俗にいう「マイナンバー法」はメディアでも多く取り上げられ、個人に割り当てられた番号が全員に配布されるということで、ほとんどの方が耳にしたことがあるのではないでしょうか。
このマイナンバー法では、個人に番号が振られるだけではなく、「法人番号」というものもあり、1法人に1番号が振られることになっています。
そして、この法人番号はインターネット上で公開されるので、誰でも閲覧可能になります。またRESTのAPIも用意されています。
本稼働は2015年12月からとのことですが、検証環境は申請すれば事前に使うことができるということで、今回はこの法人番号に一足先につないでみたいと思います!
用意されているAPIは2つ。
ひとつ目は、法人番号を渡すと、その企業の詳細情報と変更履歴が返ってくるもの。
もうひとつは期間を指定すると、その期間に変更された情報をすべて返してくれるものです。
前者は法人番号がわかっている前提ですので、今回は後者を利用してみます。
そんなわけで、作ってみたフローがこちら。
XMLで取得した法人番号と、その法人名、住所等の情報をDBに格納します。
指定した期間に変更された法人情報が全て取得できるので、繰り返しにしています。
また、1つの法人について、途中で処理を3つに分岐しました。
返されるデータの中に、変更の内容を示すコードが入っています。
01だと新規に登録された法人、99は削除された法人、他にも番号によって、住所が変更されたものや、名称が変更になったものがわかる仕組みになっています。
ASTERIA WarpのRDBPutコンポーネントがうまい具合にやってくれるので、新規の追加も1つにまとめられますが、今回は見た目のわかりやすさのために分けてみました。
実際に運用しようと思った場合、コードによっては企業が吸収合併した場合などもあるようですので、ものによって複雑な処理が発生しフローの分岐が必要になることが想定されます。
DBへの格納結果がこちら。
法人番号と、企業名、住所などの情報が取得できました。
なお、執筆時点ではテスト環境のみの公開ですので、データもダミーが入っていました。
このフローを定期的に実行することで、企業内の取引先マスターを自動的に更新していくような使い方もできますよね。
ASTERIA Warpであればそんなマスターデータ管理の仕組みもアイコン並べるだけで作成できてしまいます。
ぜひ試してみてはいかがでしょう。
ASTERIA Warpシリーズ担当のシニアプロダクトマネージャー。ホワイトペーパーの執筆のほか、開発経験を活かしたASTERIA Warpを使ったデモ作成等を実施。
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