みなさん、こんにちは。プロダクトマーケティング部のタクミンです。
みなさんはブログの閲覧数などのデータ計測でGoogleアナリティクス4（GA4）を活用していますか？以前に旧Googleアナリティクス（UA）からデータを取得し、閲覧ランキングをSlackへ自動で投稿する方法についてご紹介しましたが、2023年7月にUAが終了し、新バージョンとなるGA4への対応を進めているのではないでしょうか。
そこで今回はGA4で、閲覧数などのデータをデータ連携ツール「ASTERIA Warp」で抽出・加工し、それをSlackにランキングとして自動投稿する方法をご紹介します。
目次
GA4から製品ブログのPV数をランキング形式にしてSlackに投稿することになったきっかけとして、弊社マーケティング担当よりPV数を可視化したいという依頼がありました。各ブログのPV数を可視化して、社内Slackで共有することによって、どのような内容の記事が読まれているのかニーズを把握、分析することで、効果的なコンテンツマーケティングを実施することができます。
さらに執筆者のモチベーションにもつながるかもしれませんね。
GA4を活用し、コンテンツマーケティングをより効果的に実施したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
流れについてはUA版と同じです。
まず、メインとなるフローについてご紹介します。
このメインフローは、Slackにメッセージを投稿するためのフローです。以下の3つのコンポーネントを順に並べて作成しました。
メインフローの2つ目に配置されているSubFlowコンポーネントでは、以下のようなフローを指定して呼び出しています。
このフローでは、GA4から必要なデータを取得しています。配置しているそれぞれのコンポーネントでは以下のような設定を行っています。
この記事ではブログのPV数をSlackに投稿するため、GoogleAnalyticsGetコンポーネントでGA4からPV数に関するデータを取得するように設定を行っています。
以上がGA4から取得したデータをSlackに投稿するために作成したフローです。
GA4アダプターを活用することで、GA4とのシームレスな連携を容易に開発することができます。
現在は以下の2種類のコンポーネントを用意しています。
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GoogleAnalyticsGetコンポーネント |
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GoogleAnalyticsSQLCallコンポーネント |
運用するにあたっては、そもそも使っていい情報なのかを調べることに一番気を遣い、利用規約などをしっかり確認しました。
これらのコンポーネントは、GA4とSlackやBIツールなどの社内システムとの連携をノーコードで実現することができます。
詳しくはこちらをご覧ください
これまでに紹介した手順で作成したフローを実行してみます。すると、以下のようなメッセージがSlackに投稿されているのを確認できます。
Slackに投稿したランキング
各記事の前月PV数と前々月からの順位の変動なども表示させ、毎月1日にSlackへ自動投稿できました。これで、どのような記事が読まれているのか毎月チェックできますね。
今回はGA4とSlackを連携し、ブログ閲覧ランキングの自動投稿をご紹介しましたが、導入事例やサイト全体のデータ共有にも活用できそうですね。
ASTERIA Warpを活用することで、UAからサービスの仕様が変更になってもデータ取得部分を修正するだけで、GA4への対応も簡単に行えました。さらに、アダプターを使えば、データ連携処理の管理が容易で、社内担当者のニーズに柔軟に応えることができます。ASTERIA Warpでは、今回紹介したSlack以外にも各種SNSとつないでメッセージを自動投稿したり、データ集計してレポートを自動作成したりすることが可能です。GA4とのデータ連携で、より効果的なマーケティング活動を試してみてはいかがでしょうか。
アステリアの製品に関するコンテンツ制作を行っています。新卒で入社し、日々奮闘中です。新しいことを学ぶのは楽しいです！
ASTERIA Warp製品の技術情報やTips、また情報交換の場として「ADNフォーラム」をご用意しています。
アステリア製品デベロッパー同士をつなげ、技術情報の共有やちょっとしたの疑問解決の場とすることを目的としたコミュニティです。
