2025年5月22日、アステリアは「Asteria Partner Summit 2025」を会場とオンラインのハイブリッド形式で開催し、合計で1,600名を超えるお申込みとなりました。会場のホテル雅叙園東京には、Award受賞企業を中心とした178名のパートナーの皆さまをご招待いたしました。
当日は、ASTERIA WarpとPlatioのビジネスアップデートやプロダクトアップデートの紹介、新製品の発表もありました。他にもパートナー企業様が製品導入プロジェクトの成果を発表して最優秀プロジェクトを決めるプレゼン対決や、アワード受賞の発表、盛り上がりを見せた懇親会まで――
本レポートでは、アステリアとパートナー企業様の特別な1日を余すことなく振り返ります。
長年、本イベントの会場として利用しているホテル雅叙園東京は、創業90年を誇り、歴史的建造物と華麗な芸術品に触れられる唯一無二でラグジュアリーなホテルです。館内は2,500点もの日本画や美術工芸品に彩られ、絵画や工芸に詳しくなくても一目で「すごい」と思わせる絢爛な装飾美の数々がプレミアムな雰囲気をもたらし、本イベントにふさわしい特別感を添えてくれました。
次のパートでは、当日のスケジュールに合わせて振り返り、イベントの様子を詳しくお伝えしてまいります。
常務執行役員ELGグループ管掌 熊谷 晋よりご挨拶。昨年度の実績、今年度の事業方針とパートナーエコシステムを推進していく組織体制についての説明がありました。
ASTERIA Warpプロダクトマネージャーの東海林 賢史より、18年連続シェアNo.1(※)を獲得し、シェア率がさらに上がったことが発表されました。あわせて、パートナー様との共同プロモーションにも触れ、感謝の意もお伝えしました。また、新製品「ASTERIA Warp Cloud」のリリースによるiPaaS市場への参入を発表。
(※)出典:テクノ・システム・リサーチ「2024年ソフトウェアマーケティング総覧 EAI/ESB 市場編」
研究開発本部 第1研究開発部 部長 一刀 卓より、ASTERIA Warpの最新バージョンについて紹介がありました。Java21への対応完了をはじめ、今後の機能アップデート内容が共有されました。
株式会社ニックス様、トーテックアメニティ株式会社様、パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社様(写真左から順)がファイナリストとして選ばれ、各社代表によるプレゼンがありました。どの企業のプレゼンも独創性があり、会場の皆さまが深く聞き入っておられる様子が印象的でした。
Excelや手書きの管理簿など、ほぼ手作業で行われていた業務をASTERIA Warpによって自動連携し、年間で4,986時間もの業務削減を達成するという大きな成果が紹介されました。これにより担当者に時間的な余裕が生まれ、レポートの質も向上。さらに、ミスが許されない状況からくる心理的な負担も軽減されるなど、業務効率、働きやすさの両面で改善を実現しています。
また、登壇されたお二人の絶妙な掛け合いも印象的で、ユーモアを交えたテンポの良いプレゼンテーションに、会場からは笑いと共感の声があがる一幕も見られました。実務に即したリアルな課題と、その解決の過程を明るく楽しく伝えてくださったことで、会場全体があたたかく盛り上がるセッションとなりました。
本セッションでは、プロジェクトの内容を対話形式でご紹介いただきました。まるでお悩み相談のような和やかな雰囲気のなか、業務上の課題とその解決策がわかりやすく語られ、参加者の共感を呼ぶ内容となっていました。担当者役の登壇者が、事例企業のジャンパーを着て登場するという演出が印象的でした。
システム全体がASTERIA Warpによって連携されており、業務の基盤を支えていることが紹介されました。この事例は今後のモデルケースとして、大企業はもちろん、中小企業における定型業務の省力化・効率化にも活かしていきたいという展望も語られ、未来へとつながるプレゼンテーションとなりました。
最後には、中部地方の方言にちなんで「えびふりゃあ」になぞらえた「あすてりゃあ」と親しまれる存在を目指していきたい、というユーモアも飛び出し、会場の空気が和らぐ場面も見られ、リアルさと親しみやすさを感じられる引き込まれるセッションでした。
他2社が2名体制での登壇だったことを受けて、「私はR-1スタイルでいかせていただきます!」というユーモアあふれるひと言から始まった本セッション。冒頭から会場の空気を和ませる軽快なスタートで、オーディエンスの笑顔を引き出していました。
メインフレームからの脱却、そして基幹システムの全面刷新という大きなテーマに対し、お客様とのやり取りを一人二役で演じながら、現場での苦労や工夫をわかりやすく再現。ASTERIA Warpを活用して全機能を実装し、1つのシステムで完結する構成を目指すという技術的な挑戦も、具体的に語られました。
さらに、プロジェクトの裏側で発生したトラブルや試行錯誤についても語られ、単なる成功事例ではなく、リアルなプロジェクトが垣間見える共感度の高い内容で、「一人舞台」で魅せる印象的なプレゼンテーションでした。
Platioプロダクトマネージャー 大野 晶子により、売り上げが1.6億円を超えたことや市場動向、最新事例を紹介。今後の取り組みや方針、リニューアルしたPlatio Oneのラインナップなどを発表しました。
研究開発本部 第2研究開発部 部長 中村智史より、ラベルフィールドやクイックアクションといった新機能の説明や、Platio Oneのリニューアル内容と今後追加予定の注目機能を紹介しました。
そしてマーケティング本部 本部長 東出武也からは、Platioビジネスをさらに拡大させるPlatioブランドでの新製品を発表、デモも披露し、非常に高い関心を集めました。
