2022年8月18日
アステリアでは、コロナ禍以降のニューノーマルな働き方を推進するためのセンターオフィスを、2021年10月に恵比寿プライムスクエアタワーの19階に新設。「必要な時に必要な人が集う場所」という新たな概念でつくられた新オフィスは “新しいオフィスのカタチ” として、さまざまなメディアやニュースで取り上げられています。こだわりポイントも含めて紹介していきます。
生産性向上を目的とした多様な働き方に挑戦しているアステリア株式会社。 2009年頃から始まった全社的なテレワークの取り組みは、多くのメディアでも取り上げられ、2020年にはホワイト企業アワード「柔軟な働き方部門」を受賞しました。オフィス内で仕事をすることはそれほど重要ではなく、よりパフォーマンスを発揮できる環境で仕事をすることが大事だと考えています。
さて、そんなアステリアでは、コロナ禍以降のニューノーマルな働き方を推進するためのセンターオフィスを、2021年10月に恵比寿プライムスクエアタワーの19階に新設!
「必要な時に必要な人が集う場所」という新たな概念でつくられた新オフィスは “新しいオフィスのカタチ” として、テレビ東京系列「ワールドビジネスサテライト」を始めとするさまざまなメディアやニュースで取り上げられています。 そんな自慢のオフィスを徹底解剖! こだわりポイントも含めてご紹介していきますよ〜!
アステリア社が、中期経営計画において重視しているSDGsを体現する「グリーン&デジタル」。 そのコンセプトに沿って作られたセンターオフィスは、熊本県小国町産「小国杉」の間伐材を約100本使用! 木材特有のほっこりとした温かみを感じられるだけではなく、企業活動を通して消費する電力を小国杉によってカーボンオフセットすることで脱炭素の推進も図っています。
全社的なテレワークが定着していることから、センターオフィスは平日でも無人ということも。そこでオフィスには、アステリアのAI搭載IoT統合エッジウェア「Gravio」を用いたセンサーを多数導入。人の出入りやオフィス内のCO2濃度など、センサーで常時監視されています。
写真には写っていませんが、この手前にある鉄扉にはGravioのIoT開閉センサーが設置されており、扉が開場/施錠されると、社内のSlackに「恵比寿オフィスがオープン/クローズしました」と通知が飛びます。 「お、今日は誰かがオフィスに来ているから出社しようかな」ということもあるんですよ〜!
入り口入ってすぐ。 コーポレートカラーであるグリーンのカーペットに鎮座しているまあるい物体、これは「スギコダマ」。
小国杉を柔らかなフォルムになるまで磨きをかけた、造形作家・有馬晋平さんの代表作と言えるアート作品なんです。オブジェというと “お手を触れないでください” という案内が出ていることが多いですが、スギコダマは、触って楽しんでもらいたいもの。目で見るだけではわからない杉の感触が伝わり、人の五感を柔らかく刺激してくれます。 オフィスの奥から入り口側を見ると、こんな感じ。 決められたデスクなどはなく、社員が自由に席を取って使うようになっています。
1人用の椅子、テーブル席、カウンター席のほか、「ワークポッド」と呼ばれる個室も。オンラインでの打ち合わせを行うときや、集中して作業するときに重宝するスペースです。
ポッドの上に何やらライトが付いているのが分かるでしょうか? こちらにもIoT人感センサーを設置しており、空席の場合は緑色、利用中の場合は赤色に光ることで、遠くから見ても使用状況が分かるようになっています。
さらに室内には、GravioのIoT温湿度センサーとIoT CO2センサーを採用! 温度、湿度、CO2濃度を監視して、利用者による定期的な換気を促しています。
こちらは、ちょっとしたお喋りや座談会、取材などでもよく使う快適なソファスペース。 恵比寿プライムスクエアタワーの19階に位置することもあり、太陽の光がたっぷり注ぐ、気持ちの良い空間になっています。
テーブル+ソファの組み合わせは色々レイアウトが変えられるので、利用シーンにあわせてアレンジしています。実はこのインテリアには、副社長でCTOの北原のこだわりが詰まっていて…! 海外のホテルのラウンジなどで使われているものを、わざわざ取り寄せたのだとか。そのため、オフィスの正式オープンに納品が間に合わなかったというハプニングも…! この記事に載っているオフィス写真、ソファスペースが載っていない写真がちらほらあるのはそういう理由です(笑)。 ちなみにお隣には、社員が自由に飲むことができる、スムージー用の冷蔵庫が置かれています(出社したら絶対飲んじゃう、野菜不足を解消!)。
さらにオフィスの奥には、自由に使えるデスクのスペースや複合機、そして大きめの会議室も用意されています。こちらの大きなテーブルにも、美しい小国杉が使われていますよ。
この会議室から見える景色も素晴らしいのです〜!(東京を一望できる夜景も最高…!)
