【読み】がらぱごすか
「ガラパゴス化」とは、日本で生まれたビジネス用語のひとつで、孤立した環境において「最適化」が進行してしまい、エリア外との互換性を失い孤立して取り残されてしまうことを言います。たとえば、独自の方向で多機能・高機能化した製品やサービス、海外進出やM&Aに消極的な企業、排他的で規制の多いマーケットなど、国際標準からかけ離れている日本の産業の現状を批判的に表した新語です。
その語源は大陸から隔絶された環境下で、生物が独自の進化を遂げたガラパゴス諸島(エクアドル)の生態系に重ね、2007年ごろから広く使われるようになりました。
とくに日本市場で独自の進化を遂げた携帯電話が世界標準から掛け離れてしまう現象を指すための代名詞的に用いられています。