みなさん、こんにちは。
アステリアのキクチです。
なんだか秋を飛ばして冬に突入しそうな気配ですが、みなさん体調崩されたりしていないですか。
風邪はもちろんですが、今年は風疹が流行しているようですので気を付けたいですね。
さて、今回のASTERIA Warp体験記ではExperimentalで新しくリリースされた「AWS Rekognitionアダプター」を体験してみます。
実は先日、ADN(ASTERIA Warp Developer Network)にこんな記事が公開されていました。
AWS RekognitionアダプターがExperimental Buildでリリースされました
なぬ!新しいアダプターがリリースされたとな!!
それは、キクチが体験しないわけにはいかない!
ということで、今回はAWS Rekognitionアダプターの体験です。
(なんか最近このパターン多いな…)
“画像分析と動画分析をアプリケーションに簡単に追加できるサービス。
APIが用意されているので、画像/動画を与えるだけで対象物、人、テキスト、シーン、アクティビティ、それに不適切なコンテンツまで検出します。“
今回AWS RekognitionアダプターのExperimentalで追加されたコンポーネントは3種類。
AWS RekognitionImageModerationコンポーネント 画像をアダルト分類スコアの値でフィルタリングします。 |
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AWS RekognitionOCRコンポーネント 画像から画像に含まれる文字列を取得します。 |
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AWS RekognitionTagImageコンポーネント 画像から画像にマッチするタグと、そのタグに当てはまる確率を取得します。 |
今回は画像分析サービスに対する機能が追加されたんですね!
では早速試してみます。
今回利用したのは「AWS RekognitionOCRコンポーネント」。
画像から文字列を取得してくれます。
残念ながらAWS Rekognitionではまだ日本語の解析には対応していないそうですが、
こんな画像から文字列を拾えるか試してみました。
キクチの手書きです。
意味は
「みなさんいかがおすごしですか。
ASTERIA体験記毎月更新していきますので
みなさんぜひご覧ください!」
果たしてAWS Rekognitionはキクチの希望を込めた文章を読み取ってくれるのでしょうか…?
フローはこんな感じです。
AWSのサービスなので通常はLambdaコードなどをコーディングしなければならないところですが、フローで作ってしまえばこれだけです。
しかも今回は画像解析だけでなく、帰ってきた文字列の整形まで行っているのですがコンポーネントは5個で済んでしまいました。
とてもお手軽ですね。
フローの作成時間は接続確認含めても5分かかっていないです。
(テキトーなわけではないですよ!汗)
実行してみると、、、
うーん、概ね読み取ってくれていますね!
欠けてしまっている部分は書き手の気持ちが足らなかった部分なんでしょう。。。
ちなみに、AWS RekognitionOCRコンポーネントでは読み取った文字列だけではなく、
取得した文字列に対する信頼度(適合率)や、文字列の座標、幅や高さなども出力してくれます。
座標から文字列の位置も計算できるので、どこに何が記載されるかフォーマットの決まった帳票などであればpdfなどであっても記載された内容をデータとして扱えるかもしれませんね!
いかがでしたか。
今回は、AI/機械学習のサービスに対してもASTERIA Warpが簡単につながることがわかりましたね。
まだ業務で活用するには時間がかかるかもしれませんが、ASTERIA WarpはAI/機械学習といった最新のサービスに対しても接続先が広がっています。
続々と追加される新アダプターでどんどん便利になるASTERIA Warp。
新しいアダプターが出る度に出来るだけ試したいなーと思っているのですが、正直追いつかない!(汗)
うれしい悲鳴ですね。
でも皆さんの代わりにキクチが頑張って体験していきますので、使い方などぜひ参考にしてくださいね。
みなさんもつないでみたい、興味のあるサービスなどあれば、ぜひASTERIA Warpメンバーに教えてください。
次の新アダプターはあなたからの声で決まるかもしれませんよ!
今回のフローはこちらからダウンロードしてお使いいただけます↓
ASTERIA Warpのプリセールスエンジニア&体験セミナー講師。関係各所から舞い込んでくるASTERIA Warpに関するご依頼になんとか応えながら日々鍛えてもらっています!
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