2020年11月24日

最新のXR技術のある近未来をいつもの街で体感。新宿で開催中の屋外回遊型のXRアトラクション「XR Wonder Park」に行ってきた!

新宿サザンテラスの街にバーチャルの世界が融合!? curiosity株式会社がNTTドコモと共同開発する「XR Wonder Park」にて、近未来のエンターテイメントを体験をしてきました。


テクノロジーがもたらす未来や、技術によって豊かになる日常にフューチャーしている in.LIVE 。今回はエンターテイメントを通じて、最新技術を気軽に体験できるとっておきのイベントをご紹介します。それが、2020年11月18日(水)より、新宿サザンテラスにて開催されている屋外回遊型のXRアトラクション「XR Wonder Park」(体験期間は 2020年12月27日まで)。

そもそも「XR」とは、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)といった先端技術の総称で、現実世界と仮想世界を融合させて新しい体験を提供することが目的。相性の良いエンターテイメントのみならず、さまざまな分野でのビジネス化に今注目が集まっています。

本企画は、NTTドコモと小田急電鉄株式会社が取り組んでいる「XRシティ SHINJUKU」のコンテンツのひとつとして期間限定で開催されているもの。最新の技術をいつもの街で、自分のスマホで気軽に体験できるのはとっても魅力的です!

今回の記事では、実際にこのアトラクションを体験してきた様子と、開発を担当したcuriosity株式会社のCEOである堀川さんへの特別インタビューをご紹介します。

いつもの街に突然現れるワンダーポータル!? デバイス片手に始まるストーリー

さっそく私も専用のアプリをダウンロードして体験に臨みます!

本アトラクションは、場所を移動して体験する3つのショートストーリーに分かれており、それぞれのストーリーの中で与えられるミッションを順不同で一緒に体験していきます。個人プレイで楽しめるものになっているので、デバイスさえあれば誰でもアトラクションを満喫することが可能。

”時空潜水士のホロ” を名乗るかわいいキャラクターに案内されるがまま、指定されたポイントでスマホをかざしながら、時空の歪み(ワンダーポータル)を探していきます!

はたから見るとこんな様子ですが、私の目の前では、デバイス越しにドラマチックな物語が展開されています…!

さっきまで普通に見えていたいつもの街が、ドラマチックな物語の舞台に早変わり。周りの人たちには見えていないものが自分だけに見えているって、それだけでなんだか不思議な感覚です。

新宿のランドマークである時計塔に大きな穴が開いたりと、ダイナミックな演出も!

与えられるミッションをクリアすることで次に進むことができるのですが、最初はなかなかワンダーホールをうまく見つけられなかったり、お目当てのアイテムを探すためにあちこち移動したりと思った以上に苦戦して時間がかかりました。

ただ視聴するだけではなく、自分が物語に沿ってアクションを起こす必要があるので、アトラクションに参加している感覚が非常に高かったのが印象的です(お目当てのものを探すためにあちこち移動するので、運動不足の解消にも良さそう…!)。

新型コロナウイルス対策で、密にならないように一度に遊ぶプレイ人数が制限されていたり、人通りが少ない場所にプレイスポットが設置されていたり、さらにデバイスを持ったまま一定速度以上で歩くと「歩きスマホ警告」が出るような仕様になっていて、一般の通行人の方の邪魔にならないような配慮も多くありました。

道に穴が開く! 街の木が喋る! 没入感のあるコンテンツ

さらに2つ目、3つ目と体験したアトラクションでは、XRシューティングが体験できるものや、サザンテラス内にある木や生け垣に顔が浮き出て喋りだすようなショートRPGタイプのものも。

普通に歩道を歩いているように見えますが…

実は地面にボコボコと穴が開いています…!!!

このAR表現には、グーグルが提供する「Cloud Anchors」の技術が採用されていて、スマートフォンのカメラが見ている風景と、クラウド上にアップロードされたサザンテラスの特徴点データをマッチングすることによって、体験者の目の前にある場所や物体に紐付いたコンテンツが表示されるようになっているのだそう。

デバイスをかざす場所にしっかり反応して見え方も変わるので、近づいて真下から見てみたり、遠くから見てみたりと色々試したくなってしまいました。RPGゲームのような物語も作り込まれていて、しっかりと楽しむことができましたよ〜!

