2023年10月26日
キーワードを打ち込むだけで、誰でも簡単にイラストや文章が作成できる生成系(ジェネレーティブ)AI が作ったものに著作権はあるのか? さまざまな疑問に答えていただきました。知らず知らずのうちに著作権を侵害しないために注意すべきことは? 教えて、永沼先生!
2023年も、先端技術やサービスの話題に事欠きません。AIツールやメタバースの世界も「未来を感じる存在」から「身近なモノ」に日々近づいています。私たちの生活を豊かにも便利にもしてくれるこれらの技術ですが、「メリットの裏に潜む問題点やリスクのことも知っておく必要があります」と警鐘を鳴らすのは、in.LIVE ではすっかりおなじみ、弁理士・知的財産アナリストの永沼よう子先生です。 前後編でお送りする「デジタル時代の著作権の在り方」。 前編となる今回は、話題の『ChatGPT』や『Midjourney』などに代表される生成系AIを利用するにあたっての注意点を、著作権の視点から教えていただきました。 教えてくれたのは……
永沼 よう子 先生 弁理士/知的財産アナリスト
世界最大手ストックフォト企業でデジタルコンテンツのコンサルテーションに従事。国内、外資など様々な企業や法律事務所で現場に即した著作権や肖像権・種々の知的財産権の知見を幅広く蓄積し、2016年に現・弁理士法人iRify国際特許事務所に参画。ビジネス経験と商標・著作権関係の専門知識を活かし、現在、同事務所の代表パートナー弁理士として企業の知的財産戦略をサポートしている。TV番組、講演活動などで「知的財産権についてわかりやすく伝える」ことに定評がある。
専門家に聞いてみた「デジタル時代の著作権の在り方」。
後編記事では、クリエイターの視点に立った質問にもお答えいただきました。クリエイターの作品や創作意欲を守るために、著作権法まわりではどのような動きがあるのか? そして日本のAI法はどこへ向かうのかーー?
後編記事はこちらからご覧ください。
※本インタビューは、2023年2月と6月に行われた取材内容をもとに構成しております。最新の動向や法的な観点については、各専門家に相談の上、適切にご判断ください。