
システナのオリジナルソリューションである、ASTERIA Warpのアドオン製品『ASTERIA Warp HR Adapter for カオナビ』を導入することで、カオナビにて一元管理されている情報と他システムを自動連携し、効率よく容易に人材情報を管理することが可能になります。
よろしければ、最後までご覧いただけますと幸いです!
目次
多くの企業において、採用、育成、評価など様々な人事課題が顕在化しており、今後は人材情報の可視化と、それを活用した戦略的な人材育成が重要になると考えられます。その基盤として、社内の複数システムに存在する人材情報を連携させ、一元的に管理する体制構築が必要不可欠です。誰もが簡単に社員一人ひとりのスキルや経験、キャリア志向をリアルタイムで把握でき、経験や勘に頼らず、データに基づいた客観的な判断ができるようになります。
日本のHRテック市場は2024年に2,892億円に達しており、DXに取り組む企業は年々増加傾向にあります。しかし、未だに多くの企業がDXに未着手、もしくは部分的な取り組みに留まっているのが現状です。HRにおけるDX推進の主な目的は「業務効率化」「人材開発」「従業員体験(EX)」の3つです。定型業務を自動化することで時間と人件費を削減し、ミスを減らせるだけでなく、従業員のスキルに合わせた配置や育成を検討し、良好な労働環境と人間関係の実現にも貢献します。HRのDX化は、企業と社員双方に大きなメリットをもたらします。企業は、データに基づいた客観的な人事施策を展開できるため、事業目標達成に直結する強い組織をつくることが可能になります。また、社員はルーティン業務から解放され、より創造的で価値のある仕事に集中できるようになり、結果として働きがいや満足度、ひいては企業の生産性向上にもつながります。

<カオナビができること>
カオナビは、「“はたらく”にテクノロジーを実装し、個の力から社会の仕様を変える」というパーパスのもと提供されているタレントマネジメントシステムです。従業員一人ひとりのデータをAIと掛け合わせ、個の力を最大化し組織を強くします。
社員の顔、名前、経験、評価、スキルなどの人材情報を一元管理し、可視化します。これにより、人事担当者が最適な人員配置をスムーズに行うという課題を解決します。
社員コンディションのリアルタイム把握とエンゲージメント向上このシステムは、単に情報を管理するだけでなく、社員自身が自身のスキルやキャリアパスを可視化し、主体的なキャリア形成を支援します。社員一人ひとりの価値を最大限に引き出すことで、企業の成長と社員の幸福を両立させる「人的資本経営」を実現します。
※1 ITR「ITR Market View:人材管理市場2024」人材管理市場:ベンダー別売上金額シェア(2015~2022年度)、SaaS型人材管理市場:ベンダー別売上金額シェア(2015~2022年度)
カオナビを導入し、人材情報の一元管理が可能になったものの、カオナビで管理している情報を他システムで使用する際には手作業が発生してしまいます。そのため、手作業により時間がかかることやミスが発生する可能性があることが、現状カオナビの課題としてあります。

『ASTERIA Warp HR Adapter for カオナビ』を導入することで、カオナビから他システムへの情報連携するインポート作業が自動化されるため、インポート作業にミスがなくなり、品質が向上し、運用工数の削減も可能になります。また、ノーコードなのでプログラミングの知識もなく利用できるため導入するメリットが大いに期待できます。
プレスリリースリンク:https://jp.asteria.com/news/2025091825279/
まず、フロー作成前にカオナビの接続先を指定するコネクションを作成します。
1.「コネクション」アイコンをクリックし、[コネクション作成]ウィンドウを選択します。
「接続種別」プルダウンを[kaonavi」に設定し、コネクションを作成します。

2.プロパティ(URL、コンシューマーキー、コンシューマーシークレット、ログ出力先など)を入力して、コネクションの内容を設定します。
※コンシューマーキーとコンシューマーシークレットは、管理者メニュー>公開API v2 情報>認証情報から作成できます。

3.接続テストで結果を確認し、「成功」となれば「コネクション」の完成です。

コネクション接続ができたところで、「カオナビ」へデータ連携するためのフローを作成していきましょう!
今回作成するフローは、連携元システムにID情報が存在せず、カオナビには存在する場合に行う、ID情報の「削除」をご説明いたします。



以上で、「削除」のフローは完成です。

以上が「ASTERIA Warp HR Adapter for カオナビ」を使ってデータ連携するためのフローになります。
ASTERIA Warpと本アダプターを使用することで、人材情報を管理している様々なシステムとデータ連携が可能になります。
企業の成長には、人材情報の一元化やスキル・資格の管理が欠かせません。
そこで、「ASTERIA Warp HR Adapter for カオナビ」を使用することで、ノーコードで容易かつ効率よく人材情報を管理できるため、社内で管理している人材情報をカオナビへデータ連携することを検討されている場合は、株式会社システナへお気軽にご相談ください。
株式会社システナは、IT関連商品の企業向け販売を行うソリューション営業の営業力をグループ全体に浸透させ、システムの運用・ヘルプデスクを行うITサービス事業、クラウド型サービスの提供・導入支援を行うクラウド事業、スマートフォン向けゲームの開発・提供を行うコンシューマサービス事業も含め、各事業の強みを連結し、企画・設計から保守・ユーザーサポートまでのトータル・ソリューション・サービスを提供しています。
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