シーバイエス株式会社様が「清掃業界特化のモバイルアプリプロジェクト」で受賞。アプリ概要から導入効果、今後の展望までを丁寧にご説明いただき、現場での運用課題や工夫にも触れた実践的なプレゼンに、多くの共感と関心が集まりました。
代表取締役社長CEO 平野洋一郎から昨年度、ASTERIA Warp / Platioのビジネスに大きく貢献いただいたパートナー企業様を表彰し、盾の授与を行いました。受賞されたパートナー企業様に授与される盾は小国杉で作られ、木の温かみの感じられる特別仕様となっています。
Platioを用いたソリューションの構築・展開、セミナーなどの企画運営に取り組んだ販売・開発パートナー企業様に贈られます。2025年度はSCSK Minoriソリューションズ株式会社様、シーバイエス株式会社様の2社が受賞されました。
SCSK Minoriソリューションズ株式会社
取締役 専務執行役員 産業・金融ビジネスユニット長
和氣 茂さま
シーバイエス株式会社
取締役 髙野 正男さま
Platioを用いたプロジェクトで最も優れたソリューションを開発したパートナー企業様に贈られます。2025年度はシーバイエス株式会社様に賞が贈られました。
シーバイエス株式会社
商品開発本部 本部長
田谷 浩史郎さま
Platioの年間販売実績第1位のパートナー企業様に贈られます。2025年度は株式会社エネコム様が受賞されました。
株式会社エネコム
取締役社長 岡部 恵二さま
ASTERIA Warpを用いたソリューションの構築・展開をしたパートナー企業様や、ASTERIA Warpをテーマとしたセミナーなどの企画運営に取り組んだ販売・開発したパートナー企業様、ASTERIA Warpと連携可能な自社製品を持つパートナー企業様に贈られます。2025年度は株式会社SI&C様、NECソリューションイノベータ株式会社様、リコージャパン株式会社様の3社が選ばれました。
株式会社SI&C
Corporate Officer Management Strategy Group Group Leader
増田 航太さま
NECソリューションイノベータ株式会社
執行役員 兼 DXサービス事業部門長
山本 淳さま
リコージャパン株式会社
執行役員 デジタルサービス企画本部 副本部長
服部 伸吾さま
ASTERIA Warpを用いたプロジェクトで最も優れたソリューションを開発したパートナー企業様に贈られます。Project Awardのプレゼンテーションにて、プロジェクトの内容をユーモアを用いて分かりやすく、また裏話も交えながら発表し多くの共感を集められた、パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社様が受賞されました。
パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社
データ&アナリティクスソリューション本部 アナリティクスプラットフォーム事業部 EAIソリューション部
宮前 陽充さま
ASTERIA Warpの年間販売実績第2位のパートナー企業様に贈られます。2025年度はパナソニック インフォメーションズシステムズ株式会社様が受賞されました。
パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社
代表取締役 社長執行役員 阿部 裕さま
ASTERIA Warpの年間販売実績第1位のパートナー企業様に贈られます。2025年度はSCSK株式会社様が受賞されました。
SCSK株式会社
業務役員 ITインフラサービス事業グループ
ITインフラ・ソフトウェア事業本部 本部長 冨永 剛さま
受賞されたパートナー企業の皆さま、おめでとうございます!
現地では、NECソリューションイノベータ株式会社 執行役員 兼 DXサービス事業部門長 山本淳さまの乾杯の挨拶で懇親会がスタート!
とても賑やかな雰囲気で、美味しいお料理とともに会話も弾んでいる様子があちこちで見られました。
Awardに投票してくださった方を対象とした抽選会も開催され、豪華な景品に大盛りあがり!この景品はどれもユーザー企業様の製品となっております!!
本イベントの中締めとして、株式会社SI&C Corporate Officer Chief Account Executive 兼 Consulting Unit Unit Leader信國 泰さまにご挨拶をいただきました!
その後、会場全体で一本締めが行われ、参加者の皆さまの間に一体感が生まれて和やかな雰囲気の中、イベントは終了しました。
お帰りの際には、お土産にASTERIA Warpユーザーである株式会社ブルボン様のお菓子を詰め合わせたギフトセットをお渡しいたしました。
「Asteria Partner Summit 2025」終了後にアンケートを行った結果、どのセッションにおいても非常に高い満足度をいただきました。
特に発表された新製品やAIへの関心が非常に高く、「今後の展開が楽しみ」とポジティブな反応が多数寄せられました。
パートナー企業様とアステリアのつながりを改めて感じられる1日となりました。会場にご来場いただいた皆さま、またはオンラインでご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
本イベントがパートナー企業様同士のつながりをさらに深めるきっかけとなっていれば幸いです。今後とも、パートナー企業の皆さまと共に歩んでまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
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