こんにちは!アステリアのショウジです。
本日2023年6月27日にASTERIA Warpの新バージョン「2306」が登場しました。
この記事では、今回追加された機能の注目ポイントをご紹介します!
新機能の一覧は、プレスリリースもあわせてご確認ください。
目次
見える化機能のさらなる強化として、以下の機能が追加されました。
それぞれ、どのような機能なのか見ていきましょう。
スケジュールのカレンダー表示機能にて「一定間隔で実行」のスケジュールも表示されるようになりました。一般的なカレンダーアプリでの「終日」の予定のような表示形式となっており、マウスカーソルを重ねることで最大で直近4件分の実行時刻が表示されます。
これですべての種類のスケジュールがカレンダー表示に対応しましたので、スケジュール設定内容の確認がしやすくなりました。
図:「一定間隔で実行」のスケジュールを表示
スケジュールを、オーナー(ユーザー)単位もしくはトリガー(スケジュール)単位で絞り込み可能になりました(フィルター機能)。また、色分けも可能になりました(色分け機能)。これにより、複数のユーザー、複数のスケジュールが設定されている環境でも必要な情報を確認しやすくなりました。
図:フィルター機能でオーナーが /demo のスケジュールのみ表示
図:色分け機能によりオーナー単位でスケジュールを色分け表示
ちなみに、スケジュールのカレンダー表示機能は、管理コンソールの「設定-トリガー-スケジュール-カレンダー」から確認できますよ。
あるフローの配下で呼び出されているフローの一覧(使用フロー)と、あるフローを呼び出しているフローの一覧(フロー呼出元)をフローデザイナーで表示できるようになりました。これにより、フローの修正をするときなどに影響範囲を確認しやすくなりました。
図:使用フロー
図:フロー呼出元
お客様からのご要望にお応えして、コンポーネントへの機能追加も実施されています。ここでは2つの機能をご紹介します。
Amazon SNSへメッセージを発行する際にメッセージ属性を設定可能になりました。これにより、メッセージ属性を用いた優先度設定やメッセージの区別など、より詳細で実務的なメッセージ発行を実施できるようになります。設定可能なデータ型はString, Integer, Double, String.Array となっています。
図:メッセージ属性の設定例
従来から対応していたスタンダードキューに加え、FIFOキューへのメッセージ出力にも対応しました。これにより、オペレーションやイベントの順序が重要となるアプリケーションでもAWS SQSPutコンポーネントをご利用いただけるようになりました。
「コンポーネント使い方ガイド」は、これまでご提供してきたヘルプやブログ記事などの説明資料を補完する、新しい種類のドキュメントです。
1つ1つの「コンポーネント」や「マッパー関数」に注目し、それらの典型的な使い方を具体的に確認することができます。また、コネクションの作成方法もあわせて記載していますので、初めて使うコンポーネントでもこれまで以上にスムーズに使い始めることができます 。
図:コンポーネント使い方ガイドのイメージ2
RedHat Enterprise Linux 9 と Oracle Linux 9 へ対応しました!今年5月に対応したAmazon Linux 2023とあわせ、最新世代の主要Linux製品へのサポートを強化。より多くのお客様環境でASTERIA Warpをお使いいただけるようになりました。
「いろいろと機能が強化されていて便利そう!自社の業務で活用できるかも?」と少しでも思われた方は、体験版『手ぶら de ASTERIA Warp』をお試しください!準備不要で5日間『ASTERIA Warp 2306』を体験できます。ぜひご活用ください!
ASTERIA Warpのプロダクトマネージャー。システムエンジニアや情報システム部員としての経験も活かしながら、ASTERIA Warpをわかりやすくお伝えしていきます。
ASTERIA Warp製品の技術情報やTips、また情報交換の場として「ADNフォーラム」をご用意しています。
アステリア製品デベロッパー同士をつなげ、技術情報の共有やちょっとしたの疑問解決の場とすることを目的としたコミュニティです。