一般社団法人XBRL Japan(エックス・ビー・アール・エル・ジャパン、代表理事:高木勇三)は、本日、XBRL (eXtensible Business Reporting Language) に関わる次代の人材の斬新なアイデアとそれを実現する開発力を称え、XBRL を担う次代の人材育成を目指して、アカデミックコンペティションを実施することを発表します。
「XBRL Japan アカデミックコンペティション」は、本日から2011 年1 月11 日(月)まで応募を受け付け、最優秀作品には、賞金10 万円のほか、2011 年5 月にベルギーにおいて開催されるXBRL International Conference へ招待するなどの副賞が与えられます。「XBRL Japan アカデミックコンペティション」の応募要項は別紙の通りです。
一般社団法人XBRL Japan では、今後もXBRL の普及、維持及び発展のため活動を通じて社会的貢献をおこなってまいります。
XBRL とは
XBRL (eXtensible Business Reporting Language) とは、各種財務報告用の情報を作成・流通・利用できるように標準化されたXML ベースの言語です。XBRL の仕様(XBRLSpecification)は、ソフトウェアやプラットフォームに関係なく、電子的な財務情報の作成や流通・再利用を可能にします。したがって、公開会社、非公開会社、会計専門家、監督機関、アナリスト、投資家、資本市場参加者、ソフトウェア会社、情報提供会社など、財務情報のサプライチェーンに関係するすべての当事者にとって、財務情報提供のためのコストを削減し、正確な財務情報をよりスピーディーに利用することが可能になります。
本コンペティションは、XBRL に関わる次代の人材の斬新なアイデアとそれを実現する開発力を称えることを目的として実施されるものです。
コンペティションでは、応募者によるXBRL 文書に関わるソフトウェアの開発や特定領域のデータを記述するためのタクソノミ(スキーマと付随情報)の開発など、実用的で有効性を確認できる成果物を対象とします。ただし、その処理を行うシステムはプロトタイプで差し支えありません。
【募集概要】
対象者: | 個人、団体を問わない。年齢は問わない |
内 容: | 1.ソフトウェア開発、タクソノミ開発など 例:既存のインスタンス文書、タクソノミを対象とした二次利用のためのツール(分析ツール)の提案 2.テキスト、MicrosoftR WordR、PDF などの文書からタクソノミとインスタンス文書を生成するツール 例1:有価証券報告書においてPDF 形式で開示されている表形式データなどからタクソノミを生成するツール(関係会社一覧、大株主の状況、設備の状況、従業員の状況、個別データにある資産の状況など) 例2:MicrosoftR ExcelRの計算式をFormula に変換するツール 3.XBRL が導入されていない新規分野への展開を図るためのタクソノミの設計とインスタンス文書の生成を実行するプロトタイプの開発の提案 4.その他XBRL を利用したあらゆる新しい提案 |
応募期限: | 2011 年1 月10 日(月) |
応募方法: |
以下の物を期限までに指定アドレスに電子メールで提出する。提出文書は日本語あるいは英語で記述したものとする。 >> 応募内容記載書類(指定様式) 開発者名、所属、連絡先、応募概要を記載 >> 応募するソフトウェア、ツール等のソースコード 動作事例を含む説明文書および出力結果、動作確認のための説明文書(およびテストデータ) を添付 |
提出先: |
注:応募者は、提出した成果物をXBRL Japan の活動において無償にて利用することを了承するものとする。XBRL Japan では非商業目的で適正に利用するものとする。応募者が当該成果物を他の目的に利用することは妨げない。 |
【賞品及び表彰】
優秀な作品に対しては、2011年3月3日に東京証券取引所において開催されるXBRL Japanシンポジウムにおいて表彰式を行う。
最優秀賞(1件): | 賞 金: 100,000 円 副賞1 : 2011 年5 月にベルギーにおいて開催されるXBRL International Conference へ1 名を招待する(1 名分旅費の支給) ※但し海外からの応募者の場合は、2011 年3 月3 日に東京証券取引所において開催されるXBRL Japan シンポジウムに1名を招待する(海外から日本への旅費を1 名分支給) 副賞2:2011 年3 月3 日に東京証券取引所において開催されるXBRLJapan シンポジウム全体会議での作品のプレゼンテーション |
優秀賞(2 件): | 賞 金: 50,000 円 副 賞: XBRL Japan の各種委員会等におけるプレゼンテーション |
【審査及び審査委員】
XBRL Japan 教育委員会に組織する審査委員会において厳正に審査する。審査委員会は以下の委員によって構成される。ただし、応募内容によっては、専門的な見地から評価を行うために特別審査委員を追加することもあり得る。その場合には事後に特別審査委員を含めて審査委員全員の氏名を公表することとする。審査委員会委員は応募者と利害関係を有することはない。
(審査委員)
武市正人 (XBRL Japan 教育委員会委員長、東京大学教授)
水谷 学(XBRL Japan 教育委員会担当理事、公認会計士、PCA(株) 代表取締役社長)
白田佳子(XBRL Japan 教育委員会、筑波大学教授)
筏井大祐(XBRL Japan 総務・経理担当理事、公認会計士、有限責任 あずさ監査法人)
XBRL Japan アカデミックコンペティションに関するお問い合わせは まで。
以上
日時:2010年11月10日 14:00
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