コンソーシアム」は、企業における先端ITの活用および先端ITエキスパート技術者の育成を目指す団体です。IT分野では、次々と目まぐるしく新しい技術が生まれ、そのいくつかは瞬く間に進化を遂げていきます。一方で、企業情報システムにおいては、先進性だけでなく、安定性や機密性などが求められ、そのための研究・検証等を行うために、先端ITの適用に時間がかかるという課題があります。この課題を解決するために、先端IT分野について、複数の企業が共同で研究・検証・実証などを行うことにより、企業における先端ITの適用サイクルを早め、同時に先端ITに知見の深い技術者を育成し、もって先端IT活用による企業活動の価値向上に資することを目的として設立されました。
「先端IT活用推進コンソーシアム」の初代会長には、鶴保征城氏(元IPAソフトウェアエンジニアリングセンター長)が就任します。また、コンソーシアムの顧問に、慶應義塾大学教授の萩野達也氏、産業総合技術研究所社会知能技術ラボ長の橋田浩一氏、名古屋大学大学院教授の山本修一郎氏、早稲田大学大学院客員教授の丸山不二夫氏(組織名50音順)に就任いただきます。
「先端IT活用推進コンソーシアム」は、以下の6つの先端IT領域における活動を計画しています。
(1)クラウド・テクノロジー分野(Hadoop, NoSQLなど)
(2)インターネットデバイス・アプリケーション開発環境分野(iPhone, iPad, Androidなど)
(3)リッチ・インターネット・アプリケーション(RIA)分野(HTML5, Ajaxなど)
(4)コンテキスト・コンピューティング分野(Semantic Web, Service Engineeringなど)
(5)ソーシャル・コミュニケーション分野(Twitter, Facebook, OpenSocialなど)
(6)実世界と情報世界の重ね合わせ分野(ARなど)
具体的な活動内容としては、各部会のメンバーによるそれぞれの領域の研究、先端ITの試用・評価、プロトタイプの作成、成果発表(セミナー)などを実施する予定です。
当コンソーシアムは、XMLコンソーシアム(2000年7月〜2010年3月)の活動意図を継承する団体としての性格を持ち合わせています。活動の対象をXMLから先端IT分野に拡大することで、また、旧XMLコンソーシアムのメンバーの多くが参加することで、そのノウハウを引継ぎ、更に、新しいメンバーの参加を得て活動を更に拡大・発展させることで、より積極的に社会貢献していきます。
当コンソーシアムは、本日より会員募集を本格化し、2010年度末までに50社程度の参加を見込んでいます。
発足時の会員企業(20社:50音順)
顧問(50音順)
・橋田 浩一 氏 | 産業技術総合研究所 社会知能技術ラボ長 |
・萩野 達也 氏 | 慶應義塾大学 環境情報学部 教授 |
・丸山 不二夫 氏 | 早稲田大学大学院 情報生産システム研究科 客員教授 |
・山本 修一郎 氏 | 名古屋大学大学院 情報科学研究科 教授 |
以上
日時:2010年09月08日 16:00
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