2024年7月12日

マンガでわかる生成AI【第6話】メールを書いてみる

一人暮らしを始めたばかりの沙織の心強いパートナーは「生成AI」!? 日常や仕事で起きるさまざまなピンチを、生成AIと共に乗り切れるのか!? 「ChatGPT」などでおなじみの生成AIを使いこなすためのヒントをマンガで解説します。

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(企画・原作:森一弥 作画:佐倉イサミ

マンガで分かる生成AI【第7話】に続く・・・ 前回のお話はこちら

キーワード解説

漫画の原作者である、アステリア株式会社 ノーコード変革推進室 エバンジェリストの森が、今回のお話の概要や会話に登場したキーワードについて簡単に解説します!

メールの連携
メールの文面作成は普通にプロンプトで作成してコピペして使うことは可能だが、最近は様々な連携が進んでいる。例えば Google Gemini は許可を与えれば Gmail の内容を参考にした回答ができるようになっている。

試行錯誤
チャット形式で提供されることが多いLLM(大規模言語モデル)のサービスは、セッション中の内容を踏まえた会話が可能。一度のリクエストで期待した答えが返ってこなくても、何度かのやり取りで期待した答えに近づいていくことも。

トト先生の生成AI塾

今回はメールの話じゃったの。
ふむ。メールの文面作成は地味に時間かかるからの。数も多ければだいぶ生成AIで効率化できるかもしれんの。何なら出すところまでやってくれても良さそうじゃったが。
技術的にはできそうじゃがの。場合によては失礼な文面になる可能性も捨てきれないので、文面の確認を行ってから実際の送付を行ったほうが良いじゃろうな。
そうじゃな。ただひたすらにコピペしていくというのも芸がないのでは?
例えば自動的に送付する前に確認のプロセスを入れるのはできるじゃろうし、別の生成AIでチェックするというのもある。いろんな役割や機能をセットしたAIをエージェントというのじゃが、このエージェントを人に見立ててお互い会話させて問題に取り組むというのもやり方としてはあるぞ。
『マイ◯リティ・リポート』のプリコグや『エ◯ァンゲリオン』のMAGIみたいじゃの〜。

原作者のオマケ裏話

先日、とある企業の社長さんとお話する機会がありました。比較的高齢の社長さんでしたが、お仕事柄、海外のビジネスパートナーとやりとりすることが多く、最近は生成AIでメールの文面を作ってもらっているとのこと。単に翻訳ツールの代替というわけではなく、自分や相手のプロフィールやこれまでのやり取りなどを指示してから文面を作ってもらっているそうです。相手からは今までで一番完璧な文章だったと言われたのだとか。

年齢や職種にかかわらず、積極的に新しい技術を使ってみようという姿勢や、やり方を工夫しているのも尊敬できますよね。

私のXアカウントではマンガの裏話や日々のつぶやきも更新中です。
また、小学館ダイム公式サイト「@DIMEアットダイム」でも生成AIに関するコラムを連載しています。第3回目のテーマは「自分でも始められる!自社用にカスタマイズしたAIチャットツールの作り方」。

お時間のある方はぜひチェックしてみてくださいね。

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この記事を書いた人
森 一弥 アステリア株式会社 ノーコード変革推進室 エバンジェリスト。 2012年よりインフォテリア(現アステリア)勤務。2017年3月までは主力製品「ASTERIA WARP」のシニアプロダクトマネージャーとしてデータ連携製品の普及に務め、特に新技術との連携に力を入れる。 ブロックチェーン技術推進の一環として実証実験やコンサルティングなどを実施。ブロックチェーンを活用した株主投票では特許を取得。またブロックチェーン推進協会(BCCC)では技術応用部会を立ち上げ、技術者へブロックチェーンアプリケーションの作り方を啓発している。現在はAIやIoTなど先端技術の調査、普及啓発に努めている。