こんにちは、製品技術部 えのもとです。
昨年末にリリースされたASTERIA Warpの新バージョン「1812」では、SlackアダプターやLINEアダプターといったチャットツールとのメッセージ連携アダプターが追加されましたが、今回クラウド型ビジネスチャットツールの「Chatwork」と連携する3つのフローテンプレートをリリースしました。
Chatworkにメッセージを投稿 | Chatworkへメッセージを投稿します。 | |
Chatworkへタスクを追加 | Chatworkへタスクを追加します。 | |
Chatworkのタスク一覧を取得 | Chatworkからタスクの一覧を取得します。 |
Chatworkといえば他のチャットツールと違い、チャット機能だけではなくタスク管理機能があることが特長ではないでしょうか。フローテンプレートでもメッセージ投稿に加えてタスクを追加/取得するテンプレートが用意されています。
今回はこのChatworkとの連携を行うフローテンプレートの利用手順をご紹介します。
まずは、Chatwork APIを使うときに必要になるAPIトークンを取得しておきます。
フリープラン・パーソナルプランの場合はChatwork画面右上の「利用者名」から「API設定」をクリックし、「API Token」画面でAPIトークンの発行や表示ができます。
投稿先のチャットのルームIDも確認しておきましょう。
今回はチャット画面のURLから確認しました。
投稿するメッセージを記述したテキストファイルの用意ができたら事前準備は終了です。
フロー作成ダイアログで「Chatworkにメッセージを投稿」を選択します。
事前に準備した内容をナビゲーションに従って設定し完了です。
作成されたフローがこちら↓
「Start – FileGet – Mapper – REST – End」
だけというシンプルなフローが作成されました。
ウィザードで設定した内容もそれぞれのコンポーネントに反映されています。
では、実行してみましょう。
フローで読み込んだテキストファイルのメッセージがチャット画面に投稿されています!!
APIトークンとルームIDはそのまま利用し、加えてタスクをアサインする担当者のアカウントIDを確認しておきます。
今回は自分にアサインするのでChatwork画面右上の「利用者名」から「動作設定」を開き、「アカウント情報」内に記載の自分のアカウントIDを確認しておきます。
「タスクの内容」、「タスクの期限」、「アサインする担当者のアカウントID」の3フィールドで構成されるCSVデータを用意して事前準備は完了です。
フロー作成ダイアログで「Chatworkへタスクを追加」を選択します。
事前に準備した内容をナビゲーションに従って設定していきます。
作成されたフローがこちら↓
こちらも「Start – RecordGet – Mapper – REST -End」とシンプルなフローです。
では実行してみます。
CSV形式で記述した2件のタスクが登録できました!!
Chatworkと連携する専用アダプターはありませんが、標準機能のRESTコンポーネントを利用することで、Chatwork API経由で連携するフローを簡単に作成することができます。
テンプレートを利用することでAPIのエンドポイントやHTTPメソッド、パラメーターなどのリクエスト情報が自動でセットされるので簡単にフローを作って動作を確認することができました。
テンプレートで使用している以外のAPIやパラメーター、メッセージ記法についてもオンラインドキュメントで公開されているようなので、自動生成されたフローを参考にいろいろと試してみてはいかがでしょうか。
ちなみにバージョン「1812」でリリースされたフローテンプレートですが一つ前のバージョン1806でも利用できます。
テンプレート広場からダウンロード可能ですのでぜひご活用してくださいね。
メッセージ連携もSlack、LINE、Chatworkと増えてきました。他のチャットツールについてもご要望がありましたらぜひ、ご連絡ください!
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