こんにちは、RPA担当ナガタです。
今年も引き続き社内業務を自動化していきます!
新年一発目は営業事務作業の自動化!
営業事務とは言っても見積書作成や予定管理などではありません。
今回自動化したのは「体験セミナーの環境作成」です。
アステリア では、ノーコードのデータ連携を実際に体験いただける「ASTERIA Warp 体験セミナー※」を毎月3回ほど定期開催しています。このセミナーではASTERIA Warpのフロー開発を一人一台のPCを使ってハンズオン形式て体験していただけます。
※ASTERIA Warp 体験セミナーは、現在WEBセミナーでの開催のみ受付中です。
セミナーでは参加者様にご利用いただくASTERIA Warpの環境を「さくらインターネット」様のクラウドプラットフォーム「さくらのクラウド」を使ってご用意しております。
そしてこのサーバー作成・セットアップを、現在、営業事務のNさんにすべてお願いしています。
具体的には、セミナーの前日に25~30台分のサーバーを作成し、環境の初期設定後、リモートデスクトップ接続するための情報をExcelファイルにまとめてセミナー担当者にメールするという作業です。
そしてセミナー終了後にはサーバーを削除する作業もあり、これらの作業に毎月5~6時間程度費やしています。
Nさん「セミナーの環境作成、自動化できたら楽だな~。」
ナガタ「お任せください!」
RPA担当として見過ごすわけにはいきません!
さくらのクラウドではWebAPIを公開しているので、そちらを利用します。
セミナーの開催日情報は社内でセミナー情報を共有している「Googleカレンダー」から取得し、セミナー開催日前日にサーバーを作成します。
セミナー担当者への連絡は「Slack」へ通知するようにし、サーバーへの接続情報は「Googleスプレッドシート」で共有してみたいと思います。そしてセミナーが終わったらサーバーを削除します。
こんな流れで作っていきます。
作ったフローがこちら↓
「予定確認」では、Googleカレンダーアダプターを使用してセミナー情報を取得しています。セミナーがない場合はフローを終了、セミナーがある場合にはサーバーを作成します。
「サーバー作成」では、台数や構成を指定してWebAPI経由でサーバーを作成します。
ここではRESTコンポーネントを5つ使用しています。
RESTコンポーネントを複数使う場合には、URLやユーザー名、パスワードを設定したHTTPコネクションを作成して設定すると便利です。
「Slackに通知」ではサーバー情報を記載したスプレッドシートのURLなどをSlackのセミナー関連チャンネルに投稿します。Slackに投稿するSlackPostコンポーネントはASTERIA Warpの新バージョン「1812」で追加されました。
(参考:Slackにつないでメッセージをらくらくポスト!~Slackアダプターを使ってみた~)
※データはサンプルです
「サーバー削除」では、Googleカレンダーから取得したセミナー開催情報をもとに、セミナー終了時刻の数時間後に、WebAPI経由でサーバーを削除するフローを呼び出しています。
これでNさんの環境作成業務はすべて自動化できました!
ナガタ「Nさん!次回のセミナーから環境作成する必要ありません!」
Nさん「あら、ほんと?ありがた~い。」
- 「自動化によってサーバー作成時の設定ミスやセミナー後サーバー消し忘れなどの心配がなくなり、ほかの業務をより集中して取り組めるようになりました。」
実は、このフローを応用してクラウド評価版「手ぶら de ASTERIA Warp」でも同様にサーバー環境作成や利用案内メールの送信をASTERIA Warpで自動化しています。
ASTERIA Warpに任せられる業務は、どんどん自動化してしまいましょう!
ASTERIA Warpのプリセールや体験セミナー講師を担当しつつ技術から営業スキルまで、上司の下で日々勉強中の通称”ナガタ”です。
ASTERIA Warp製品の技術情報やTips、また情報交換の場として「ADNフォーラム」をご用意しています。
アステリア製品デベロッパー同士をつなげ、技術情報の共有やちょっとしたの疑問解決の場とすることを目的としたコミュニティです。