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先端IT活用推進コンソーシアム、ビッグデータが導く「知識を行動へ」実証プロジェクトを完了し実証レポートを公開

~ 災害時には一人ひとりに適した行動を先端ITで支援 ~

報道発表資料
2015年6月12日
先端IT活用推進コンソーシアム

 先端IT活用推進コンソーシアム(会長:鶴保征城 元IPAソフトウェアエンシニアリンクセンター所長、以下「AITC」)は、独立行政法人産業技術総合研究所、消防庁消防研究センター、九州IT&ITS利活用推進協議会の協力のもと、気象庁防災情報XMLなどの防災情報や、社会に存在する様々な膨大なデータを基に人々の日々の活動に結びつけるための実証プロジェクト「Project LA (Leads to Action = 知識を行動へ)」をこのたび完了し、その結果を2015年6月15日より一般公開することを発表します。

 AITCは、企業における先端ITの活用および先端ITエキスパート技術者の育成を目指す団体です。昨今コンピュータの世界では、地球規模で発達したネットワークを基盤として生成される膨大なデータを意味する「ビッグデータ」が注目を浴びています。そこで、AITCでは、先端ITを駆使し、膨大なデータを処理・分析するだけでなく、情報化、知識化し、一人ひとりに適した行動を促し行動を引き起こす「知識から行動へ」の仕組みを作る実証プロジェクト「Project LA」を2012年から開始し、実証システム構築と実証実験を繰り返してきました。

<データから行動への流れの考え方>

データ(Data):基礎的な事実や資料
 → 情報(Information):データを人間が解釈した結果
  → 知識(Knowledge):人間の脳に蓄積され、整理・分類された情報
   → 行動(Action):知識を実生活の中に活かす

 「Project LA」の実証システムでは、ビッグデータの中でも、(1)ソーシャルメディア上に蓄積される様々な情報、(2)報道機関から時々刻々発信される情報、(3)公共機関の持つ現在から過去への膨大な情報を中心として活用し、機能的には、個々の情報を扱う「虫の目」の役割を果たす機能、様々な視点で個々の情報を集積する「鳥の目」を果たす機能、その変化を追跡する「魚の目」の役割を果たす機能を実装することで、個人個人の日々の行動や、災害時には避難や被災回避に役立つような実証システムを構築しました。

 AITCでは、2015年6月15日より、「Project LA」の実証レポートをAITCのウェブサイトにおいて一般公開します。
 公開ウェブサイト: aitc.jp/

 AITCはこれからも、先端ITの適用サイクルを早め、また先端ITに知見の深い技術者を育成するなど、先端IT活用による企業活動の価値向上に資するための活動を充実させてまいります。

本リリース関するお問い合わせ先

先端 IT 活用推進コンソーシアム 運営委員会
TEL:045-752-0835 (田原)
E-mail:staff@aitc.jp

以上
日時:2015年06月12日 11:30

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