2025年12月11日

マンガでわかる生成AI【第16話】秋祭り本番!

一人暮らしを始めたばかりの沙織の心強いパートナーは「生成AI」!? 日常や仕事で起きるさまざまなピンチを、生成AIと共に乗り切れるのか!? 「ChatGPT」などでおなじみの生成AIを使いこなすためのヒントをマンガで解説します。


(企画・原作:森一弥 作画:佐倉イサミ

マンガで分かる生成AI【第17話】に続く・・・ 前回【第15話】はこちら

キーワード解説

漫画の原作者である、アステリア株式会社 ノーコード変革推進室 エバンジェリストの森が、今回のお話の概要や会話に登場したキーワードについて簡単に解説します!

手順など文字情報を含む画像生成
昨今の画像生成では、文字を含んだ画像生成も大幅に性能向上している。画像生成といえば、1〜2年前は人物の指の本数が違ったりすることも多く、文字が含まれていても、読むこともできない状態がほとんどだったが、2025年現在では読める文字の出力だけでなく、手順や順序などを表すような意味の通る画像の生成も可能になってきている。

トト先生の生成AI塾

画像生成も単にイラストを作成するだけではなくなって来ておるんじゃのぉ。
読めない文字になってしまうのはもう一昔前と言った感じじゃな。画像のクオリティはどんどん上がっていたが、背景の看板の文字が読めないとか、人物の指が多いなどでAI画像を見分けられるのも過去の事例になりそうじゃ。それをどう使うかの判断は人間に委ねられておる。
今回の大平や根本のようにじゃな。
ふむ。手順や利用例の画像を見て、自分たちで作るだけではなく来場者に作ってもらおうという発想は、画像生成を使っていると言うより相談相手として使っているような意識じゃろうか。出力結果をそのまま使ったり、重箱の隅をつつくようなネガティブな反応をするのではなく、新たなアイデアの源泉にしているところは見習いたいところじゃな。

原作者のおまけ裏話

今回のネタを作るに当たって、実際に画像生成で和菓子の作成手順や画像付きレシピを生成してみました。結果、ほとんど修正の必要ない手順が文字入りで生成され、思った以上のクオリティだなとちょっとびっくりしました。私としては普段、プレゼンの挿絵が欲しいときなどに時々利用している感じですが、ちょっと違うんだよなぁと思うことも多く、ガンガン使ったりはしていませんでしたが、技術の進歩は凄まじい早さですよね。

プレゼン自体も自動生成する人も増えてきていますし、自由にデザインを作って公開できるオンラインのデザインツール「Canva」などのツールを使う人もそこそこ増えてきた気がしています。気づかないうちに固定観念に囚われてしまっているなんてこともあるかもしれませんし、新しい情報は可能な限り触ってみることをおすすめします。

私のXアカウントではマンガの裏話や日々のつぶやきも更新中です。
さらに「@DIMEアットダイム」では、生成AIの新機能や新サービスを「やってみた」レポートとして紹介するコラムを連載しています。最新回のテーマは、話題のChatGPTブラウザ「ChatGPT Atlas」。実際に触ってみて、そのメリットや気をつけたいポイントなどをまとめていますので、ぜひご覧ください。

◆【生成AIやってみた!ChatGPT Atlas編】話題のChatGPTブラウザをAIのプロが検証 https://dime.jp/genre/2045872/

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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この記事を書いた人
森 一弥 アステリア株式会社 ノーコード変革推進室 エバンジェリスト。 2012年よりインフォテリア(現アステリア)勤務。2017年3月までは主力製品「ASTERIA WARP」のシニアプロダクトマネージャーとしてデータ連携製品の普及に務め、特に新技術との連携に力を入れる。 ブロックチェーン技術推進の一環として実証実験やコンサルティングなどを実施。ブロックチェーンを活用した株主投票では特許を取得。またブロックチェーン推進協会(BCCC)では技術応用部会を立ち上げ、技術者へブロックチェーンアプリケーションの作り方を啓発している。現在はAIやIoTなど先端技術の調査、普及啓発に努めている。