
AI対応のノーコードデータ連携基盤「ASTERIA Warp」の最新バージョンASTERIA Warp 2608では、各種AI関連の機能が大幅に強化・追加されます。
今回は強化・追加されるAI関連機能の中から、生成AIアダプターの拡張についてご紹介します。たとえば画像に対するAI-OCR処理のような、生成AIを使ったファイルの処理を行う際、従来はRESTコンポーネントを使用してAPI経由で生成AIを呼び出す必要がありました。今回のバージョンアップに含まれるアダプターの機能拡張により、ファイルを生成AIに直接渡せるようになります。APIのドキュメントを確認する手間を省けるため、非構造化データ(帳票や画像)の処理がより簡単に実現できるようになります。
どのような場面で活用できるのかも踏まえ、2つの使用例をご紹介します。
今回拡張される生成AIアダプターを活用すると、簡単な設定でPDFや画像ファイルからテキストが抽出できます。
これにより領収書の数値や手書きの報告書が簡単にデータ化できるため、転記作業の削減に繋がります。また、社内システムや他SaaSへの連携も簡単に実現できるようになります。
シンプルな場合ですが、以下はフローの様子です。

このフローではGeminiを利用していますが、OpenAI、Claude、Amazon Bedrock、Azure OpenAIでも同様の処理が可能です。プロンプトや処理に使用するファイル、APIキーはコンポーネントのプロパティの指定だけで完結します。

今回はこちらの画像をOCR処理の対象にします。

実行すると、このように問題なく処理されていることが確認できました。

この機能を利用することで画像に何が写っているかを判別し、その結果に応じたフォルダに自動で保存するといった処理も可能です。
これにより、現場で撮影された施工結果の画像に異常が無いかを判別して分類、またはECサイト掲載用の商品の画像を確認してジャンル毎に分類といった業務もASTERIA Warpで簡単に行えるようになります。また、目視による判断を省くため、精度の向上や作業時間の短縮が実現できます。
フローの一例は以下になります。

このフローで使用しているプロンプトは画像の通りです。処理対象のファイルについては、FileGetコンポーネントで一件毎に取得するファイルパスをマッピングしています。

今回は果物の画像を分類します。

実行すると、このように分類されていることが分かります。

今回はASTERIA Warp 2608で利用可能な、拡張された生成AIアダプターを紹介しました。
もちろん単にAIでファイルを処理するだけでなく、処理対象のファイルをメールから取得、さらに処理結果のデータに加工を施して他SaaSや社内システムに自動連携、といった業務まで含めてASTERIA Warp単体で実現可能です。
今回ご紹介した機能を含め、ASTERIA Warp 2608ではAI関連の機能が強化されます。このバージョンは8月25日より提供を開始するため、AI活用に興味のある方やデータ連携に課題を感じている方はぜひお試しください。
新バージョンで強化される機能の詳細は以下もご参照ください。
2024年にアステリアに入社。アステリア製品を対象に、コンテンツの作成やプリセールス業務を行っています。
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