アステリアオフィスの重要な機能として欠かせないのが、タイムリーな動画配信ができるオープンなスタジオスペースです。個人投資家向けの説明会や決算説明会など、YouTube Liveなどを活用した動画配信やオンラインイベントに力を入れてきたアステリアは、前社屋の頃から、自社での動画配信&スタジオ機材にこだわってきました。
照明やカメラ機材はもちろんのこと、最近ではプロンプターも導入されました! 液晶ディスプレイに文字を表示して、その文字を ハーフミラーに映し出す装置で、講演やスピーチを行う演者がスムーズに話せるよう工夫しています。
オンライン講演や、ゲストを招いたパネルディスカッションなど… レイアウトを変えながら、さまざまなシーンに対応できるようにしています。
配信方法や演出、映像技術はこれからもっとパワーアップさせていきたいと思っているところです!
さて、最後にご紹介しておきたいのは、オフィスの真ん中で一際目を引くバーカウンター。来社した誰もが、入った瞬間に「オフィスにバー!?」と驚く空間です。
実は、もともと社長の平野をはじめ、ワイン好きがとても多いアステリア社。 前オフィスで設置されて大好評だったワインセラーを新オフィスにも設置したのですが、こちらにもちょっとした仕掛けが。普段は施錠されているのですが、設置されたIoTカメラで2人の人を検知すると、ワインセラーが自動的に解錠されるようになっているのです! その名も「社長のおごりワイン」。
解錠と同時に、スマートディスプレイに「今日は二人で飲むんですね」と、社長の平野からのビデオメッセージが流れるという楽しいギミック付きです! 笑 ワインセラーには国内外のワインやスパークリングなど、もともとワインのバイヤーをしていた社員によるとっておきのセレクトが常時用意されています(こだわりが大渋滞…!)。もちろんワインセラーの中は、Gravioの湿度センサーが管理しています。 さて、社内での活動が盛んなワイン部に加えて、最近はクラフトビール部も誕生しました! 冷蔵庫には部長がセレクトしたクラフトビールが置いてあり、社員同士や来社されたお客様と、コミュニケーションの一環として就業時間外に自由に飲むことができます。 もちろん、仕事をしながら自由に飲めるコーヒーやお茶などのドリンク類も豊富に用意されていますよ〜!
ちなみに冷蔵庫といえば、来社された方にお渡しするペットボトル入りのミネラルウォーターも常備されているのですが、こちらにも IoTセンサーを設置されています。ミネラルウォーターのペットボトルの在庫を検知して、在庫が減るとSlackに自動的に通知が来るようになっています。 来客用の飲み物がストックされていないという事態を回避したいと考えた、社員によるアイデアです。
以上、アステリアの新オフィスいかがでしたか? オフィスの定義は会社によってさまざまですが、アステリアではコロナ禍による働く環境の変化を捉え、オフィスの再定義を進めているところです。 今回ご紹介したセンターオフィスだけではなく、主に自宅を活用したリモートオフィス、「oVice」などを活用したバーチャルオフィス、社員が自宅や外出先の近くで手軽に利用できる「WeWork」「OFFICE PASS」などのサテライトオフィス、さらに、ワーケーションを目的としたリゾートオフィスといった ”オフィスの5元化” を進めています。社員一人ひとりが、最も生産性の高い働き方を選択できるワークスタイルの定着を推進するねらいです。 今後は、地方分散や移住、二拠点生活などを含めて時代にマッチした働く環境のあり方についても進めていく想定。アステリアでのオフィスの定義や、働く場所が持つ可能性は、まだまだ大きく広がる予感がしています…!
△ 2022年に入社された新卒社員の皆さん
現在の採用活動はオンラインを主体に行われていますが、ぜひ今後チャンスがあれば、アステリアの自慢のセンターオフィスに遊びに来てくださいね! 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。