SharePointといえば、マイクロソフトが提供するグループウェアで、Office365の裏側でも使われている製品です。
今回は、このSharePointにつないでみました。
やりたいことは以下の図のようなイメージです。
日本各地からExcelで集まってくる営業報告をSharePointに登録、全てが承認されると、まとめの資料を自動で作成し、タブレット、モバイル端末に配信します。
ExcelをSharePointに登録、ワークフローによる承認を通すところまでは、SharePoint自体の説明になってしまうので、ここでは省略します。
承認されたExcelファイルは、設定した承認済みのフォルダに登録されるように 予め設定しておきます。
さて、ここからがASTERIA Warpで連携する部分となりますが、連携方法にはいくつかの方法が有ります。
それを簡単にまとめてみたものが以下の図です。
今回はWebDavでの接続をするフローを作ってみました。
SharePointへWebDavでアクセスする方法は、RESTコンポーネントを使う方法もありますが、実は普通のファイルアクセスと同様に扱うことができます。
承認済みのファイルが全て揃っているかをファイル数でチェックして、全て存在していれば先に進みます。
取得したExcelからデータを引き出し、HTMLを作成するところはサブフローでやっていますが、普通に取得したものをVelocityコンポーネントを使ってHTMLを作りました。
できあがったHTMLはZIPで圧縮してモバイルコンテンツ管理を行う弊社のサービス「Handbook」に転送します。
できあがったこのフローは定期的に実行するトリガーを仕込んでおけば、SharePointで承認されたものが自動的にタブレットで閲覧可能なファイルになるという仕組みです。
WebDavで接続する際の注意点として、実行ユーザーには気をつける必要が有ります。
ASTERIA WarpをWindowsのサービスで起動している場合は、Windowsの「コントロールパネル>管理ツール>サービス」から「ASTERIA Warp Flow Service」の実行ユーザーをWebDavのアクセス権のあるユーザーに設定しておきます。
できあがったHTMLのイメージは以下の様なものです。
HTMLなので、作ろうと思えば様々なインタラクティブなコンテンツを作ることができます。
Google Chart APIを使って3ヶ月分の地域別、業種別の売上情報をまとめた資料を作ってみました。
今回作成した内容を動画にしてみました。
ASTERIA Warpを使ったSharePoint連携のメリットとしては・・・
- 承認済みのコンテンツから自動でまとめ資料を作成できる(既存業務は変えずに運用できる)
- Handbookを使えばSharePointだけでは実現できない、オフラインでも閲覧可能な資料を作成できる
- SharePointだけのデータではなく、オープンデータや他のサービスとの連携も容易に出来て、マッシュアップによる価値向上が可能
こんな感じでしょうか。
SharePointとの連携、一見大規模連携になりそうですが、ASTERIA Warpであれば結構手軽にできますよ。
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