先端 IT 活用推進コンソーシアム(会長:鶴保征城 元IPA ソフトウェアエンジニアリングセンター所長、以下「AITC」)は、IoTやDeep Learningなどの先端情報技術(以下、先端IT)を活用し、生活する人の居心地の良さを考えて実現する『空気を読む家』プロジェクトを開始したことを発表します。『空気を読む家』プロジェクトでは、『マンガ駆動開発』(注1)でデザインを行い、『空間OS』(注1)技術を活用して、実証システムを構築します。
インターネットやスマートフォンの普及によって、さまざまな先端ITが人々の生活に密着した存在となりつつあります。そこで、先端ITの活用推進活動を行うAITCでは、先端ITの一つである「IoT(注2)」と「Deep Learning(注3)」に注目し、これらの技術およびその組み合わせの有効性を確認するための実証システムを構築します。本実証システムは、『空気を読む家』というコンセプトのもと、身近な人々の普段の生活の中において先端ITを活用するもので、実証システムの構築・評価を通じて、これら先端ITを実際に活用するための提案・提言を行うこと目指しています。
『空気を読む家』とは?
・『空気を読む家』は、「居心地の良さ」を考えて、実現する家です。
・『空気を読む家』は、「生活に必要なこと」を考えて、実現する家です。
・『空気を読む家』は、人々の行動を見て、世の中の知恵を取り入れ、成長します。
現在AITCでは、以下の5つの部会が、それぞれ担当する先端IT分野の調査・研究および実装といった活動を行っています。
・クラウド・テクノロジー活用部会(Deep Learning、センサー技術、画像認識)
・コンテキスト・コンピューティング研究部会(集合知)
・ビジネスAR研究部会(空間OS)
・ユーザーエクスペリエンス技術部会(マンガ駆動開発)
・ナチュラルユーザーインターフェース活用部会(ナチュラルユーザーインタフェース)
『空気を読む家』プロジェクトでは、AITCが提唱するプラットフォーム『空間OS』を核として構成し、AITCが提唱する『マンガ駆動開発』を実践してユーザー体験(UX=User Experience)をデザインします。なお、『空気を読む家』プロジェクトの成果は、広く一般に公開していく計画です。
AITC は、企業や社会における先端 IT の適用サイクルを早め、また先端 ITに知見の深い技術者を育成するなど、先端 IT 活用による企業活動の価値向上に資するための活動を充実させてまいります。
以上
日時:2015年09月15日 20:00
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