こんにちは。 アステリアのチャです。
6月になり、もう今年に入って半年も過ぎようとしていますね。 梅雨の季節になると、しばらくはうっとうしいお天気とのお付き合いでしょうけど、そんなジメジメを吹き飛ばすような、皆さんの役に立つ情報を配信していきたいと思います!!
そんな季節にピッタリ!かどうかは分かりませんが、今回は「Office365アダプター」をご紹介いたします。 Office365アダプターはASTERIA Warp 1712のバージョンアップで追加された機能ですが、今回新たにフローテンプレートも公開されたので、改めてご紹介します。
フローテンプレートについては以下の記事をご参照ください。
目次
コンポーネント | 説明 |
---|---|
Office365へSELECT文を発行して結果セットをストリームとして出力します。 |
|
Office365のテーブルに対して更新を行います。 | |
Office365に任意のSQLの実行を行います。 |
Office365アダプターではRDBのようにSQLでデータを処理する手段を提供しているため、基本的な使い方はRDB系(RDBGet、RDBPut、SQLCall)のコンポーネントと同じです。
それでは、早速アダプターを使ってみましょう。
作成したフローは以下の通りです。
ここではOffice365アダプターが提供する「SendMail」ストアドプロシジャを利用してメールを送信してみました。 フローの実行で送信されたメールはこちら↓。
ファイルが添付され、正常にメールが届いていることが確認できます。
作成したフローは以下の通りです。
ここではCSVファイルのデータを「Contacts」テーブルに登録する処理を行っています。 フローの実行で登録された連絡先はこちら↓
氏名、メールアドレス、役職、職場等の情報が正しく表示されることが確認できます。
作成したフローは以下の通りです。
ここではCSVファイルのデータを「Events」テーブルに登録する処理を行っています。 フローの実行で登録された予定票はこちら↓
正常に予定表が登録されていることが確認できます。
作成したフローは以下の通りです。
ここでは、CSVファイルのアップロード場所(フォルダー名)をキーとして「Files」テーブルからフォルダーIDを取得しています。それから、取得したフォルダーIDとCSVファイルのデータをパラメーターとして「UploadFile」ストアドプロシジャを実行してファイルをアップロードしてみました。 フローの実行で送信されたメールはこちら↓。
「Office365アダプター」フォルダーの配下に正常に該当ファイルがアップロードされていることが確認できます。
いかがでしょうか。
Office365アダプターを利用するとメール、連絡先、予定表、OneDriveとの連携処理が可能となります。 Office365アダプターを利用しますと複雑なAPIの実装が不要で、データベース連携と同等のSQLを利用して連携することができますし、スキーマ情報の自動取得によりGUIでSQLを自動生成する支援機能もございます。 また、Office365アダプターが提供するストアドプロシジャを利用しますとより簡単にファイルやメール機能の操作ができますので、皆さんも是非活用してみてください。
ASTERIA Warpのプロダクトマーケティングを担当。ADNブログへの執筆も行っています。こちらのブログへはオプション機能の紹介や便利な使い方などの情報を配信していきます。
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