体験を終えたあとに同じ道を通ってみると、「さっきまであそこの木が喋ってたな…」「 あの場所に時空の歪みがあったな…」なんて思い返すこともあり、「XR Wonder Park」を体験することでいつもの街の見え方が少し変わったような感覚を持ちました。

現実世界で魔法のような体験を。代表の堀川さんにお話を聞いてみた!

体験のあと、「XR Wonder Park」を企画開発した curiosity(キュリオシティ)株式会社のCEOである堀川隆弘さんにお話を伺いました。

今回の企画はどういった経緯で、どれくらいの準備期間で実現したのでしょうか?
今年の春ぐらいから街を舞台にしたXR体験というテーマで技術実験を行ってきたのですが、NTTドコモさんの方から「新宿を使って何か面白いことがやれないか」という相談を受けて、3ヶ月ほどかけて技術検証をしてアトラクションに落とし込んでいきました。サザンテラスという場所を活かしながら、どこにどういうARを置いたら面白いか? ということから企画しています。
特に工夫されたポイントがあれば教えていただけますか。
実在する街を舞台にARでファンタジーな表現を重ねる、というのは私たちにとっても初めての試みだったので、参加者の方が自分のデバイスでスムーズにスキャンしたりできるよう、アプリケーションの作り方にはかなり気を遣いました。

他にも現実とバーチャルな表現の境界をなくすために、実際の床が浮き上がってくる表現を取り入れたり、できるだけ現実にあるものを活かした体験をしてもらえるよう工夫しました。参加者の方には、現実の中で魔法のような体験ができる、没入感のあるエンタメ体験を楽しんでいただけたらと思います!
XRという技術の今後の可能性についてはどのように考えられていますか?
僕らはやはりエンターテイメント企業なので、そちらを起点にアイデアを考えることが多いですが、たとえば XRを使って町おこしをしたり、美術館などの文化的な体験もXRという技術を通じてよりアップデートできると考えています。
今回私は初めて XR技術を体験したのですが、参加者側もこれからこうしたデバイスを通じたコンテンツなどにも慣れていくんでしょうね。
そうですね。体験するユーザーの方にも慣れていただくことで、僕らももっとコンテンツをアップデートさせることができるようになりますし、ユーザーとクリエイターがお互いに成長しあうことが重要だと思います。現実空間の中で魔法のような体験ができる、ということをコンセプトに、今後も色々とチャレンジしていくつもりです。

未来のSNS!? 空間メッセージ機能を使ってみた

最後に、本アトラクションの中で用意されている「空間メッセージ機能」も体験してみました。アトラクションの体験中に、新宿サザンテラス内のすべてのエリアにメッセージを残すことができるもので、自分の好きなメッセージを好きな場所に記録し、デバイスを通してユーザー同士でお互いに閲覧できるというもの。

この機能がとっても面白い!
”空間” という新たなプラットフォームにメッセージを残すことで、時間を超えて空間の中にメッセージを漂わせることができるわけです。

投稿したい文章を入力し、投稿したい空間にめがけて「投稿」ボタンを押すと… 出た!

デバイスをかざすと、こんな風に見えています。

渋谷のハチ公前など、定番の待ち合わせ場所にたくさんの空間メッセージが漂っていたり、企業が広告としてこの空間メッセージを利用するなんていう未来も来るのかも…!?

せっかくなので、 in.LIVE の宣伝もさせてもらいつつ、curiosity の皆さんと記念撮影!

未来のSNSとして大きな可能性を感じる機能。「XR Wonder Park」を体験された方は、ぜひ私が残した空間メッセージを探してみてくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

XRアトラクション「XR Wonder Park」体験概要(参加無料)

開催期間:2020年11月18日(水)〜 2020年12月27日(日)
開催時間:10:00〜16:00
プレイ料金:無料
プレイ時間:約30分(約10分×3エリア)
対応言語:日本語
対応OS:iOS 11.0 以降 / Android 7.0 以降
動作端末: iPhone 6S以降 / ARCore 対応端末

公式サイト:https://xrwonderpark.jp/
予約サイト:https://xrwonderpark.jp/reserve/ (事前Web予約と、イベントスペースにて開催日当日に先着にて受付)

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この記事を書いた人
田中 伶
田中 伶 アステリア株式会社 コミュニケーション本部・メディアプランナー。 教育系のスタートアップでPRや法人向けの新規事業立ち上げを経験。話題のビジネス書や経営学書を初心者向けにやさしく紹介するオンラインサロンを約5年運営するなど、難しいことをやわらかく、平たく解説するのが得意。台湾情報ウェブメディア編集長も務める。