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業界最多のデータソースとの連結が可能に!?CData × Infoteria 事業提携にかけるCEO Gent Hito氏のおもい

CData Software CEOのGent Hito氏と弊社平野との写真

2016年3月28日にインフォテリアが事業提携を発表したアメリカのソフトウェア企業CData Software CEOのGent Hito氏に、今回の提携の背景やCDataの強み、そして世界展開や今後の展望までお話を伺いました。

創業から積み上げてきた基盤と技術力でビジネスを拡大

Q: まず最初に、貴社の製品やサービスの強みについて教えて頂けますか?

談笑する弊社平野とCData Software CEO Gen Hito氏

私たちが一番の強みとして考えているのは、業界最多のデータソースと繋ぐことができるドライバーラインアップを有していることです。私たちの製品は、クライアントがより多くのユニークで価値のあるシステム・サービスを利用し、より多くのデータを生み出し、それを有効に利用しようとすればするほど、必要性が高まります。データの重要性が改めて認識されている中、すでに多くのクライアントが利用しているシステム・サービスのデータドライバーの多くを揃えていることは、お客様のデータ連携の利便性を格段に向上させるものであり大きなアドバンテージと言えるのではないでしょうか。

もうひとつの強みとして、開発工程の全作業を自社内で対応しているという点が挙げられます。私たちは、ネットワーキング、セキュリティ、SQL エンジン、ドライバープロトコルなどのモジュールを含めた全てを自社開発しています。通常は、このような体制を構築することはコスト的に難しいのですが、私たちは20年を超える同領域での開発の蓄積によってそれを実現しています。確たる技術基盤を持ち、モジュール化を実現している結果、開発スピードもアップし、新しい技術やトレンドにも柔軟に対応できるため、さらなる差別化を図ることができています。

また、今回のインフォテリアとの提携のようなケースを除き、我々はクライアント先への直接のインテグレーションは提携パートナーに依頼しています。私たちはデータソースドライバー・接続技術に専業化することで、よりよいソフトウェアを提供していくことに注力しています。

Q: それらの強みを作り上げた、人材や歴史などの背景を教えてください。

私たちは創業からすでに22年が経過しており、長きに渡りこのビジネスを展開しています。創業時はちょうどインターネットが普及し始めたころで、私たちはバックエンドの仕事から参入しました。そして徐々にセキュリティやe-ビジネス分野などへもビジネスの領域を拡大していきました。その過程において、私たちのチームはクライアントとともに確実に経験値を蓄積してきました。

世界展開も将来に向けた製品戦略も着実に進めていく

Q: 続いて、貴社は世界各国にクライアントを有していますが、特に重要視している国、地域などはありますか?

CData Software CEO Gen Hito氏写真

私たちはアメリカに本拠地を構える会社です。自ずとアメリカが最重要な地域であることは間違いありません。一方でアメリカ以外においても、世界各国のクライアントに製品を利用してもらっています。その中でも私たちにとって日本は重要な国のひとつです。現在日本でも起こっている大規模なクラウドへのシフトやIoT を含むビッグデータの利用拡大において私たちが貢献できる可能性が多く存在していると確信しています。また、日本人の親しい友人が数多く存在し、そのネットワークから日本におけるユニークな顧客ニーズなどの価値のある情報を得ることができることも実は重要なポイントです。

私たちは素早くビジネスを立ち上げることで、日本のクライアントのデータ連携に貢献することに尽力しています。希望的観測かもしれませんが、2~3年後には「データドライバーといえばCData」とクライアントに思い浮かべてもらえるポジションに到達できればと考えています。インフォテリアは「日本のクライアントのデータ活用への貢献」というビジョンを共有するとともに、市場において多くのクライアントの信頼を得ているまたとない提携相手です。今回の提携によってまさにこの未来図を一緒に描くことができればと私たちは考えています。

そのほか、ヨーロッパやアジアなどの国々をはじめ、ビジネスの半分近くはアメリカ以外の地域で展開しています。実際、韓国、オーストラリア、ニュージーランドなどで私たちは優位なポジションを築くことができています。また、中国でも現在ビジネスを展開しており、今後も着実に自社製品を強く押し出していきます。

Q: 近い将来、貴社のデータビジネスにおいてカギと言える領域はどこであると考えますか?

正直、クラウドが登場し始めた時がそうであったように、今後どういった変化が起きてくるかの予想は極めて難しいものです。そしてその変化はSalesforceの普及時と同じように加速度的に進んでいくものと考えています。現時点を見る限りだと、各領域のサービス提供企業の製品も進化を重ねていることもあり、どの領域が当社製品にとって重要になるのかは正直、読めないところが多いのが実情です。例えば、ビッグデータが今後、重要になることは間違いない。しかし、それがどうなるかを正確に予想するのは難しい、というのが率直な見解です。

私たちは、常に市場のニーズを把握し、素早い開発を行うことによりこの変化の激しい市場で価値を提供し続けます。今回の事業提携のような形でデータソース周辺領域においてビジネスを展開する企業同士が連携することはそうした状況を打破するカギになると考えています。先ほども述べましたが、今後の両社による取り組みには強く期待を持っています。

本社のあるノースカロライナは紅葉が美しい場所

Q: Gentさんは何度目の来日ですか?そしてお気に入りのポイントなど、ありますか?

私は今回で6、7回目の来日となります。日本は素晴らしい顔をたくさん持っており、来るたびに毎回新しい気づきを与えてくれます。特に、とても丁寧な方々が多く、そうした方々と交流をすることで多くのことを学ばせてもらっています。また、食や自然の豊かさにも心を奪われます。京都や奈良という場所はもちろん、我々がオフィスを構える仙台もとても素晴らしい所です。今回、仙台にオフィスを構えることができることを誇りに思います。いつか時間が許す時に2か月くらいかけてじっくりと滞在してみたいですね。

Q: CDataのオフィスはノースカロライナ州にありますが、景観や文化なども含めて、日本との共通点などありますか?

紅葉写真
残念ながら日本の文化面や景観についてまだまだわからないことばかりです。しかし漠然と感じているのは、日本はやはり独特であるということ。たとえば「紅葉」という現象でも細部を見ていくとノースカロライナと日本では全く異なります。ノースカロライナと日本はそれぞれ、別の魅力を持っていてどちらが良い悪いではなく、どちらも素晴らしい魅力があるのではないでしょうか。

そして、ノースカロライナでは山、雪、紅葉などの素晴らしい景色を楽しむことができます。たとえば、今の時期であれば多くの木花が芽吹く姿と遭遇できるでしょう。私のおすすめは秋のシーズン、紅葉で彩られた一面の森です。ご覧頂ければきっと理解してもらえると思いますが、「ただただ美しい」という言葉しか出てきません。ぜひ、一度その目で見てほしいと思います。

以上
日時:2016年04月13日 11:30

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