こんにちは。アステリアのナガタです。
クラウドサインとASTERIA Warpで契約業務を自動化する「クラウドサイン連携テンプレート(サンプル版)」がリリースされたので、さっそく試してみました。
クラウドサインとは、弁護士ドットコム株式会社が提供する日本初のWeb完結型クラウド契約サービスです。契約書を電子化することで、ペーパーレスな契約が可能になるので、契約書に何度も印鑑を押す必要も、「あれ、あの契約書どこだっけ?」なんてことも、もうありません。これはとっても便利!
そんなクラウドサインはASTERIA Warpとの相性もバツグン!
クラウドサインにある豊富なAPIを使って、ASTERIA Warpで契約業務の自動化ができるんです!
そして、今回ご紹介するテンプレートを使えばクラウドサインの書類作成やファイルをダウンロードするフローが、ナビゲーション画面に沿って必要事項を設定するだけでとっても簡単に作れちゃいます。
テンプレートは「契約書類作成テンプレート」と「契約書類ダウンロードテンプレート」の2種類!
早速使い方を見てみましょう。
まずはテンプレートのインポートからですね。ASTERIAの技術情報サイト「ASTERIA Developer Network(ADN)」に掲載されている「cloudsign.zip」というファイルをダウンロードします。
次に、フローデザイナーの「ファイル」メニューから「テンプレートのインポート」を選択します。
ファイル選択ダイアログが出てくるので、先ほどダウンロードしたファイル(cloudsign.zip)を選択します。
これで無事にインストール出来ました!契約書類の作成とダウンロード、ちゃんと2種類ありますね。
さっそく新しいプロジェクトを作成していきます。
「プロジェクト作成」ウィンドウにクラウドサインのテンプレートが2つ追加されています。左側が契約書類作成テンプレート、右側が契約書類ダウンロードテンプレートですね。
それではテンプレートを使っていきましょう。
このテンプレートでは、契約書類の作成から宛先に確認依頼メールを送信するところまでの処理フローが簡単に作れます。
API利用設定を登録!
クラウドサインの管理画面で発行したクライアントIDとHTTPコネクションを設定します。
入力データを登録!
書類タイトルやアップロードするファイルのファイルパス、宛先の情報などをCSV形式にまとめて設定します。
これでフローが完成!
入力データをもとに書類タイトルの設定やファイルをアップロードして書類を作成、確認依頼を宛先にメールするところまでがこのフローひとつで自動化できます。
入力データをCSVファイルではなくRDBやExcelファイルから取得したり、複数の宛先に対して書類の確認依頼を送信したり、テンプレートを独自にカスタマイズしてさらに便利に使うこともできそうですね。
続いて、契約書類ダウンロードテンプレートです。このテンプレートでは締結済み書類に紐づくファイルをダウンロードするフローが簡単に作れます。
API利用設定を登録!
「書類作成・確認依頼送信テンプレート」と同様に、クライアントIDとHTTPコネクションを設定します。
保存先フォルダを指定!
ダウンロードしたファイルを保存するフォルダを指定します。ファイルは、「ファイルID_ファイル名.pdf」という名前で保存されます。
これでフローが完成!
締結済み書類のファイルを指定フォルダにダウンロードする処理が、たったの2ステップで自動生成されました。
こちらもテンプレートをカスタマイズして、書類によってファイルの保存先を変更したり、今日締結したファイルだけをダウンロードしたり、いろいろ応用できそうですね!
テンプレート概要についてはANDサイトでも詳しく説明していますので参考にしてみてくださいね。(ADN – クラウドサイン連携テンプレート)
いかがでしたか?
クラウドサインで契約書を電子化して、ASTERIA Warpで契約業務を自動化する。
テンプレートを使えば開発工数もほとんどかからないので、らくらく自動化できますね。
業務の自動化だけでなく、自動化処理の開発も自動化できるテンプレート機能、とっても便利なのでぜひ活用してみてください!
ASTERIA Warpのプリセールや体験セミナー講師を担当しつつ技術から営業スキルまで、上司の下で日々勉強中の通称”ナガタ”です。
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