2025年8月4日

マンガでわかる生成AI【第14話】聖地巡礼でもAI活用

一人暮らしを始めたばかりの沙織の心強いパートナーは「生成AI」!? 日常や仕事で起きるさまざまなピンチを、生成AIと共に乗り切れるのか!? 「ChatGPT」などでおなじみの生成AIを使いこなすためのヒントをマンガで解説します。





(企画・原作:森一弥 作画:佐倉イサミ

マンガで分かる生成AI【第15話】に続く・・・ 前回【第13話】はこちら

キーワード解説

漫画の原作者である、アステリア株式会社 ノーコード変革推進室 エバンジェリストの森が、今回のお話の概要や会話に登場したキーワードについて簡単に解説します!

聖地巡礼
映画、ドラマ、アニメ、マンガ等のコンテンツで舞台となった場所を実際に訪れる行為のこと。作品の舞台を巡ることで、登場人物の足跡をたどったり、物語への没入感を深めたりする楽しみ方。最近だと舞台となった場所の地域活性化などにも貢献することもある。

画像認識
写真や画像をAIに読み込ませ、写っている物体、人物、文字などを認識する技術。顔認識なども含まれる。ここではスマートフォンを使って景色を撮影、認識させ、アニメ画像との比較まで行っている。

手書き文字翻訳
スマートフォンで撮影した画像から手書き文字を認識、翻訳と2段階の技術を使って行っている。海外旅行の際などでは看板の翻訳やメニューの翻訳などにも使える。手書き文字は書いた人の癖もあるので活字より精度は落ちるが、昨今だとだいぶ読み取れるようになってきている。

トト先生の生成AI塾

ぬぅ。聖地巡礼と聞いておったのに、近所の橋を見に行きありがたがっておったのは何なんじゃ……。
あやつらは時々次元を超えた動きをしておるからの。楽しんでおったなら良いではないか。それよりも今回は画像認識や比較、翻訳と画像関連がいろいろだったようじゃな。
少し前なら難しかったことがどんどんできるようになっておるからの。手書き文字の認識精度もどんどん上がってきているし、翻訳の精度も違和感ないものになっておる。画像の比較や場所の認識などもできるし、アイデア次第で便利に使えそうじゃな。
アイデア次第か。普段あまり使ってない人間の方がアイデアが出てくるかもしれんの。
それもあるかもしれん。固定概念に縛られないほうがいいのは確かじゃの。できるわけ無いと思いこむより、とりあえず試してみるという好奇心や知識欲のようなものが重要かもしれん。

原作者のおまけ裏話

今回はプライベートの話ってことで、画像認識を中心に聖地巡礼を行う話にしてみました。話を作るにあたって、実際に自分で撮った写真と、某アニメ公式絵を比較してみたりしたんですが、「なにこれスゲえ」とびっくりする精度でしたよ。以前に撮った写真を自宅で比較してアングルの違いなどを指摘されたので、また行かねば!と思ったりもしました。アニメに限らず、映画やドラマなど、撮影場所に行ってみたいってこともあるでしょうし、活用してみるのもよいですよね。

私のXアカウントではマンガの裏話や日々のつぶやきも更新中です。
また「@DIMEアットダイム」では、生成AIの新機能や新サービスを「やってみた」レポートとして紹介するコラムを連載しています。最新回のテーマは「【生成AIやってみた!AKOOL編】写真に写っている人物を喋らせるようなアバター動画が簡単に作れる! です。

興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね!

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この記事を書いた人
森 一弥 アステリア株式会社 ノーコード変革推進室 エバンジェリスト。 2012年よりインフォテリア(現アステリア)勤務。2017年3月までは主力製品「ASTERIA WARP」のシニアプロダクトマネージャーとしてデータ連携製品の普及に務め、特に新技術との連携に力を入れる。 ブロックチェーン技術推進の一環として実証実験やコンサルティングなどを実施。ブロックチェーンを活用した株主投票では特許を取得。またブロックチェーン推進協会(BCCC)では技術応用部会を立ち上げ、技術者へブロックチェーンアプリケーションの作り方を啓発している。現在はAIやIoTなど先端技術の調査、普及啓発に努めている。