2025年5月29日

マンガでわかる生成AI【第13話】「これ調べといて〜」をAIで!

一人暮らしを始めたばかりの沙織の心強いパートナーは「生成AI」!? 日常や仕事で起きるさまざまなピンチを、生成AIと共に乗り切れるのか!? 「ChatGPT」などでおなじみの生成AIを使いこなすためのヒントをマンガで解説します。





(企画・原作:森一弥 作画:佐倉イサミ

マンガで分かる生成AI【第14話】に続く・・・ 前回【第12話】はこちら

キーワード解説

漫画の原作者である、アステリア株式会社 ノーコード変革推進室 エバンジェリストの森が、今回のお話の概要や会話に登場したキーワードについて簡単に解説します!

Deep Reseearch (ディープリサーチ)
2024年中盤〜後半にかけて、Webサイトを巡って調査、レポートを作成するサービスが続々とリリースされた。「AI検索エンジン」という言い方をすることもあるが、ほぼ同様のものを指している。ChatGPTやGoogme Geminiなどの大手のサービスでも「Deep Reserach」や「Deep Search」という名称で利用可能。

利用制限
大手のサービスでもDeep Researchを利用できるようになっているが、回数制限などがある場合が多い。

AI予約
日本ではWebサービスなどを通じて予約することが多いが、海外、特に英語圏ではAIの音声で電話予約するお店がある。

トト先生の生成AI塾

どんどん新しいサービスが出てくるのぉ
ふむ。Deep Researchは基本的にWebを検索してレポートを作るサービスじゃが、SNS上の情報を調べるものや、世の中に発表されている論文を検索対象にしたものなどもあるようじゃ。
検索する対象を絞ったものじゃな。最近はスマホアプリで使う者も多かろう?
スマホのアプリも色々出てきておるが、Deep Researchのように詳細を調べるのに暫く待つのはあまり向いてないかもしれんの。むしろ、Webサイトで検索する代わりにDeep Researchを使うことも多いようじゃ。Webサイトを作っているものからすれば、検索エンジンへの対応をこれまで重視していたじゃろうが、これからは ”AIにどうサイトを見つけてもらうか” もあわせて考えていかねばならんじゃろう。いわゆるSEO対策の方法も変わっていくじゃろうて。
なるほどなー、単にAIを利用したサービスが増えていくだけではなく、周辺サービスも巻き込んで変化しそうじゃのぉ。

原作者のおまけ裏話

最近調べ物をするにあたって、生成AIサービスを使うことが多くなりました。仕事で使うことはもちろんですが、プライベートでお店を探したりするときにも便利に使えます。実は最近、比較的浅煎りのコーヒー豆を使ったエスプレッソの美味しさに気づいてハマっているのですが、なかなか扱っているお店がないんですよね(エスプレッソといえば深煎りのイメージが強いので……)。そんなわけで、ChatGPTやGoogle GeminiのDeep Researchを使って、出かける予定がある場所周辺の珈琲店を事前に検索しています。こだわりの店をいくつも発見でき、まずまずの手応え。今後も調べ物をする際にAIを使っていく機会が増えそうですね。

私のXアカウントではマンガの裏話や日々のつぶやきも更新中です。
また「@DIMEアットダイム」では、生成AIの新機能や新サービスを「やってみた」レポートとして紹介するコラムを連載しています。最新回のテーマは「【生成AIやってみた!Synthesia編】音声+画像で動画をかんたんに作成、AIのさりげない配慮に感動! です。

興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね!

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この記事を書いた人
森 一弥 アステリア株式会社 ノーコード変革推進室 エバンジェリスト。 2012年よりインフォテリア(現アステリア)勤務。2017年3月までは主力製品「ASTERIA WARP」のシニアプロダクトマネージャーとしてデータ連携製品の普及に務め、特に新技術との連携に力を入れる。 ブロックチェーン技術推進の一環として実証実験やコンサルティングなどを実施。ブロックチェーンを活用した株主投票では特許を取得。またブロックチェーン推進協会(BCCC)では技術応用部会を立ち上げ、技術者へブロックチェーンアプリケーションの作り方を啓発している。現在はAIやIoTなど先端技術の調査、普及啓発に努めている。